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【舩越園子コラム】喧噪のなかで…連覇逃した松山英樹の“変化”
【舩越園子コラム】喧噪のなかで…連覇逃した松山英樹の“変化”
配信日時: 2015年6月8日 03時09分
「十年一昔」と言うけれど、昨年のメモリアル・トーナメントを思い出しながら今年のメモリアル・トーナメントを眺めていたら、10年どころか、わずか1年前が「一昔」前に感じられた。
打球事故で流血…不安げな表情を浮かべる松山英樹
昨年大会で松山英樹と勝利を競い合い、最終日の後半に崩れて敗北したのは、バッバ・ワトソンやアダム・スコットだった。だが、今年のミュアフィールドビレッジに彼らの姿はなく、見慣れない名前ばかりが続々とリーダーボードに浮上し、勝利を掴んだのは、無名のスウェーデン人、デビッド・リングマースだった。
注目選手の顔ぶれも様変わりした。「次なるジョーダン・スピース」と呼ばれ、注目を集めていたのは22歳のパトリック・ロジャース。2年前のジョーダン・スピース同様、米ツアーに出場できる保証も資格も何一つないままプロ転向。推薦頼みの綱渡りで今年から米ツアーに挑み始め、先月のウエルズ・ファーゴ選手権2位タイ、そして今大会では40位に食い込み、出場わずか9試合でスペシャルテンポラリーメンバーになった。
今季ルーキー、24歳のザック・ブレアは、子供のころからの夢だったタイガー・ウッズとの同組ラウンドが今大会3日目についに実現し、子供のような笑顔をたたえながら18ホールを回った。
その日、憧れのウッズは絶不調のどん底で、自己ワーストの「85」を叩き、最下位に転落。しかし、ブレアは「それでもタイガーはナイスだった」「それでもタイガーと一緒にプレーできて夢のようだった」とホールアウト後も興奮していた。
打球事故で流血…不安げな表情を浮かべる松山英樹
昨年大会で松山英樹と勝利を競い合い、最終日の後半に崩れて敗北したのは、バッバ・ワトソンやアダム・スコットだった。だが、今年のミュアフィールドビレッジに彼らの姿はなく、見慣れない名前ばかりが続々とリーダーボードに浮上し、勝利を掴んだのは、無名のスウェーデン人、デビッド・リングマースだった。
注目選手の顔ぶれも様変わりした。「次なるジョーダン・スピース」と呼ばれ、注目を集めていたのは22歳のパトリック・ロジャース。2年前のジョーダン・スピース同様、米ツアーに出場できる保証も資格も何一つないままプロ転向。推薦頼みの綱渡りで今年から米ツアーに挑み始め、先月のウエルズ・ファーゴ選手権2位タイ、そして今大会では40位に食い込み、出場わずか9試合でスペシャルテンポラリーメンバーになった。
今季ルーキー、24歳のザック・ブレアは、子供のころからの夢だったタイガー・ウッズとの同組ラウンドが今大会3日目についに実現し、子供のような笑顔をたたえながら18ホールを回った。
その日、憧れのウッズは絶不調のどん底で、自己ワーストの「85」を叩き、最下位に転落。しかし、ブレアは「それでもタイガーはナイスだった」「それでもタイガーと一緒にプレーできて夢のようだった」とホールアウト後も興奮していた。