直近3試合で2度のトップ3 菊地絵理香、今季の不振と復調の理由【辻にぃ見聞】
台風19号接近に伴い27ホールの短縮競技となった「スタンレーレディス」で2位タイに入った菊地絵理香。2週前の高校時代を過ごした宮城で行われた「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」でも3位タイに入り、ここ3試合でトップ3が2度と2年ぶりのツアー優勝に向けて上り調子だ。上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏も「秋に向けて期待する選手です」と話す。
今年6月の菊地絵理香のドライバーショット【連続写真】
■ショットメーカーでクレバーなゴルフをするからこその不振
2013年から5年連続で4000万円以上獲得している菊地だが、今季は苦しんでいた。4月の「スタジオアリス女子オープン」で2位タイ、5月の「ほけんの窓口レディース」で6位タイがあるが、それ以降でトップ10に入ったのはミヤギテレビ杯まで1度のみ。昨年年間トップ10回数7位の実力者からすると寂しい順位が続いた。辻村氏はこうなってしまった理由の1つとして、菊地のスタイルとツアー全体の大きな傾向の変化によるものだという。
「菊地さんはボールの落としどころ、落ちてからの転がりを計算してゴルフを組み立てる選手。それはショット力があるからに他なりません。また、難しいホールではピンではなくグリーンセンターを狙うなどメリハリのある攻め方ができるクレバーなゴルファーです。だから、多くの選手が苦戦するようなコースで強い。砲台グリーンが多いところ、グリーンが固くて止まらないところでこそ真価を発揮します」
そんなショットメーカーのアドバンテージが、減少するような傾向が今年のツアーでは見られたのである。
「今年の女子ツアーは全体的に柔らかく重たいグリーンが多い。ということは多少ショット力が不足していてもビタッとボールを止められる。加えてボールのランが出ないわけですから、落とした後の転がりがイメージよりちょっとブレても大きなミスとならない。ほとんどの選手がピンをガンガン狙っていきますよね。そうなると菊地さんの良さが出にくくなる」
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