JGTOツアー
国内男子
アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ
日程 2019年5月9日-5月12日賞金総額 ¥150,000,000
TV/ネット放送予定親戚はオールブラックス、キャリーは310ヤード D・イエレミアって誰だ!?
親戚はオールブラックス、キャリーは310ヤード D・イエレミアって誰だ!?
所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa
配信日時: 2019年5月11日 08時30分
Round 3 | ||
---|---|---|
順位 | Sc | PLAYER |
1 | -4 | 浅地 洋佑 |
2 | -3 | デンゼル・イエレミア |
2 | -3 | マイカ・ローレン・シン |
4 | -1 | スコット・ビンセント |
4 | -1 | 香妻 陣一朗 |
4 | -1 | Y・E・ヤン |
7 | 0 | 秋吉 翔太 |
7 | 0 | ジェイブ・クルーガー |
7 | 0 | 時松 隆光 |
7 | 0 | 手嶋 多一 |
<アジアパシフィック ダイヤモンドカップ 3日目◇11日◇総武カントリークラブ 総武コース(千葉県)◇7333ヤード・パー71>
アジアパシフィックの名前通り、アジアンツアーの猛者が多く出場する本大会で聞いたこのない名前がリーダーボードを駆け上がった。昨年12月に米国アイオワ州立大学を卒業したばかりで、プロ転向間もない23歳のデンゼル・イエレミア(ニュージーランド)だ。
日本の飛ばし屋!額賀辰徳の飛ばしの要素は、誰もがやる基本動作【スイング連続】
オーストラリアツアーでは今季4戦に出場するが、それ以外では主戦場を持たないルーキー。今回はアジアパシフィック地域の推薦で出場。「チャンスをもらえたので頑張りたい。日本に来るのははじめてですが、皆さん素晴らしいし、コースも非常に挑戦意欲をかき立てるもので、今のところ楽しんでいます」と、身長188センチに端正な顔立ちのニュージーランダーが、いきなり優勝戦線に浮上した。
難コースに3日目を終えてアンダーパーは6人。そんななか、5バーディにボギーなし、3日間通してのベストスコア「66」をマーク。2位タイに浮上し、最終日は最終組みから初のタイトルを目指すことになる。
たどってみれば、家系はスポーツ一家。親戚にはニュージーランドのラグビーチーム「オールブラックス」で活躍したアラマ・イエレミア選手。地元では、今回のプロゴルファー転向もニュースとして取り上げられている。自身も「子どもの時はラグビーのスクールにも通っていたけど、体が大きくならなくて」と、国民的人気スポーツを諦め、ゴルファーを目指した。
アマチュア時代は目立った成績を残していないが、そのポテンシャルは、さすがはラグビー出身者。「飛距離?320ヤード、いや、キャリーで310ヤードくらいかな」とこちらが驚く数字が飛び出しても、本人は涼しい顔。この日の最終ホールでは、ラフからの95ヤードを60度のウェッジでピンの根元にズドン。「上から落として止めるしかないと思った」と、惜しくも下りのバーディパットは外したが、いかにもパワーゴルフという攻め方でコースを攻略。3日間の平均ドライビングディスタンスも315.33ヤードで堂々1位を記録している。
今週優勝を果たせば日亜両ツアーのメンバーとして大きな主戦場を得ることになる。加えて優勝者には7月の「全英オープン」出場権も付与とくれば、ルーキーにとっては絶好のチャンス。「全英オープンにも出てみたいし、ツアーのオプションが増えるのはうれしい」と、最終日はキャリア初の記念日となるか。「将来はPGAツアーに行きたい」と夢を語る好青年。まずは日本で強烈なインパクトを残して、世界へと羽ばたきたい。(文・高桑均)
アジアパシフィックの名前通り、アジアンツアーの猛者が多く出場する本大会で聞いたこのない名前がリーダーボードを駆け上がった。昨年12月に米国アイオワ州立大学を卒業したばかりで、プロ転向間もない23歳のデンゼル・イエレミア(ニュージーランド)だ。
日本の飛ばし屋!額賀辰徳の飛ばしの要素は、誰もがやる基本動作【スイング連続】
オーストラリアツアーでは今季4戦に出場するが、それ以外では主戦場を持たないルーキー。今回はアジアパシフィック地域の推薦で出場。「チャンスをもらえたので頑張りたい。日本に来るのははじめてですが、皆さん素晴らしいし、コースも非常に挑戦意欲をかき立てるもので、今のところ楽しんでいます」と、身長188センチに端正な顔立ちのニュージーランダーが、いきなり優勝戦線に浮上した。
難コースに3日目を終えてアンダーパーは6人。そんななか、5バーディにボギーなし、3日間通してのベストスコア「66」をマーク。2位タイに浮上し、最終日は最終組みから初のタイトルを目指すことになる。
たどってみれば、家系はスポーツ一家。親戚にはニュージーランドのラグビーチーム「オールブラックス」で活躍したアラマ・イエレミア選手。地元では、今回のプロゴルファー転向もニュースとして取り上げられている。自身も「子どもの時はラグビーのスクールにも通っていたけど、体が大きくならなくて」と、国民的人気スポーツを諦め、ゴルファーを目指した。
アマチュア時代は目立った成績を残していないが、そのポテンシャルは、さすがはラグビー出身者。「飛距離?320ヤード、いや、キャリーで310ヤードくらいかな」とこちらが驚く数字が飛び出しても、本人は涼しい顔。この日の最終ホールでは、ラフからの95ヤードを60度のウェッジでピンの根元にズドン。「上から落として止めるしかないと思った」と、惜しくも下りのバーディパットは外したが、いかにもパワーゴルフという攻め方でコースを攻略。3日間の平均ドライビングディスタンスも315.33ヤードで堂々1位を記録している。
今週優勝を果たせば日亜両ツアーのメンバーとして大きな主戦場を得ることになる。加えて優勝者には7月の「全英オープン」出場権も付与とくれば、ルーキーにとっては絶好のチャンス。「全英オープンにも出てみたいし、ツアーのオプションが増えるのはうれしい」と、最終日はキャリア初の記念日となるか。「将来はPGAツアーに行きたい」と夢を語る好青年。まずは日本で強烈なインパクトを残して、世界へと羽ばたきたい。(文・高桑均)