アプローチが苦手な人は、「AWでコロがし」のおさらいを!
YouTubeのチャンネル登録多数の教える達人、長岡良実プロ。師匠は「我孫子一門」を育てたことで知られる(故)林 由郎プロで、習志野CCで腕を磨いたプロゴルファーだ。高い技術を持ち、理論的な説明でレッスンの分かりやすさに定評がある長岡プロのゴルフ知識が凄い!
配信日時: 2017年5月17日 04時07分
目次 / index
「今回は33万回以上再生のもの。アプローチの基本はコロがしです」by長岡良実プロ
こんにちは、プロゴルファーの長岡良実です。地元・茨城を中心に、千葉など二か所で『NAGAOKA GOLFスクール』を開校しています。
ゴルフはいつでも気軽に始めることができ、いつまでも長く楽しめるスポーツです。緑あふれる広大なゴルフコースで、自分の思いどおりにショットできたときは、誰もが「楽しい!」「気持ちいい!」と感じるはずです。けれどもこの楽しさは、ゴルフスイングの基本を身につけていなければ味わうことができません。
そんな皆さんに、末永くゴルフを楽しんでもらうため、お手伝いをさせてもらっています。YouTubeでさまざまな動画を用意していますし、私のホームページでも、いろんな動画を通じて、ゴルフ上達のアドバイスをさせてもらっています。
今回はアプローチの基本を説明したいと思います。アプローチショットといっても、いくつか種類があります。そのうち最も安全な選択肢の1つ、ランニングアプローチの打ち方の説明をしたいと思います。
ゴルフはいつでも気軽に始めることができ、いつまでも長く楽しめるスポーツです。緑あふれる広大なゴルフコースで、自分の思いどおりにショットできたときは、誰もが「楽しい!」「気持ちいい!」と感じるはずです。けれどもこの楽しさは、ゴルフスイングの基本を身につけていなければ味わうことができません。
そんな皆さんに、末永くゴルフを楽しんでもらうため、お手伝いをさせてもらっています。YouTubeでさまざまな動画を用意していますし、私のホームページでも、いろんな動画を通じて、ゴルフ上達のアドバイスをさせてもらっています。
今回はアプローチの基本を説明したいと思います。アプローチショットといっても、いくつか種類があります。そのうち最も安全な選択肢の1つ、ランニングアプローチの打ち方の説明をしたいと思います。
両足ツマ先を目標に向けてはダメ! スタンスは左足を少し引くとフィーリングが出せる
ランニングアプローチをどういう状況で使うかというと、バンカー越えなどの上げる状況ではないのは明らかです。比較的転がして寄せられる状況では、なるべくランニングアプローチを多用すると、結果寄る確率が高くなると思います。
基本のアプローチを「フワっと柔らかく上げてキャリーをある程度出して止めるもの」と考える人がいるかもしれませんが、パターの次に考えるべきなのは、AWもしくはPWや9番アイアンなどのランニングアプローチ。低く転がしてパターのようにラインを出して寄せていけるため、安全でやさしいのです。
では、打ち方を説明したいと思います。いろんな距離を打ちますが、基本的にランニングアプローチではキャリーを抑えるので、スタンスの幅を狭くとります。で、ランニングアプローチでもフィーリングを出したいので、左足を少し右足のつま先に対してやや後ろに引くイメージでも構いません。
だからといって、両足のツマ先の向きを目標方向に向けるのではなくて、ツマ先が正面を向いたまま、若干左足を引いてやる程度にとどめておいてください。
基本のアプローチを「フワっと柔らかく上げてキャリーをある程度出して止めるもの」と考える人がいるかもしれませんが、パターの次に考えるべきなのは、AWもしくはPWや9番アイアンなどのランニングアプローチ。低く転がしてパターのようにラインを出して寄せていけるため、安全でやさしいのです。
では、打ち方を説明したいと思います。いろんな距離を打ちますが、基本的にランニングアプローチではキャリーを抑えるので、スタンスの幅を狭くとります。で、ランニングアプローチでもフィーリングを出したいので、左足を少し右足のつま先に対してやや後ろに引くイメージでも構いません。
だからといって、両足のツマ先の向きを目標方向に向けるのではなくて、ツマ先が正面を向いたまま、若干左足を引いてやる程度にとどめておいてください。
ミスする人はここが出来ていない。右手の「く」の字をキープし続けよう!
