第12回/【ベルトドリル】で腕を同調させよう!―ルーズな腕との決別―
元日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロ、現在アメリカの日本食レストランチェーンCEO。異色の経歴を持つTOSHI HIRATAが30年のレッスン経験の集大成を語る。超DEEPな骨太スイング論をアメリカからお届け!
配信日時: 2017年4月13日 04時48分
スイングの基本【ベルトドリル】にトライしよう
前回は、正しいバックスイングを身につけるため、【壁ドリル】にトライしてもらいました。これにより、肩甲骨の緩みが取れたはず。そして、適正な位置にバッスイングが上がったでしょうか?
それでもダメな人には先日述べたベーシックドリルの王道とも呼べる【ベルトドリル】があります。今ではゴルフメーカーが多くの種類を販売しています。伸び縮みするもの、そして中には腕全体を包んでしまうスーツ状になったものまで存在します。
私がこのレッスンを始めた2001年頃には、あまり良いものが売っていなかったので、スーツケースを固定するベルトを皆さんに勧めたものです。これなら値段(\500前後)も高くないし、値の張るものが必要なわけではありません。私は今でもこれがベストだと考えています。リストの形を教えるものではありませんが、正しい腕の軌道を伝えてくれますからね。
さあ、用意できましたか? ではまず身体のサイズに合わせてバックルを留めてください。身体のサイズとは両腕を含めて身体を一周出来るように。感じとしてはベルトに抱きしめられる感じでしょうか。ベルトの位置はヒジと肩の中間位が適当です。
一度ポジションが決まってしまえばバックルをその位置に固定し、服を脱ぐように着脱して下さい。これで肩甲骨は完全にロックされました。ベルトをつけてバックスイングしてみてください!すぐに気づくのは【腕だけで上げられない】ということ。肩の回転が伴わないと全くといっていいほどバッスイングができません。そして多くの人はベルトをつけたままでは肩回転が不足していると感じるでしょうね。
しかし、本当はその位置が皆さんのバックスイングの適正なポジションなのです。鏡があれば確認してみてください。思ったほどコンパクトではないはずです。これでバックスイングしても左肩がアゴにつくことはなくなります。今まで左肩口に口紅がついていた女性も、洗濯の心配はいりません。
ベルトをつけた状態で無理にバックスイングを上げると、ベルトが腕から外れて抜けてしまいます。この状態を私は「肩甲骨が緩む」と呼んでいます。ベルトをつけた状態では腕が自由にならないのです。多くの人は肩回転90度くらいが関の山。ちょうどアゴの下あたりですね。しかしそれだけ捻転できれば本来十分なのです。
右ヒジも確認してみてください。ベルトで制御されているため、ワキを開ける事が出来ません。ちょうどこれも90度くらいの角度で収まっているはずです。このように正しいトップの位置とは皆さんがこれまで行ってきたバッスイングとはかけ離れたものなのです。
それでもダメな人には先日述べたベーシックドリルの王道とも呼べる【ベルトドリル】があります。今ではゴルフメーカーが多くの種類を販売しています。伸び縮みするもの、そして中には腕全体を包んでしまうスーツ状になったものまで存在します。
私がこのレッスンを始めた2001年頃には、あまり良いものが売っていなかったので、スーツケースを固定するベルトを皆さんに勧めたものです。これなら値段(\500前後)も高くないし、値の張るものが必要なわけではありません。私は今でもこれがベストだと考えています。リストの形を教えるものではありませんが、正しい腕の軌道を伝えてくれますからね。
さあ、用意できましたか? ではまず身体のサイズに合わせてバックルを留めてください。身体のサイズとは両腕を含めて身体を一周出来るように。感じとしてはベルトに抱きしめられる感じでしょうか。ベルトの位置はヒジと肩の中間位が適当です。
一度ポジションが決まってしまえばバックルをその位置に固定し、服を脱ぐように着脱して下さい。これで肩甲骨は完全にロックされました。ベルトをつけてバックスイングしてみてください!すぐに気づくのは【腕だけで上げられない】ということ。肩の回転が伴わないと全くといっていいほどバッスイングができません。そして多くの人はベルトをつけたままでは肩回転が不足していると感じるでしょうね。
しかし、本当はその位置が皆さんのバックスイングの適正なポジションなのです。鏡があれば確認してみてください。思ったほどコンパクトではないはずです。これでバックスイングしても左肩がアゴにつくことはなくなります。今まで左肩口に口紅がついていた女性も、洗濯の心配はいりません。
ベルトをつけた状態で無理にバックスイングを上げると、ベルトが腕から外れて抜けてしまいます。この状態を私は「肩甲骨が緩む」と呼んでいます。ベルトをつけた状態では腕が自由にならないのです。多くの人は肩回転90度くらいが関の山。ちょうどアゴの下あたりですね。しかしそれだけ捻転できれば本来十分なのです。
右ヒジも確認してみてください。ベルトで制御されているため、ワキを開ける事が出来ません。ちょうどこれも90度くらいの角度で収まっているはずです。このように正しいトップの位置とは皆さんがこれまで行ってきたバッスイングとはかけ離れたものなのです。