PGAシニアツアー
国内男子シニア
60歳の芹澤信雄はチームのために「プレーヤー」にこだわる
60歳の芹澤信雄はチームのために「プレーヤー」にこだわる
所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura
配信日時: 2020年3月16日 06時03分
2月下旬から3月にかけて、国内女子ツアー「ヤマハレディース」が行われる名門・葛城ゴルフ倶楽部の練習場には9時半を過ぎると、プロゴルファーが集まってくる。芹澤信雄を中心とした藤田寛之、宮本勝昌、西山ゆかりら『チームセリザワ』の面々だ。約1カ月の間に3日間の合宿を毎週行うこの葛城合宿は、20年以上前から定番行事となっている。
藤田寛之がプロデュースしたワインとは?【写真】
チームみんなが若かった頃は、一緒にトレーニングをしたり、練習場のネットに向かってラケットでテニスボールを打つ練習もしていたが、現在、芹澤は60歳、藤田は50歳になり、47歳の宮本も「テニスボールを打つ元気はない」。芹澤も「トレーニングは各自でやって、今は特別なことはあまりしない」という。
一般のアマチュアがスタートし終わる10時くらいから練習場で打ち始め、みんなで昼食。午後はハーフラウンドを行い、また練習場でボールを打つのがルーティン。全員で行う決まった練習メニューはなく、緊張感のある部活動というより、和気あいあいとしたサークル活動に近い。サークルの部長、芹澤自身もシニアツアーに向けて練習するが、ときおり他の選手の打席に近づいてアドバイスを送る。
葛城合宿のきっかけは芹澤や宮本が住む御殿場の寒さだった。「葛城がある袋井市と御殿場市では気温が5度くらい違います。葛城は春先から半袖でプレーできる暖かい日もある」と宮本はいう。ただ暖かい場所に集まって練習しているだけはない。それ以外のメリットもあるというのは藤田。
「1人で練習するより、何かあれば芹澤さんにすぐに聞けるのは大きいですね。それに開幕前に宮本プロや上井(邦裕)プロといったレベルの高い選手と一緒に練習するのはなかなかできない。お互いに刺激し合えるんです。ここにはシニア、レギュラー、チャレンジ、女子のレギュラー、ステップ、プロを目指す子たち(研修生)もいる。芹澤さんに教えてもらうだけでなく、自分が若い選手に教えることで分かる発見もあります」。
藤田寛之がプロデュースしたワインとは?【写真】
チームみんなが若かった頃は、一緒にトレーニングをしたり、練習場のネットに向かってラケットでテニスボールを打つ練習もしていたが、現在、芹澤は60歳、藤田は50歳になり、47歳の宮本も「テニスボールを打つ元気はない」。芹澤も「トレーニングは各自でやって、今は特別なことはあまりしない」という。
一般のアマチュアがスタートし終わる10時くらいから練習場で打ち始め、みんなで昼食。午後はハーフラウンドを行い、また練習場でボールを打つのがルーティン。全員で行う決まった練習メニューはなく、緊張感のある部活動というより、和気あいあいとしたサークル活動に近い。サークルの部長、芹澤自身もシニアツアーに向けて練習するが、ときおり他の選手の打席に近づいてアドバイスを送る。
葛城合宿のきっかけは芹澤や宮本が住む御殿場の寒さだった。「葛城がある袋井市と御殿場市では気温が5度くらい違います。葛城は春先から半袖でプレーできる暖かい日もある」と宮本はいう。ただ暖かい場所に集まって練習しているだけはない。それ以外のメリットもあるというのは藤田。
「1人で練習するより、何かあれば芹澤さんにすぐに聞けるのは大きいですね。それに開幕前に宮本プロや上井(邦裕)プロといったレベルの高い選手と一緒に練習するのはなかなかできない。お互いに刺激し合えるんです。ここにはシニア、レギュラー、チャレンジ、女子のレギュラー、ステップ、プロを目指す子たち(研修生)もいる。芹澤さんに教えてもらうだけでなく、自分が若い選手に教えることで分かる発見もあります」。