そして両ヒザを少し「く」の字に目標側にちょっと寄せます。ボールの位置は番手をどうするか? 転がす距離をどうするか? によって若干変わってきます。
ランニングアプローチでも柔らかく打ちたいならボール位置は真ん中です。そして、ピュッと出球を速く出して最初から少しボールを強く転がすしたいなら、ちょっと右足寄りにボールを置いたりします。
ここではいわゆるランニングアプローチということで、右足寄り側にボールを置いたパターンを説明したいと思います。左手グリップの位置は、真ん中ではなくて左足の付け根の前が不変ですから、正面から見るとシャフトが少し左に傾く形になります。そのときにクラブフェースが開かないように気をつけてグリップエンドを左足付け根の前に持っていきます。そのため、いまAWを持っていますが、ランニングアプローチの構えではかなりロフトが立つことになります。
ここからが一番大事なところですが、正面から見てシャフトと右腕でできる「く」の字の角度を保って振ることがランニングアプローチに限らず、ピッチエンドランその他アプローチの基本となります。そしてコックを使わずに、「く」の字の角度を保ったまま、パターのような形でヘッドを低く引いて低く出すような形で振ることがオススメです。
ランニングアプローチでも柔らかく打ちたいならボール位置は真ん中です。そして、ピュッと出球を速く出して最初から少しボールを強く転がすしたいなら、ちょっと右足寄りにボールを置いたりします。
ここではいわゆるランニングアプローチということで、右足寄り側にボールを置いたパターンを説明したいと思います。左手グリップの位置は、真ん中ではなくて左足の付け根の前が不変ですから、正面から見るとシャフトが少し左に傾く形になります。そのときにクラブフェースが開かないように気をつけてグリップエンドを左足付け根の前に持っていきます。そのため、いまAWを持っていますが、ランニングアプローチの構えではかなりロフトが立つことになります。
ここからが一番大事なところですが、正面から見てシャフトと右腕でできる「く」の字の角度を保って振ることがランニングアプローチに限らず、ピッチエンドランその他アプローチの基本となります。そしてコックを使わずに、「く」の字の角度を保ったまま、パターのような形でヘッドを低く引いて低く出すような形で振ることがオススメです。
バックスイングでは、真っすぐor少し外側に引くと打点のミスがなくなる!
そして体重のかけ方としては左6対右4、もしくは左7対右3。左足に多めに体重を乗せておきます。
そして、アドレスでは肩の高さに注意してください。上げたいわけではないので、両肩の高さは地面と平行、もしくは左肩が下がるぐらいの格好で構えるイメージでいいのです。左肩の上がった球を上げる構えでランニングアプローチしようとしても、構え方と弾道イメージが合わないため、ダフリやトップなどのミスを生みます。
・左肩を下げるイメージで左足体重で構える。
・結果、すごくハンドファーストに感じる構え。
・振るときは、「く」の字をキープする
この基本を踏まえて、打ってみます。ハンドファーストな構えですが、インパクトで打ち込もうとするわけではなくて払うイメージです。「く」の字の角度を変えずに打つわけですから、当然、インパクトの後にフェースを返す必要もありません。
後方から見たときにも、インサイドにクラブを引かないように、なるべく後方に真っすぐ引くイメージを持ちましょう。どちらかというと、インサイドに入ってしまうよりは、真っすぐもしくは少し外に上げるつもりの方がオススメです。コックを使うわけではないですが、外に上げた方がダウンスイングでも上からヘッドが入ってきますから、打点のミスが減ると思います。
以上のように、なるべく転がせる状況のときにはランニングアプローチの選択肢をまず一番に考えるとスコアアップに直結すると思います。パターで転がせないところでも、便利ですよ。
【長岡良実/プロフィール】
ながおか・よしみ/1972年生まれ、茨城県出身。ゴルフを始めたのは14歳。きっかけは父親に連れられて見に行ったトーナメントで当時のトップ選手、セベ・バレステロスからボールをプレゼントされたことから。以後、ジュニアの競技で活躍したのち習志野カントリークラブの研修生を経て1999年プロテスト合格。高い技術を持ち、理論的な説明でレッスンの分かりやすさには定評があり、茨城校として南が丘ゴルフガーデン、千葉校としてナガミネゴルフセンターで指導を行っている
そして、アドレスでは肩の高さに注意してください。上げたいわけではないので、両肩の高さは地面と平行、もしくは左肩が下がるぐらいの格好で構えるイメージでいいのです。左肩の上がった球を上げる構えでランニングアプローチしようとしても、構え方と弾道イメージが合わないため、ダフリやトップなどのミスを生みます。
・左肩を下げるイメージで左足体重で構える。
・結果、すごくハンドファーストに感じる構え。
・振るときは、「く」の字をキープする
この基本を踏まえて、打ってみます。ハンドファーストな構えですが、インパクトで打ち込もうとするわけではなくて払うイメージです。「く」の字の角度を変えずに打つわけですから、当然、インパクトの後にフェースを返す必要もありません。
後方から見たときにも、インサイドにクラブを引かないように、なるべく後方に真っすぐ引くイメージを持ちましょう。どちらかというと、インサイドに入ってしまうよりは、真っすぐもしくは少し外に上げるつもりの方がオススメです。コックを使うわけではないですが、外に上げた方がダウンスイングでも上からヘッドが入ってきますから、打点のミスが減ると思います。
以上のように、なるべく転がせる状況のときにはランニングアプローチの選択肢をまず一番に考えるとスコアアップに直結すると思います。パターで転がせないところでも、便利ですよ。
【長岡良実/プロフィール】
ながおか・よしみ/1972年生まれ、茨城県出身。ゴルフを始めたのは14歳。きっかけは父親に連れられて見に行ったトーナメントで当時のトップ選手、セベ・バレステロスからボールをプレゼントされたことから。以後、ジュニアの競技で活躍したのち習志野カントリークラブの研修生を経て1999年プロテスト合格。高い技術を持ち、理論的な説明でレッスンの分かりやすさには定評があり、茨城校として南が丘ゴルフガーデン、千葉校としてナガミネゴルフセンターで指導を行っている