【ショートゲームのミス撲滅で-5打】いいライなのに…花道のほうが寄らないのはナンデ?
コースレッスンだけに特化したGEN-TEN(ゲンテン)のインストラクターが、実戦的スコアメイク術を伝授。コースレッスンエリート集団が導きだした、8つのポイントを心がけることで平均スコアアップは確実!?(撮影・福田文平)
配信日時: 2017年4月30日 23時00分
どんなゴルファーでも毎ラウンド、ベストスコアを狙ってティオフを迎えるのは常。だが"もったいないミス"が重なり、「ティショットが本来の調子なら5打は縮められたなぁ…」「寄らず入らずで5打は損していたなぁ…」と、実際はベストスコア+10打でため息交じりに帰路につく日ばかり。平均スコア90台後半から110程度の"もったいないゴルファー"のために、GEN-TENのインストラクター、佐々木康生プロにショートゲームでミスしないための実戦テクを聞いた!
⇒第5回 ザックリしない!残り50ヤードのアプローチ
★【ティショットのミス撲滅で-5打】編はこちら!★
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花道のウェッジショットはアマにとって最も難しい状況
こんにちは、GEN-TENの佐々木です。4回に渡って牧野プロから、ティショットにおける注意点をお伝えしましたが、私からはショートゲームの実戦的なポイントを紹介したいと思います。続いては花道からのアプローチです。
パーオンできなかったものの、3打目は花道からの状況。寄せワンでパーセーブといきたいところですが、大ショートに大オーバー…。せっかくいいライだったのに、とショックを受けた経験は往々にしてあると思います。
花道は真っ平らのいいライですが、同時に様々なことができるシチュエーション。「番手は52度?58度?PW?」「上げて寄せる?コロがす?」など、どうやって寄せるか、がボヤけたままアプローチに入ってしまう傾向があります。アベレージゴルファーにとって"条件が良くて、何でも出来て、寄せなければいけない"状況は、最も難しいのです。
花道で寄せづらいと思っている方は、ウェッジを使う必要はありません。私のコースレッスンではクラブ選択でアプローチの引き出しを作ってあげる。ウェッジではなく、7番アイアンを使えばいいんです。
パーオンできなかったものの、3打目は花道からの状況。寄せワンでパーセーブといきたいところですが、大ショートに大オーバー…。せっかくいいライだったのに、とショックを受けた経験は往々にしてあると思います。
花道は真っ平らのいいライですが、同時に様々なことができるシチュエーション。「番手は52度?58度?PW?」「上げて寄せる?コロがす?」など、どうやって寄せるか、がボヤけたままアプローチに入ってしまう傾向があります。アベレージゴルファーにとって"条件が良くて、何でも出来て、寄せなければいけない"状況は、最も難しいのです。
花道で寄せづらいと思っている方は、ウェッジを使う必要はありません。私のコースレッスンではクラブ選択でアプローチの引き出しを作ってあげる。ウェッジではなく、7番アイアンを使えばいいんです。
弾道イメージも迷いなし!7番アイアンなら"スピンがかからずに安定する"
クラブ選択と落とし場所を明確にしてアプローチに入るのが絶対条件ですが、アベレージゴルファーが花道からウェッジを打つ場合、ヘッドの入れ方が一定ではないので、打つたびにスピン量が変わります。
思ったより振り幅が小さく、落としどころより手前にキャリーしたときに限って、しっかりとスピンが入っていて、ピタッと止まってしまう…。逆に少し奥にキャリーしたときに、スピンが入らっておらず、カップを越えてコロがってしまう…。スピンにムラがあり、さらに振り幅が一定しないことが加わると、打ってみないと分からない、まさに"ギャンブル"です。
思ったより振り幅が小さく、落としどころより手前にキャリーしたときに限って、しっかりとスピンが入っていて、ピタッと止まってしまう…。逆に少し奥にキャリーしたときに、スピンが入らっておらず、カップを越えてコロがってしまう…。スピンにムラがあり、さらに振り幅が一定しないことが加わると、打ってみないと分からない、まさに"ギャンブル"です。
スピン量の不安定さや振り幅が一定しないのであれば、ウェッジよりもスピンが入りづらく、振り幅を決めやすいクラブを選択すればいい。7番アイアンであれば、スピンは"かからずに"安定し、振り幅も小さくなるので弾道イメージは間違いなく固めやすくなります。
アベレージゴルファーは「ラフからのアプローチのほうが寄る気がする…」と考える方がいますが、ラフではスピンが入りづらく、しっかりと振る意識を持たざるを得ない。距離感を掴みやすいと感じるのは、アマチュアにとって花道でのアプローチに比べて、弾道イメージが一定になりやすい状況だからです。
アベレージゴルファーは「ラフからのアプローチのほうが寄る気がする…」と考える方がいますが、ラフではスピンが入りづらく、しっかりと振る意識を持たざるを得ない。距離感を掴みやすいと感じるのは、アマチュアにとって花道でのアプローチに比べて、弾道イメージが一定になりやすい状況だからです。
アプローチの引き出しをスイングの技術面で作るのは時間がかかりますが、一番簡単なのはクラブを変えてあげること。ツアープロでもグリーン周りでユーティリティを使ってアプローチをするケースがあるくらいですから、クラブ選択も技術のひとつということを覚えておいてください。
プロフィール/佐々木康生(ささき・こうせい)
GEN-TEN 東日本 専属コーチ。日本プロゴルフ協会会員ティーチングプロ / テーラーメイド契約ティーチングプロ。広島県出身。高校までラグビーで体を鍛えたスポーツマンで、18歳からゴルフを始めるも3か月で70台でプレー。短期間での上達を聞きつけた仲間にアドバイスを求められるうちに、ティーチングの道を志し、2004年にプロ入会。情熱的なレッスンでリピーターも多い、GEN-TENの看板プロ。
⇒コースレッスンに特化した実践上達塾!GEN-TENのHPはこちら!
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