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【森田理香子の“新”未来予想図!・9H目】かつての自分とかぶる賞金女王争いの行方

2013年賞金女王の森田理香子が、日々の出来事のほか、ゴルフ界から時事ネタまで、普段から感じていることを月2回でお届けします!(構成:キム・ミョンウ)

2021年11月20日

稲見選手と古江選手は2人ともメンタルが強い

 
2020-21年シーズンの賞金女王争いは、残り2試合を残して稲見萌寧と古江彩佳に絞られた
今シーズンの稲見萌寧選手と古江彩佳さんの賞金女王争いの一騎打ちは、見ている人にはたまらない展開ですよね。

先週、稲見選手が今季9勝目を手にして、古江選手との賞金の差は約1696万円とのことで、少し差は開いたように見えますが、残り2試合の賞金額も大きいのでまだわかりません。とにかく2人ともメンタルが強い。

共に賞金女王は意識していないと語っていましたが、毎日会見があり、質問もそれに関するものが多いと思うので嫌でも意識させられるのが“賞金女王争い”だと思います。

私が2013年に賞金女王を獲ったときもそうでした。当時、横峯さくらさんと争っていましたが、自分は基本的に性格がネガティブで怖がりなので、いつも重圧に押しつぶされそうでした。でもなんとか「気持ちだけは負けたくない」と自分に言い聞かせていましたし、一番になりたいという気持ちだけでもポジティブにしたいと思っていました。うまく自分をコントロールするすべをそこで覚えました。

2013年の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」3日目終了時の記者会見でのコメントがLPGAアワードで「ベストコメント賞」を受賞したのですが、そのときこう話していたそうです。

「ちょっとキツい言い方かもしれないけど、下を見るのと、上を見るのとは違う。プレーヤーとしては上を見なくてはいけない。明日は1位の人の背中が見えるくらいにいきたい」

今、見るとすごく気合いが入っていたんだな、少し調子に乗ったなと思えるコメントです(笑)。でもそれくらいの負けん気がないと頂点に立てないのも確かでした。

終われるよりも追うほうが気持ち的には楽

13年も最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップまで賞金女王争いがもつれた
当時、私は終盤戦の伊藤園レディスで横峯さんに賞金ランキングで抜かれて2位になったのですが、そのときは「ホッ」としました。

追われるよりも追うほうが、気持ち的にすごく楽だったからです。トップにいると攻めなければいけないけれど、守るところは守りたい。そのさじ加減がすごく難しいからです。翌週の「大王製紙エリエールレディス」で優勝して、また横峯さんを抜き返せたのも、追う立場だったからかもしれません。最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を終えて、横峯さんとの賞金差は130万3411円と僅差でした。これだけ接戦だと見ているほうはハラハラ、ドキドキしていたと思いますが、私はそれどころじゃなかったです。

それは今の稲見選手と古江選手も同じかなと思います。今週の「大王製紙エリエールレディス」では古江選手が、どこまで稲見選手に迫ることができるのかに注目したいです。

私の経験上、追う立場で攻めるしかい立場の選手は強いと思います。でも稲見選手も先週の試合で腰痛を抱えながら圧勝するプレーを見ていると、そう簡単に負けるような雰囲気はありません。

私も当時の自分と重ねながら、賞金女王争いの行方をしっかりと見守りたいと思います。
13年の大王製紙エリエールレディスで優勝し、最終戦を残して横峯さくらを賞金ランキングで逆転
■森田理香子
もりた・りかこ 1990年1月8日生まれ。京都府京都市出身。ツアー通算7勝。08年にプロ入りし、10年の「樋口久子IDC大塚家具レディス」でツアー初優勝。13年には年間4勝を挙げ、23歳で賞金女王に輝いた。18年を最後にツアーから撤退し、現在はゴルフウェアのプロデュースや、ゴルフ中継の解説などで活躍している。森田がプロデュースしているゴルフウェアのオリジナルブランド『yummy rose』はネットで販売中!
 
 

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