アイアンショット、努力しても、ダウンブローに打てない原因とは?
「仕事も家庭も多忙で練習不足だけど、スコアは良くしたい」。こんな世のゴルファーの本音に応えるメソッドを持つのは、日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロの久田順也。モットーは「努力しない」「頑張らない」で上手くなること。そんなエフォート(努力)レス(しない)メソッドは多忙な人に最適。初心者から上級者まで必見です!
配信日時: 2017年5月18日 05時11分
目次 / index
プロのようなダウンブローのアイアンショット。憧れですがなぜ打てないのでしょうか?
皆さん、こんにちは。PGAティーチングプロの久田順也です。
簡単に自己紹介をすると、2013年に『エフォートレススイング』という理論を提唱し、PGAティーチングアワードの奨励賞を頂いています。「もっとゴルフをシンプルに!簡単に!努力しないで上手くなろう!」というモットーで、忙しいゴルファーの皆さんに今よりゴルフを楽しんでもらいたいと思っています。
ゴルフクラブはヘッドが重くできているので、振り子の運動がしやすいようにできています。振り子はいつも同じリズムテンポで同じ軌道を描いて運動をし続けます。つまりこの振り子の特性を上手くスイングに取り入れれば、多くのゴルファーは努力しない『エフォートレス』なスイングを身につけられるのです。
このシンプルな考え方に基づいて、今回は「なぜ努力してもダウンブローで打てないのか?」について説明していきたいと思います。皆さんも、プロゴルファーのようなダウンブローのアイアンショットに一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。
簡単に自己紹介をすると、2013年に『エフォートレススイング』という理論を提唱し、PGAティーチングアワードの奨励賞を頂いています。「もっとゴルフをシンプルに!簡単に!努力しないで上手くなろう!」というモットーで、忙しいゴルファーの皆さんに今よりゴルフを楽しんでもらいたいと思っています。
ゴルフクラブはヘッドが重くできているので、振り子の運動がしやすいようにできています。振り子はいつも同じリズムテンポで同じ軌道を描いて運動をし続けます。つまりこの振り子の特性を上手くスイングに取り入れれば、多くのゴルファーは努力しない『エフォートレス』なスイングを身につけられるのです。
このシンプルな考え方に基づいて、今回は「なぜ努力してもダウンブローで打てないのか?」について説明していきたいと思います。皆さんも、プロゴルファーのようなダウンブローのアイアンショットに一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。
「上から潰す」意識なのに、現実はしゃくり上げる動きになっている!
ダウンブローといえば、上から鋭角にボールを捉えますし、ハンドファーストに当たるイメージがあると思います。これは当たり前として、ダウンスイングのフェースの向きが非常に大事なんです。フェースが少しでも上を向くと、しゃくり上げるような動きになってしまいます。
ゴルファーの皆さんの意識としては、当然「上から入れなきゃ」と思って「上からボールを潰す」イメージで振っています。でも現実は上から降りてきても、インパクトゾーンで当たる瞬間に右手首が手のひら側に折れるフリップが起き、しゃくり上げるようなヘッドの動きになりがちです。
なぜこんなことが起きるのか? 意識と現実が真逆になっているわけですが、これは当たる瞬間にヘッドを走らせよう、手を返そうとするために起きてしまう現象で、こうなるとフェースが上を向いてしまい、しゃくる結果になってしまいます。
これは、ゴルフクラブはヘッドが長いシャフトの先に付いているため、なかなかフェースの動きを感知しづらいから起きる問題でもあります。例えば、卓球のように手でラケットの面を持っていれば、自分ですぐにフェースを地面に向けられますが、ゴルフクラブでもダウンブローで打ちたければ、同様にダウンスイングでフェースを地面に向けなければならないのです。
ゴルファーの皆さんの意識としては、当然「上から入れなきゃ」と思って「上からボールを潰す」イメージで振っています。でも現実は上から降りてきても、インパクトゾーンで当たる瞬間に右手首が手のひら側に折れるフリップが起き、しゃくり上げるようなヘッドの動きになりがちです。
なぜこんなことが起きるのか? 意識と現実が真逆になっているわけですが、これは当たる瞬間にヘッドを走らせよう、手を返そうとするために起きてしまう現象で、こうなるとフェースが上を向いてしまい、しゃくる結果になってしまいます。
これは、ゴルフクラブはヘッドが長いシャフトの先に付いているため、なかなかフェースの動きを感知しづらいから起きる問題でもあります。例えば、卓球のように手でラケットの面を持っていれば、自分ですぐにフェースを地面に向けられますが、ゴルフクラブでもダウンブローで打ちたければ、同様にダウンスイングでフェースを地面に向けなければならないのです。
ダウンスイングで、右手のひらと左手甲を「地面に向ける」イメージで振ろう!
では、どうすればダウンスイングでフェースを下向きに使えるようになるのか?
これは、ゴルフクラブを持たずに、【手のひらの感覚】を覚えていくことがオススメです。例えば、左手。ダウンブローに打ちたければ、ダウンスイングで左手甲を地面に向けて動かすのが合理的です。上から下に動かしたいのに、左手甲を甲側に折って角度をつけたりしないはずです。
また、右手も同様。上から下に打ち込みたいなら、右手首を手のひら側に折ったり決してしないはず。右手のひらを地面に向けて、右手首の角度をキープしていくのが自然ですよね? この両手を合わせた形が、ダウンブローに必要な動作イメージなのです。
スイングの“イメージ”が変われば、体の動きもフェースの動きも変わってきます。今回紹介したイメージを取り入れてぜひ練習してみてください。
【久田順也/プロフィール】
日本プロゴルフ協会ティーチングプロA級かつ特定非営利活動法人日本Gボール協会 パーソナルトレーナー。2013年にPGAティーチングアワード奨励賞を受賞し、現在では母校立正大学付属中学、高等学校ゴルフ部コーチとしてジュニア育成にも注力。生徒一人一人にベストな指導を提供できるようにと日夜研究に余念がない。また、レッスンDVD『久田順也のゴルフ処方箋』も人気。その豊富な知識を活かして『LUKゴルフアカデミー五反田(www.luck-golf.com)』、『リストアゴルフ(www.restoregolf.com)』を中心に指導を行っている
これは、ゴルフクラブを持たずに、【手のひらの感覚】を覚えていくことがオススメです。例えば、左手。ダウンブローに打ちたければ、ダウンスイングで左手甲を地面に向けて動かすのが合理的です。上から下に動かしたいのに、左手甲を甲側に折って角度をつけたりしないはずです。
また、右手も同様。上から下に打ち込みたいなら、右手首を手のひら側に折ったり決してしないはず。右手のひらを地面に向けて、右手首の角度をキープしていくのが自然ですよね? この両手を合わせた形が、ダウンブローに必要な動作イメージなのです。
スイングの“イメージ”が変われば、体の動きもフェースの動きも変わってきます。今回紹介したイメージを取り入れてぜひ練習してみてください。
【久田順也/プロフィール】
日本プロゴルフ協会ティーチングプロA級かつ特定非営利活動法人日本Gボール協会 パーソナルトレーナー。2013年にPGAティーチングアワード奨励賞を受賞し、現在では母校立正大学付属中学、高等学校ゴルフ部コーチとしてジュニア育成にも注力。生徒一人一人にベストな指導を提供できるようにと日夜研究に余念がない。また、レッスンDVD『久田順也のゴルフ処方箋』も人気。その豊富な知識を活かして『LUKゴルフアカデミー五反田(www.luck-golf.com)』、『リストアゴルフ(www.restoregolf.com)』を中心に指導を行っている