タイガー・ウッズが全米オープンに帰ってくる! 『TOUR B XS』を手に、3年ぶりの出場へ
text by Kazuhiro Koyama
配信日時: 2018年6月11日 07時20分
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シネコックヒルズで5度目の全米オープン
今年も全米オープンの季節がやってきた。今年の開催コースであるニューヨーク州ロングアイランドのシネコックヒルズでは、5度目の全米オープンとなる。我々日本人にとっては、2004年の大会で丸山茂樹が2日目を終わって首位、最終的に4位となった活躍が思い出される。当時の丸山は、紛れもなく世界のトップ選手と比肩する実力を持っていた。
その年、予選ラウンドで丸山と同組だったのがタイガー・ウッズだ。タイガーが全米オープンに出場するのは、予選落ちとなった2015年大会以来、3年ぶり。前年の2014年も欠場しており、今季のように充実した状態で全米オープンを迎えるのはタイガーにとっても久しぶりのことだろう。ファンにはまさに待望の復活になる。
腰の手術による長期の欠場から、今年に入ってようやく復帰したタイガーは、序盤こそ試合勘の不足によるミスが散見したものの、徐々にタイガーらしいプレーが随所に見られるようになった。バルスパー選手権では2位にはいり、マスターズでは32位に終わったが、4日間を戦い抜いた。タイガーがツアーに本格復帰したことで、PGAツアーの熱気は再び大きく高まっている。
その年、予選ラウンドで丸山と同組だったのがタイガー・ウッズだ。タイガーが全米オープンに出場するのは、予選落ちとなった2015年大会以来、3年ぶり。前年の2014年も欠場しており、今季のように充実した状態で全米オープンを迎えるのはタイガーにとっても久しぶりのことだろう。ファンにはまさに待望の復活になる。
腰の手術による長期の欠場から、今年に入ってようやく復帰したタイガーは、序盤こそ試合勘の不足によるミスが散見したものの、徐々にタイガーらしいプレーが随所に見られるようになった。バルスパー選手権では2位にはいり、マスターズでは32位に終わったが、4日間を戦い抜いた。タイガーがツアーに本格復帰したことで、PGAツアーの熱気は再び大きく高まっている。
トーナメント中継で目立っているのが、たびたびズームアップされる、大きな“B”というボールロゴだ。「最初にボールを決める必要があった」と、昨年、ブリヂストンとボール契約を交わしたことが話題になったが、復活したタイガーにとって、今や欠かせないボールとなっているのが、使用球である『TOUR B XS』だ。
このところ、ブリヂストンボールの活躍は、特筆すべきものがある。代表的なのが、先だってザ・メモリアル・トーナメントでツアー2勝目をあげたブライソン・デシャンボーだ。ワンレングスアイアンが常に話題となっている選手だが、課題だったパッティングでは、グリップを横向きに装着するアームロックスタイルを採用するなど、様々な独自の工夫を行っているのが特徴的だ。クラブを入れ替えたり、シャフトを変えたりと断続的に調整を行っている中、ボールは昨年から、よりしっかりめの打感の『TOUR B X』を採用。その信頼は揺るぎない。
ボールの性能を表現するときには、よくコンシステンシー(均一性)という言葉が使われる。それは製造精度ももちろんだが、同じように打ったときに同じ結果になること、同じようにスピンがかかり、風や芝にも一定して影響される安定性をも意味している。デシャンボーは、機械のようにシステマティックなプレースタイルだが、そのゴルフの組み立てに、コンシステンシーの高いボールは欠かせない。『TOUR B X』は、“ゴルフの科学者”と呼ばれる彼の厳しい目に叶うボールなのだ。
ボールの性能を表現するときには、よくコンシステンシー(均一性)という言葉が使われる。それは製造精度ももちろんだが、同じように打ったときに同じ結果になること、同じようにスピンがかかり、風や芝にも一定して影響される安定性をも意味している。デシャンボーは、機械のようにシステマティックなプレースタイルだが、そのゴルフの組み立てに、コンシステンシーの高いボールは欠かせない。『TOUR B X』は、“ゴルフの科学者”と呼ばれる彼の厳しい目に叶うボールなのだ。