【ティショットのミス撲滅で-5打】絶対乗せたい!150ヤード・PAR3
コースレッスンだけに特化したGEN-TEN(ゲンテン)のインストラクターが、実戦的スコアメイク術を伝授。ラウンドレッスンエリート集団が導きだした、8つのポイントを心がけることで平均スコアアップは確実!?(撮影・福田文平)
配信日時: 2017年4月11日 01時00分
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どんなゴルファーでも毎ラウンド、ベストスコアを狙ってティオフを迎えるのは常。だが"もったいないミス"が重なり、「ティショットが本来の調子なら5打は縮められたなぁ…」「寄らず入らずで5打は損していたなぁ…」と、実際はベストスコア+10打でため息交じりに帰路につく日ばかり。平均スコア90台後半から110程度の"もったいないゴルファー"のために、GEN-TENのインストラクター、牧野佑司プロにティショットでミスしないための実戦テクを聞いた!
⇒【第1回】成功するアドレス、ミスするアドレス
⇒【第2回】ミスせず飛ばすための極意
⇒【第3回】練習頻度が少ない!3Wティショットの注意点
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⇒【第2回】ミスせず飛ばすための極意
⇒【第3回】練習頻度が少ない!3Wティショットの注意点
最もバーディを"獲りやすいと感じる"PAR3!でも…
こんにちは、GEN-TENの牧野です。日々のコースレッスンのなかから、ティショットにおいて、アマチュアに最も気をつけなければならないポイントを4つにわけて紹介しようと思います。最後はショートホールでのティショットの注意点です。
90台後半から100前後のアベレージゴルファーが、最もパーを拾いやすい or バーディを狙える、と考えるのがPAR3だと思います。特に150ヤード以内の距離であれば、短い番手で打てるがゆえに、その気持ちは強くなりますよね。ですが簡単にいかないのがPAR3の怖いところ。ハザードが効き、プレッシャーがかかるホールも多いので、グリーンを捉えられるかどうかでスコアは大きく変わってしまいます。
150ヤードは「7番アイアンでティアップしてジャストの距離」という方が多いと思いですが、言い換えれば「7番アイアンでしっかりヒットできればピッタリの距離」ということ。「当たらなければ届かない…」とネガティブな意識に変わってしまえば、ミスは起こりやすくなります。
90台後半から100前後のアベレージゴルファーが、最もパーを拾いやすい or バーディを狙える、と考えるのがPAR3だと思います。特に150ヤード以内の距離であれば、短い番手で打てるがゆえに、その気持ちは強くなりますよね。ですが簡単にいかないのがPAR3の怖いところ。ハザードが効き、プレッシャーがかかるホールも多いので、グリーンを捉えられるかどうかでスコアは大きく変わってしまいます。
150ヤードは「7番アイアンでティアップしてジャストの距離」という方が多いと思いですが、言い換えれば「7番アイアンでしっかりヒットできればピッタリの距離」ということ。「当たらなければ届かない…」とネガティブな意識に変わってしまえば、ミスは起こりやすくなります。
150ヤード=135〜165ヤードと考えて、1番手下げてリラックスしてしっかりと振り切ったほうがいい結果が生まれることも。アベレージゴルファーぐらいの方になると、8番アイアンでスピンがかかりすぎて止まるというケースは少ない。ランが出て意外と寄ったという成功の仕方のほうが十分にありえますから。あとは、アゲインスト、フォローの状況を加味した上で最終的な番手選択をすれば、グリーンを捉える可能性は高まりますよ。
ピンが左右に振られているときはターゲットの対角線に立つ
ただ上の写真のような、右サイドに外せばバンカー、左サイドに外せば池に…そして手前からランを使って寄せることができない状況では、ジャストの距離を打てる番手で勝負しなければなりません。このようなシチュエーションでは、ティグラウンドの立つ位置を管理してミスへの対策をする必要があります。
ティグラウンドの左サイドに立てば、右を向きやすくなりフック系の弾道イメージが、右サイドに立てば左を向きやすくなりスライス系の弾道イメージがでやすくなります。ピンが左サイドの場合はティグラウンドの右端、ピンが右サイドの場合はティグラウンド左端側に立って、グリーンセンターを狙えば、最悪のケースを防げる可能性は高まります。
ティグラウンドの左サイドに立てば、右を向きやすくなりフック系の弾道イメージが、右サイドに立てば左を向きやすくなりスライス系の弾道イメージがでやすくなります。ピンが左サイドの場合はティグラウンドの右端、ピンが右サイドの場合はティグラウンド左端側に立って、グリーンセンターを狙えば、最悪のケースを防げる可能性は高まります。
コンパクトなスイングでも飛距離が落ちない"PAR3限定ショット"
最後にPAR3限定の"秘策"を紹介したいと思います。大きなスイングではなく、コンパクトなスイングでしっかりと打ち抜いていけば、当然ミスを減らすことはできます。その分飛距離が落ちるのを覚悟しなければならないのですが、アドレスのセットアップを変えることで解消できるのです。
ボールを右足よりに置き、少しだけボールと体の距離を近づけることで、通常のアドレスに比べてロフトが立ち、コンパクトなスイングでも番手なりの飛距離をキープできます。弾道は低くなりますが、風の影響を受けづらい強い球を狙いたい方向に打ち出せますし、ティアップできる分、球は多少上がりやすくなる。PAR3限定のテクニックとして、覚えていて欲しいですね。
ボールを右足よりに置き、少しだけボールと体の距離を近づけることで、通常のアドレスに比べてロフトが立ち、コンパクトなスイングでも番手なりの飛距離をキープできます。弾道は低くなりますが、風の影響を受けづらい強い球を狙いたい方向に打ち出せますし、ティアップできる分、球は多少上がりやすくなる。PAR3限定のテクニックとして、覚えていて欲しいですね。
プロフィール/牧野佑司(まきの・ゆうじ)
GEN-TEN 西日本 専属コーチ(近畿地区)。高校時代卒業後、単身アメリカに留学し、最新ゴルフ理論を学ぶ。2007年からはカナディアンツアーに2年間フル参戦し、2011年よりティーチング活動を開始。基本に忠実な理論と、海外のツアーで得た経験を融合した実践的なレッスンで好評を博している。
⇒コースレッスンに特化した実践上達塾!GEN-TENのHPはこちら!
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