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第25回 「フォローかと思ったらショート、これ何で?」 球筋による風の影響の違い【小田美奈のキャディ目線】

かつては専属キャディとして宮里藍を支え、現在は二児の母として家庭を支え、ハウスキャディとして一般ゴルファーも支える小田美奈さんが、ツアーの裏側やゴルフに役立つ情報をお届け!

2022年05月25日

 
左から真横の風でも、スライス回転の球を打つと、フォローの要素が入る(イラスト:小田美奈)
自分より先に打った人の時に吹いていた風は、明らかにフォローに見えたのに…。誰かのショットの球の流され方を見て風を判断する際は、気を付けなければいけないことがある。トーナメント運営のアルバイトから宮里藍の専属キャディになった小田美奈さんが、風を読むときに注意した方が良いという球筋による影響の違いとは。
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風に負けない強い球! 渋野日向子の“直ドラ”スイング【連続写真】

パー3。風は左から、ほぼ真横。自分より先に打ったプレーヤーの球は、風に流されながらグリーンの奥へ。少しフォローが混ざっていると判断し、番手を下げて打ったところ、全くグリーンまで届かなかった…。そんな経験は、ありませんか?
風の難しさは、その強さと方向が変わる事。状況によっても変化する風は、常に意識していなければならないものですが、他のプレーヤーの球筋を参考にして風を読んだ場合、そしてその読みが大きく違ってしまった場合、それはもしかしたら、風の変化が原因ではないかもしれません。

風の影響の仕方は、球筋によってかなり変わります。球筋といえば、その出球の速さと高さ、方向、そしてその回転です。回転は、スライス回転とフック回転、そして順回転と逆回転とありますが、それぞれ風の影響の仕方が違います。スピン量によっても、その影響の仕方は変わってきます。逆回転のスピン量が多すぎて吹け上がってしまったような場合は、アゲンストの影響をかなり受けてしまいがちですね。

高い球なら風の影響を受けやすく、低い球なら影響されにくい…といったように、球の高さによって影響が変わることはもちろんですが、フック回転かスライス回転かによって影響が違ってくることにも気をつけなければなりません。

特に、真横からの風には要注意。例えば、右からの風はスライス回転(左打ちの場合はフック回転)に対してはアゲンストも考えなければならず、フック回転の場合にはフォローを考えなければなりません。つかまった球で、右からの風に乗ってしまえば、想像以上に飛んでしまうことも少なくありません。

真正面からの風も、出球の方向と、スピン量やその回転の仕方によって、落とされ方、流され方が全く違ったものになってしまいます。

先に打った人の球の飛び方を参考にする場合、相手の球筋がどんな軌道であったか、そして自分の持ち球はどんな球筋なのか。そういった情報を考慮しながら、自分なりの風の読み方をすることが大切です。

■小田美奈/おだみな 元プロキャディ。大学のサークルでゴルフを覚え、トーナメント運営のアルバイトからプロキャディに転身。男子、女子両ツアーで活動し、宮里藍のデビューからアメリカ本格参戦まで専属キャディを務めた。これまでに宮里藍で9勝、今井克宗で2勝の計11勝をサポート。同じプロキャディの小田亨さんと結婚し、現在は二児の母をしながら、近所のゴルフ場でハウスキャディとしてアルバイト中。
 
 

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