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20歳が見せたベテラン顔負けの戦術 古江彩佳に更なる伸びしろを見た【記者の目】

2020年09月21日15時56分

15番の2打目で相手を見てクラブ選択 クレバーさが光った

 

15番の2打目で相手を見てクラブ選択 クレバーさが光った(撮影:村上航)

今季初の4連戦となった「デサントレディース東海クラシック」は古江彩佳と東浩子の一騎打ちとなった。2人とも最終日はノーボギー。例年の新南愛知CCでの戦いにはあまりないバーディ合戦というよりは“ボギーを打たない”戦いに。そんなプレーオフまでもつれた一戦は、プラチナ世代に軍配が上がった。

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優勝会見で古江は言った。「後半に入って、プロ初優勝ということを意識してから緊張して体が動かなくなった」。その言葉通り、サンデーバックナインで奪ったバーディは最終18番のわずかに1つ。それも約18mの超ロングパットを決めてのものだった。

今回感じた緊張感は昨年アマチュアで優勝した「富士通レディース」ではなかったものだった。「去年は淡々というか、獲れるところで獲れていたので、攻めるだけかなという気持ちでできました」。優勝を意識せず目の前の1打に集中する。焦りもなく、周りも関係なく伸び伸びとできていた。

だが、今回は違った。同組の東との伸ばしあいになったこともあるが、「守らなければいけないけど、攻めなくてもいけない」と相手を見ながらのプレー。それはもちろん勝つ確率をより上げるため。自分がいいスコアを出すことよりも、相手よりも1打上回ることが大事なのだから。そしてシーズンという側面で見れば、賞金女王、シードなど賞金額の面も踏まえて戦わなければならない。この“勝負勘”こそ、まさに“プロ”の戦い方である。

真骨頂は15番だった。最終日の難易度は17番目と何としてもバーディを獲りたいパー5で、477ヤードと2オンも狙える距離。古江はここでティショットを右に曲げてファーストカットに入れてしまったが、前の組がグリーンでプレーして待っている間ウッドを持っていた。しかし、打つ直前でアイアンに変更。レイアップを選んだのだ。

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