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原英莉花のウッドはハード系なのにアイアンはやさしい 1年間戦うためのジャンボの教え

2020年05月16日08時15分

ウッドは3本だけという男子プロのようなセッティングになっている(撮影:田中宏幸)

 

ウッドは3本だけという男子プロのようなセッティングになっている(撮影:田中宏幸)

2018年にステップアップツアーで2勝し、レギュラーツアーでも初シード獲得。そして昨年「リゾートトラストレディス」で初優勝を挙げるなど年々進化し続けている原英莉花。スタッツを見ると、ドライビングディスタンス4位、トータルドライビング3位(ドライビングディスタンスの順位とフェアウェイキープ率の順位を合算)、パーオン率10位、ボールストライキング3位(トータルドライビングの順位とパーオン率の順位を合算)と軒並みトップ10に名を連ねている。そんな女子ツアーが誇るショットメーカーの今季のクラブセッティングを見ていこう。

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師匠であるジャンボ尾崎を彷彿とさせる豪快なプレーを支えるクラブは、女子プロがあまり使わないハードスペックなものがずらり。フェアウェイウッドは3Wと5Wの2本、その下には3番のアイアン型ユーティリティが入り、アイアンは4番から。「本当に男子プロ並みです」と原を担当するクラフトマンの笠原一成氏はいう。

2月の「ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン」が今季初戦となったが、その手に握られていたドライバーは『ST200X』。「リゾートトラストレディス」で優勝したときにバッグに入れていた3Wの『ST190』シリーズの後継にあたる。原本人は新ドライバーについて、「ミスヒットに強く直進性が高い」と手応えを感じている。ドライバーのシャフトは三菱ケミカルの『ディアマナ D-LIMITED』で、原がいうには「ピョンと左に返りすぎない」。昨季優勝時はフレックスXだったが、今はSを使用している。オーストラリアの3日目に同組となった米女子ツアー通算19勝のクリスティー・カー(米国)からは「彼女は球が飛ぶ。ポテンシャルは高い」と評された。

「昨シーズンの終盤に実際に試合で使っていたので、オフの調整がとてもしやすかったです。どれだけテストで打ったとしても、試合での感覚は変わってくることは往々にしてあります。さらにオーストラリアでのフィードバックもあり、良い仕上がりになっていると思います。原プロも『高い弾道で距離が出る』と言ってくれています」。(笠原氏)

ドライバーを含めてウッド類は3本のみ。「私はユーティリティが苦手」という原のバッグにウッド型のユーティリティは入ってない。これは女子プロでは希少な存在だ。それぞれのロフトはドライバーで8.5度、3Wで13度、5Wで15度と、各番手ともロフトが立っている。笠原氏は「ウッドは飛距離が出ることが大前提。他の女子プロと同じようなロフトだと吹け上がってしまうため、かなり立てています。このあたりも女子プロらしくないセッティングと言えますね」という。

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