右肩が「突っ込んでる」「下がってる」と、よく指摘される人の注意点
YouTubeレッスンの革命児、坂本龍馬ならぬ、坂本龍楠(りゅうなん)プロ。PGAティーチングプロで、新宿御苑ゴルフスタジオを主宰するイケメンは、底知れぬゴルフ知識でゴルファーのスイングの悩みを解決します!
配信日時: 2017年6月5日 09時20分
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皆さん、こんにちは。PGAティーチングプロの坂本龍楠です。YouTubeのチャンネル登録者数が、おかげ様でゴルフレッスンチャンネルで日本一となりました。YouTubeの動画やブログでいろんなアドバイスをさせていただいて来ましたが、この春から『新宿御苑ゴルフスタジオ』にて、直接お会いしてレッスンさせて頂いております。
今日はスイング中に右肩が突っ込んでしまうというお悩みについてまとめます。
今日はスイング中に右肩が突っ込んでしまうというお悩みについてまとめます。
【1】両手の一体感を大事に“右手が上”の感覚で構える
右肩が突っ込んでしまうというミスにはいろいろな要素が絡み合っていますが、まず、アドレスについてです。アドレスで右腕が長い状態で構えている人は、最初から右肩が下がった状態になっています。
そのため、なるべく一旦体の前でクラブを握って、右手が上という状態で握り、両手が一体の状態で握ってからアドレスに入るといいでしょう。右腕を長くして構えてしまうと、どうしても右手で届かせて下からすくいにいくような動きになってしまうため、これを防ぐことが大切です。右手が常に上にある感覚を大事にして振ることで、右肩が出る要素を排除することができます。
そのため、なるべく一旦体の前でクラブを握って、右手が上という状態で握り、両手が一体の状態で握ってからアドレスに入るといいでしょう。右腕を長くして構えてしまうと、どうしても右手で届かせて下からすくいにいくような動きになってしまうため、これを防ぐことが大切です。右手が常に上にある感覚を大事にして振ることで、右肩が出る要素を排除することができます。
【2】肩主導で上げず、下半身の動きで!
ダウンスイングで右肩が前に出るというか、被ってしまう人がいます。こういった右肩の突っ込みは、バックスイングで肩主導であったものの反射作用でそうなることも多いのです。肩主導で引っ張り上げると、右サイドが伸びてしまい、反動でダウンスイングで右肩が出るということもあります。
ですから、なるべく肩主導で上げるのではなく、下半身や骨盤や腰といった動きで上げていって切り返し以降も下半身から動かすといった意識を持つことが大切です。
ですから、なるべく肩主導で上げるのではなく、下半身や骨盤や腰といった動きで上げていって切り返し以降も下半身から動かすといった意識を持つことが大切です。
【3】手首の角度をキープすると肩の突っ込みが抑まる
右肩の突っ込みを防ぐ方法、その3です。これは、構えたときにできるクラブと腕の角度、つまり両手首の角度をキープしたまま振ることです。こうすれば右肩の突っ込みを抑制できます。
理由は、手首が伸びるとそれにつられてクラブが前へ振り出されてしまうこと。こうなると右の肩甲骨が伸びて、クラブの遠心力に引っ張られて右肩が前に出てしまうということがあるからです。「右肩が突っ込んでいる」と指摘される人は、手を使ってクラブを走らせようとするため、それに引っ張られて右肩が出るといったケースも多いのです。
理由は、手首が伸びるとそれにつられてクラブが前へ振り出されてしまうこと。こうなると右の肩甲骨が伸びて、クラブの遠心力に引っ張られて右肩が前に出てしまうということがあるからです。「右肩が突っ込んでいる」と指摘される人は、手を使ってクラブを走らせようとするため、それに引っ張られて右肩が出るといったケースも多いのです。
【4】スイング中の右腕はスラッとした長さをキープ!
上の【3】で指摘したように、手首の角度を変えるなというと、対応するために右肩を下げて縮んで打つような動作が入る人もいます。また、タメなどを意識して右ヒジの曲げが強い人も同じような動作が入りがちです。こうなると、体軸が右に傾いて振り遅れに繋がったり、それを嫌がって体を開いてぶつけにいったりと、弊害が出ることがあります。
そのため、なるべくアドレスで構えたときのスラッと伸びた右腕の長さをキープするようなイメージで振ってみるといいでしょう。
そのため、なるべくアドレスで構えたときのスラッと伸びた右腕の長さをキープするようなイメージで振ってみるといいでしょう。
【5】ヘッドだけを急加速しようとしない!
前述のように、クラブが加速しはじめると遠心力がすごく大きくなってつられて右肩が前に出てしまうという動きがあります。そのため、ヘッドを急加速しようとせず、体の回転とクラブの動きが同じスピードで動くようなイメージを持つといいでしょう。
【6】体の開きが早い人はダウンで右足のベタ足を意識
速く振ろうとすると、クラブヘッドは先が重いので、体の開きが先行しすぎる傾向があります。結果、右肩が前に出ますし、クラブが遅れてフェースが開きやすくなります。ボールが高くて弱々しく右に飛んでしまうという人は、こんな症状の可能性があります。
こういう体の開きが早い人は、切り返しからダウンスイングにおいて、なるべくベタ足というか、右ヒザが前に出るのではなく、右カカト内側を地面に向けるように倒すような足の使い方を意識して、左股関節に乗るようにしましょう。こういった足の使い方をすることで、体の開きを抑制でき、その間にクラブがいい位置に降りてインパクトが間に合うスイングになります。
【坂本龍楠(さかもと・りゅうなん)プロフィール】
1981年、神奈川県出身。PGAティーチングプロ。7年前からYouTubeでゴルフレッスン動画を投稿開始。現在、累計再生回数が5000万回を越えるYouTuberティーチングプロ。体幹軸を中心としたスイングの基本から応用まで幅広く教え、初心者から上級者までファンが多く、DVDや著書も多数
こういう体の開きが早い人は、切り返しからダウンスイングにおいて、なるべくベタ足というか、右ヒザが前に出るのではなく、右カカト内側を地面に向けるように倒すような足の使い方を意識して、左股関節に乗るようにしましょう。こういった足の使い方をすることで、体の開きを抑制でき、その間にクラブがいい位置に降りてインパクトが間に合うスイングになります。
【坂本龍楠(さかもと・りゅうなん)プロフィール】
1981年、神奈川県出身。PGAティーチングプロ。7年前からYouTubeでゴルフレッスン動画を投稿開始。現在、累計再生回数が5000万回を越えるYouTuberティーチングプロ。体幹軸を中心としたスイングの基本から応用まで幅広く教え、初心者から上級者までファンが多く、DVDや著書も多数