チップイン3回などで裏街道から急浮上！ 強風のなかセキ・ユウティンを支えた『ミスしても大丈夫よ』精神 | ALBA.Netのゴルフニュース

＜JLPGAクォリファイングトーナメント 最終ステージ 2日目◇1日◇葛城ゴルフ倶楽部　宇刈コース (静岡県)◇6412ヤード・パー72＞

初日46位と出遅れたセキ・ユウティン（中国）が、平均ストローク「75.5729」と多くの選手がスコアを落とす強風のなか、この日のベストスコアとなる「69」をマーク。裏街道（10番スタート）から一気の猛攻で、トータル3アンダー・4位タイまで順位を上げた。

チャイナドレスを着たキュートなユウティン【写真】

「風が強くてピン位置も簡単じゃない。しっかりマネジメントをしてから打ちました」と、一球一球丁寧なプレーを心がけて来季出場権獲得に前進した。「グリーンで3回くらいボールが動いた」というほどタフなコンディション。そのなかでも「風が一定ではないし、きょうはみんな同じミスをするはず。『ミスしても大丈夫よ』と言い聞かせて、落ち着いて自分をコントロールしていきました」と努めて冷静にプレーを続けた。

「多すぎて覚えてない（笑）」と奪ったバーディは7つ（4ボギー）。もともと強風と予報されていたこともあり、集中力が切れそうな場面でも「その状況を想定して準備ができていました」と崩れる気配もみせない。むしろ「出遅れていたので、逆にチャンスだと思いながらプレーしました」というポジティブ思考を貫き、実際その通りの結果を導いた。

12番で20メートル以上のバーディパットを決めたり、前半の16番と3、7番で3つのチップインバーディを奪うなど神がかり的なプレーも連発。これで残り2日間を有利に進めることができる。