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若手が大活躍の女子ツアー 「無観客だからコースが広く見えて、QT選手もビビらず振っていける」【リョウの目】
若手が大活躍の女子ツアー 「無観客だからコースが広く見えて、QT選手もビビらず振っていける」【リョウの目】
所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura
配信日時: 2020年8月18日 22時30分
開幕戦から1カ月半空いて行われた国内女子ツアーの第2戦、「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」は19歳のニューヒロイン、笹生優花が最終日に9つスコアを伸ばして優勝した。開幕戦に続き、笹生をはじめとするシードを持たない若い選手の活躍が目立った。この大会を石井理緒のプロコーチ兼キャディとして現場で見ていた栗永遼氏に話を聞いた。
「お手本はマキロイ」笹生優花の“ぶっ飛び”ドライバーショット【連続写真】
「お客さんがいないからQT選手はチャンスなんです」と栗永氏はいう。いったいどういうこと? 「QT選手たちはお客さんがいない中でスコアを出す環境にいました。普段通りだからそのままできちゃう。でもシード選手は何年もお客さんがいる中で試合をしてきたから、逆に慣れていないんです。これはモンダミンのときから思っていました」というのだ。
ここに興味深いデータがある。開幕戦の「アース・モンダミンカップ」には、シード選手が44人出場して、予選を通過したのは29人(予選通過者は56位タイまでの70人)。渋野日向子や有村智恵といった実力者も予選で姿を消している。次に「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」にはシード選手が39人出場して、予選を通過したのは23人(予選通過者は45位タイまでの55人)。ここでは上田桃子やテレサ・ルー(台湾)が予選落ちした。決勝ラウンドの半分以上の席は、シードを持たない選手で埋められていたことになる。
「笹生選手もそうですけど、2戦連続でトップ10に入った西郷(真央)選手もお客さんの前でゴルフをしていないんです。やっぱりお客さんがいないと、コースってすごく広く見える。(選手とギャラリーを区切る)ローピングもないし、お客さんが入ったらコースはもっと狭く感じるはずです」。ギャラリーがいない大会では、その雰囲気だけでなく、コースの広さも変わってくるというのだ。
「広ければ曲がってもどうなるかって考えられるから、ビビらずに振っていける。でもお客さんがいたら考えられないですよね。当てたらどうしようとも思いますし」。確かに素人目線で考えても、フェアウェイの両ワキにギャラリーがびっしり立って、自分のショットに注目されたら、いつものスイングはとてもできそうにない。
「お手本はマキロイ」笹生優花の“ぶっ飛び”ドライバーショット【連続写真】
「お客さんがいないからQT選手はチャンスなんです」と栗永氏はいう。いったいどういうこと? 「QT選手たちはお客さんがいない中でスコアを出す環境にいました。普段通りだからそのままできちゃう。でもシード選手は何年もお客さんがいる中で試合をしてきたから、逆に慣れていないんです。これはモンダミンのときから思っていました」というのだ。
ここに興味深いデータがある。開幕戦の「アース・モンダミンカップ」には、シード選手が44人出場して、予選を通過したのは29人(予選通過者は56位タイまでの70人)。渋野日向子や有村智恵といった実力者も予選で姿を消している。次に「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」にはシード選手が39人出場して、予選を通過したのは23人(予選通過者は45位タイまでの55人)。ここでは上田桃子やテレサ・ルー(台湾)が予選落ちした。決勝ラウンドの半分以上の席は、シードを持たない選手で埋められていたことになる。
「笹生選手もそうですけど、2戦連続でトップ10に入った西郷(真央)選手もお客さんの前でゴルフをしていないんです。やっぱりお客さんがいないと、コースってすごく広く見える。(選手とギャラリーを区切る)ローピングもないし、お客さんが入ったらコースはもっと狭く感じるはずです」。ギャラリーがいない大会では、その雰囲気だけでなく、コースの広さも変わってくるというのだ。
「広ければ曲がってもどうなるかって考えられるから、ビビらずに振っていける。でもお客さんがいたら考えられないですよね。当てたらどうしようとも思いますし」。確かに素人目線で考えても、フェアウェイの両ワキにギャラリーがびっしり立って、自分のショットに注目されたら、いつものスイングはとてもできそうにない。