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アイアン巧者の上田桃子は“音”に注目 参考にすべきは重力に逆らわない“下へ下へ”の動き【辻にぃスイング見聞】
アイアン巧者の上田桃子は“音”に注目 参考にすべきは重力に逆らわない“下へ下へ”の動き【辻にぃスイング見聞】
所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa
配信日時: 2019年12月29日 09時00分
賞金ランキングトップ10入りした選手のスイングから強さの要因、そしてアマチュアが参考にすべき部分を探る“Playback LPGATour2019”。第6回は今季2勝を挙げて、8000万円以上を稼ぎだし、賞金ランキング9位に入った上田桃子。その上田らを指導するプロコーチの辻村明志氏が、スイングと強みを解説する。
こちらは上田桃子の最新ドライバースイング【連続写真】
シーズン序盤に1勝、さらに6月にも勝利を挙げ2季ぶりに年間2勝をマークした上田。ベスト10が11回と安定した1年を送ったが、その強さの源はどこにあったのか。上田を長年見てきた辻村氏は、「生命線はアイアンです。何がいいといったらとにかく音がいいんです」と、グリーンを捉えるショットがピカイチと話す。
「音がいいということは、インパクトにぶ厚さがあるということです。ぶ厚さがあるということは、クラブの重さを感じながらインパクトを迎えることができているということ。ヘッドの重みを素直に最大限使えばいいんです」。打ちにいくのではなく、重みの向かう方向へ振り落とす。「そのときの音は抜群です」。
「アイアンは鉄の塊。その重みを自然にぶつけるだけ。重さは上から下にしか動かない。だから無理に腕を動かす必要はないんです。この上から下へと動くクラブの重みを支えるだけでいい。その結果、自然とダウンブローになってインパクトでいい音が生まれます」。当たり前の“重力を利用する”動きが、上田のアイアンの強さを演出していると辻村氏は話す。
「重力を利用すればいくらでもスピードはつきます。スイングは前へ前へではなく下へ下へ、なんです。多くのアマチュアの方がそうですが、球が前にあるから前に動こうとする、そうすると重力に逆らうことになるから力の入らない球になる。上田選手のいいときは、ヘッドが“喜んで”球に向かって行きます。いい意味で脱力しています」
こちらは上田桃子の最新ドライバースイング【連続写真】
シーズン序盤に1勝、さらに6月にも勝利を挙げ2季ぶりに年間2勝をマークした上田。ベスト10が11回と安定した1年を送ったが、その強さの源はどこにあったのか。上田を長年見てきた辻村氏は、「生命線はアイアンです。何がいいといったらとにかく音がいいんです」と、グリーンを捉えるショットがピカイチと話す。
「音がいいということは、インパクトにぶ厚さがあるということです。ぶ厚さがあるということは、クラブの重さを感じながらインパクトを迎えることができているということ。ヘッドの重みを素直に最大限使えばいいんです」。打ちにいくのではなく、重みの向かう方向へ振り落とす。「そのときの音は抜群です」。
「アイアンは鉄の塊。その重みを自然にぶつけるだけ。重さは上から下にしか動かない。だから無理に腕を動かす必要はないんです。この上から下へと動くクラブの重みを支えるだけでいい。その結果、自然とダウンブローになってインパクトでいい音が生まれます」。当たり前の“重力を利用する”動きが、上田のアイアンの強さを演出していると辻村氏は話す。
「重力を利用すればいくらでもスピードはつきます。スイングは前へ前へではなく下へ下へ、なんです。多くのアマチュアの方がそうですが、球が前にあるから前に動こうとする、そうすると重力に逆らうことになるから力の入らない球になる。上田選手のいいときは、ヘッドが“喜んで”球に向かって行きます。いい意味で脱力しています」