原英莉花が見せた左手の改善 グローブ装着であえて“鈍感”に【辻にぃ見聞】
新型コロナウイルス感染拡大の影響により無観客で行われた“日本一の女子ゴルファー決定戦”「日本女子オープン」は原英莉花の優勝で幕を閉じた。今季2度のトップ10こそあるものので、そのポテンシャルからは物足りないともいえる成績だった21歳は、なぜ大舞台で2位以下に4打差をつける圧勝劇を演じることができたのか。上田桃子らを指導しており、今大会では松森彩夏のキャディを務めた辻村明志コーチが解説する。
ポイントは下半身 躍動感あふれる原英莉花のドライバースイング【連続写真】
■コースがドンピシャ 持ち味を生かせる調子の良さも
今回の舞台となったザ・クラシックゴルフ倶楽部の総距離6761ヤードは大会史上最長の設定。400ヤード超えのパー4が5ホール、パー5も3つが500ヤードオーバー、特に15番は580ヤードを誇った。これには辻村氏も、「伸ばすパー5ではなく、耐えるパー5でした」と振り返る。事実、4日間の15番ホールの平均スコアは5.1223だった。
加えて総距離の長さがあるからと言って、ラフが短いわけでもない。「7番アイアン以上の番手だと苦しくなる」としっかり長さがあり、ひとたび入れてしまえば行く手を阻む。ただし、過去何年かの女子オープンで見られたようなサディスティックなほどではなかった。ここが“キモ”だった。
「原さんほどの飛距離であれば、ラフに入れても8番以下の番手を握ることが必然的に多くなる。そうすればラフからでもパー、さらに言えばチャンスにつけられるところもありました。もちろんフェアウェイに置くことができればバーディを狙っていける。こうしたセッティングが、原さんと合致したと言えるでしょう」
ただし、それでも曲がってばっかりではダメ。「ショットがすごくよかったですね。以前あった頭がガクンと下がるクセも抑えられていて、下半身をダイナミックに使えていました」と辻村氏が話すように、4日間のフェアウェイキープ率は80%。これは全体で5番目の数字である。“飛んで曲がらない”を地で行けたからこそ、23個ものバーディを量産できたのだ。
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