美しさの中に隠された、愛され続ける理由。NEW マジェスティ プレステジオXIの素顔に迫る!
プレミアムゴルフブランドの“マジェスティ”から、その最上級モデルである『プレステジオ イレブン』が発売された。91年のブランド誕生から約30年。“オーナー”と呼ばれる特別なファンの心を捉えて離さない、贅を尽くしたドライバーの真実に迫ってみたい。撮影/田中宏幸
配信日時: 2020年7月16日 07時20分
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マジェスティオーナーが惚れる、特別な飛距離性能
「我々もつい最終的な特徴である高級感、美しさをアピールしてしまいがちなのですが、そもそもマジェスティの存在理由は圧倒的な飛距離性能を追求することにあります。生産コストや価格設定など、通常なら発生してしまう様々なビジネス上の制約を一旦横に置き、飛距離アップのためにできる最善策とは何かを考え、それを着実に実行する。その結果、たとえばドライバーが1本数十万円になってしまっても仕方がないのではないか。そういう開発マインドが初代マジェスティから最新のプレステジオ イレブンまで貫かれているのです」(マジェスティゴルフ マーケティング部 岩井徹氏)
高級品を作りたいわけではなかった。ただ純粋に“もっと効率よくボールを遠くに飛ばすために”と考えながら、理想のインパクト条件に近づけるための構造、素材を模索していった結果、プレミアムと呼ばれる価格帯のゴルフクラブになってしまったというわけである。
マジェスティの特別な飛距離は、圧倒的なボールスピードから生まれる
「マジェスティ プレステジオでは3代続けてスパイダーウェブという蜘蛛の巣状のフェースデザインを採用してきましたが、最新のプレステジオ イレブンではさらにインパクトで無駄な振動が抑えられる3Dウェイブフェースを採用しています。エネルギーを余すところなくボールに伝えるためには、ほんのわずかなロス(振動)も見逃すことはできません。さらによい方法、構造が見つかったなら数モデル続いた定評あるテクノロジーでも躊躇なく変更する。それがモデルチェンジのたびにオーナーたちを唸らせるプレステジオならではの特別なボールスピード(弾き)になるのです」(岩井氏)
「鍵を握るのが軽量化としなやかさ、そして鋭いしなり戻りを実現する専用シャフトの開発です。軽量化のためにはカーボンシートの薄さとレジン(接着材)の少なさ、そして薄くしても強靭なコシが生まれる高い弾性率が求められますが、カーボンシートは薄くて弾性が強いほど芯金に巻きにくく、加えて低レジンではさらに技術的なハードルが上がってしまいます。その実現には常にコストの問題が付き纏うわけです。マジェスティ用でなければ採用できない夢の素材、そして技術がシャフトにもあるということです」(岩井氏)
【全てのカテゴリーで最大飛距離更新を約束! マジェスティ プレステジオ ヘッドパーツ特別公開】
巨大なタングステン合金ソールを採用しヘッド重量の約60%をソールに集中。低重心を極め、慣性モーメントをアップさせることで高弾道の直進キャリーを実現する。
高剛性カスタム450合金でボディフレームを強固にすることで、薄肉のタフェストマレージングフェースがさらにしなやかにたわみ、広範囲で最高初速を実現する。
【美しさは飛びの秘訣でもある! 名工・杉山健三氏のつぶやき】
メタルコーティングされた高強度TPカーボンクラウンで重心設計をさらに自由に緻密に。先端構造を採用してもボディとクラウンのつなぎ目がまったくわからない完璧な美しさにこだわる。
透明感のある塗装が独特の深みとグラデーション効果を生み出す。メタルコーティングしたカーボンクラウンが部分的に透けて見え格調を高めている。