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第16回 「池越えでいつもミス」 苦手を知り、認めること そしてどうするか【小田美奈のキャディ目線】

かつては専属キャディとして宮里藍を支え、現在は二児の母として家庭を支え、ハウスキャディとして一般ゴルファーも支える小田美奈さんが、ツアーの裏側やゴルフに役立つ情報をお届け!

2022年04月12日

 
先週行われた「金秀シニア 沖縄オープン」でシニアツアー初優勝を挙げた塚田好宣は、グリップエンドに『アーコスキャディ』を付けて、全ショットをトラッキングし、自分がどんな状況が苦手なのかを分析している
目の前に池があると、必ずと言っていいほどよく入る。同じホールで同じミスをする。それをただ「苦手」のひと言で片づけていないだろうか。宮里藍の元専属キャディであり、現在はハウスキャディとして働く小田美奈さんが語る「苦手を知ること」の大切さとは。
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フェアウェイウッドを持った途端に、大叩き。目の前に池があれば、余裕で超える距離のはずなのに入れる。アゲインストの風のときに限ってチョロをする。そんな経験、ありませんか?「こういう状況でいつもミスするんだよなぁ」という苦手意識が原因で、ミスを引き起こすことはよくある話です。

言われてみれば…という苦手なものもあると思います。この状況になると、そういえばいつもミスをするといったようこと。例えば、背中からの風が吹いている。左足下がりやツマ先下がりといった、ボールが遠くなるようなライ。ボールを上げなければならない状況…などなど。

それらは、一般的に「難しい」と言われる状況のものであり、その人の球筋によっては仕方がないと感じるものもあります。でも、「苦手かもしれない」と感じたものを、「難しい状況」という括りでまとめて諦めてしまっていませんか?

苦手な状況は、分かりやすいものばかりではありません。例えば、ティイングエリアから少し離れたところにある樹木から伸びた枝を、無意識に嫌がるといったようなこと。気が付かないうちに、目が情報として捉えているわけです。意識していなかったはずのバンカーを、嫌がってボールを捕まえてしまうなんていうのも同じことです。

ティイングエリアの傾斜を無意識に感じている場合もあります。平らなようで平らでない場合や、ティマークの向きがターゲット方向からズレている場合など、どこかでそれを気持ち悪く感じているなんてことも。同ホール同ショットで、いつも同じようなミスをするという場合は、この無意識なものが原因かもしれません。
塚田好宣も使っている『アーコスキャディ』でトラッキングしたデータを見ると、自分がどこで一番スコアを落としているかを示してくれる
何年も前ですが、その年にキャディをしていたプロの全ショットを数試合分ではりますが、記録してみたことがあります。風の向きや強さ、ライ、番手など、気になった情報すべてを表計算ソフトに入れて、どんな状況でミスが出やすいかの統計を出してみました。すると、その選手は背中からの風に非常に弱いことがわかりました。

苦手がわかれば、それに対して今まで以上に慎重に打てるようになりますし、ターゲットの取り方やイメージを変えていくといった対策をとることも可能です。

まず大切なのは、自分にとって苦手な状況を知り、それを認めること。そして、その状況を避けることももちろん手段のひとつではありますが、なぜそういった状況でミスをするのかといった理由を探りましょう。その状況で、自分がいつもどういうミスをするのかを知ることができれば、どういう対策をとれば良いかが見えてきます。

■小田美奈/おだみな 元プロキャディ。大学のサークルでゴルフを覚え、トーナメント運営のアルバイトからプロキャディに転身。男子、女子両ツアーで活動し、宮里藍のデビューからアメリカ本格参戦まで専属キャディを務めた。これまでに宮里藍で9勝、今井克宗で2勝の計11勝をサポート。同じプロキャディの小田亨さんと結婚し、現在は二児の母をしながら、近所のゴルフ場でハウスキャディとしてアルバイト中。
 
 

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