第10回/スイング中に肩甲骨を緩めるな!トップで腕は高く上げなくていい | 【誰も言わなかったゴルフスイングの真実】TOSHI HIRATA★究極のレッスン

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第10回/スイング中に肩甲骨を緩めるな!トップで腕は高く上げなくていい

元日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロ、現在アメリカの日本食レストランチェーンCEO。異色の経歴を持つTOSHI HIRATAが30年のレッスン経験の集大成を語る。超DEEPな骨太スイング論をアメリカからお届け!

2017年03月21日

今後はさらにDEEPな世界へと誘います!

前回は"カカト軸ジャンプ"のおさらいと【カーリングマスタードリル】を動画にて紹介しました。15分に及ぶ長い動画レッスンになりましたが、これまでの流れと正しいドリルをマスターするためにも、まだ視聴していない方はぜひお願いします。

"カカト軸ジャンプ"によって【重いインパクト】を身につけることが出来たなら、あなたのゴルフライフは激変します。60歳になる私も先日300ヤード越えを何度も実現し、一時は20ヤードも前にいたクリス(15歳)の横に再び並ぶようになりました。(親子で飛ばし合いをしております……笑)

たしかに高齢での会得は困難ですが、不可能ではないことの証明になりますかね?以前紹介した堀田晃弘プロ(枚方ゴルフセンター所属)を筆頭に、他の関西の練習場のプロ達もこの方法を取り入れ、驚異的なヘッドスピードUPを実現しています。(本人の了解を得ているので後日実名で紹介予定)このように基本が出来ているジュニアプレーヤーやプロにおいてはその即効性は驚くべきものがあります。

ただし、一般アマチュアが“カカト軸ジャンプ”を習得するには本当に高い障壁があります。これから数回続く私のレッスンは「他の雑誌やビデオレッスン」で見ることは出来ません。あまりに高度でプロレベルの人でないと理解出来ない可能性もあり、多くの人が途中で挫折してしまうかもしれません。何しろ、タイトルが【究極のレッスン】ですからね……。それでは今後のレッスン内容の一部を予告をしておきます。

●アドレスで背筋を伸ばせ!の本当の意味
●肩を回せ!?『耳がタコになる!』
●右手で叩け!の提唱者「戸田藤一郎」の右手の秘密
●ゴルフの効き目による大きな弊害〜その矯正法
●誰も教えなかった究極のスピンボールの打ち方

スイングで肩甲骨を緩めてはいけない

 
世界ランクトップ10のトップ。一見腕の位置を高く保って見えるが……(撮影・岩本芳弘)
話がかなり横道にそれてしまいましたが、今回のテーマは「肩甲骨に緩みのないバックスイングが出来ているか?」です。

これも皆さんにはあまり馴染みの無いフレーズかもしれませんが、非常に大切なことです。結論から先に述べますが、PGAツアープロの約80%は緩みがなく、80%のアマチュアはバックスイングが緩んでいます。ただし、私は運動生理学の専門家ではありませんから、学術的な表現方法に間違いがあってもお許しください。

さて、人間の肩関節は角度を変え自由に動きます。この自由に動きが取れる肩関節を極力抑えることで、スイングにおけるクラブヘッドのスピード、フェースコントロールを高めることが可能になります。これは”カカト軸ジャンプ”を完成させるための必須条件でもあります。

それではいつものようにあなたの身体で実験してみましょう!

クラブ(PW〜5I)を持ってアドレスしてください。鏡の前でやるのがベストなのですが、もし無ければある場所に行ってシャドースイングでも構いません。

【1】トップの位置で止めてください
【2】その状態で身体(背すじ)を真っすぐ起こしてください

鏡に映ったあなたの左右の肩は水平でしょうか?右肩が左肩よりも低くなっていませんか?というより、左肩がご自身の口、ないしアゴをかなり隠していませんか?
背すじを地面に垂直にしてみると……腕や両肩のラインはほぼ身体と垂直だった!
首の短さなども関係しますが、もし、そうなっていれば肩甲骨を緩めてしまった証です。こにPGAツアープロの後方からの写真があります。トップの位置での両肩が背すじに対して垂直ですね。

アマチュアの皆さんはバックススイングの途中で、苦しくなった時点から肩甲骨を緩めて腕を高く上げていきます。これは多くの皆さんの頭の中にある「肩を出来るだけ回せ症候群」が影響しているのです。(この部分は後に肩を回せ!?『耳がタコになる!』で詳しく解説します)

この行為によって身体のテンションは下がります。いってみれば、弓矢を引いてきたのにその弓矢の糸が突然半分よじれて緩んでしまったとでもいうべきでしょうか?これで腕はますます自由になりどこまでも移動可能になります。つまりオーバースイングの原因でもありますね。これが緩んだスイング、つまり緩んだ肩甲骨ということになります。

そして、一度緩んでしまった肩甲骨では重いインパクトを迎えることが難しくなります。ダウンスイングの途中で大きくスイングの修正を余儀なくされるのです。当然ヘッドの軌道もループするし、パワーロスする確率が高くなります。スイングの再現性が非常に低くなるのはいうまでもありませんね。

もちろん、PGAツアープロにも例外は存在しますし、日本のツアープロにも緩みのある人は多く見られます。PGAツアーではバッバ・ワトソンなどはその代表格。しかし、ワールドランキングの上位10位までのプレーヤーの中に、肩甲骨が緩んでいるプレーヤーは存在しません!

では、どのように腕を使えばいいのか?野球のスイングを思い浮かべてください。野球の場合、正面から直線的にボールは向かってきます。ボールをヒットする際に両肩は身体(=地面)と水平に回転します。ところが、ゴルフスイングではボールが地面にある。無意識にプレーヤーは上からボールを叩かなければいけないと思ってしまい、この意識が必要以上に両腕を高く上げさせてしまうのです。

アドレスで上体は前傾しているのですから、肩は身体に対して垂直に回せば自然に腕は上がるもの。アマチュアの多くはこの事実に気づかず、身体と分離して手だけを高く上げ、その意図とは反対にヘッドが低い位置に収まりがち。反対に、プロの腕は低く見えてもヘッドが高い位置に収まります。俗にいう「クラブが縦に上がっている」ということですね。

それでは、この大切なスイングの要とも呼べる「肩甲骨を緩めない」とは、どのようにすればいいのか?とっておきのベーシックドリルがあります。今ではあまりにもベーシックになり過ぎ、どこにでもあるありふれたドリルですが非常に効果的です。

また、どんなにドリルが優れていても「なぜそのドリルが必要なのか?」は、あまり解説されていません。今回のレッスンではもう皆さんはその重要性を認識した上で行うわけですから効果は倍増します。それではそのドリルとは?次回詳しく解説していきたいと思います。

SEE YOU SOON!

TOSHI HIRATA/26歳からゴルフを始め、29歳でプロ入会。日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロとして日本で活動していたが、ツアープロの道を模索、武者修行のため渡米したまま移住。現在はアメリカの日本食レストランチェーン『Seasons Of Japan』のCEOを務める。過去には米国ゴルフチャンネルの解説者の経験や、様々な発信をWEBで行っている。ジョージア州在住
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