第24回/プロのようなアドレスを身につけよう! 【後編】―PGAツアープロの事例―
元日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロ、現在アメリカの日本食レストランチェーンCEO。異色の経歴を持つTOSHI HIRATAが30年のレッスン経験の集大成を語る。超DEEPな骨太スイング論をアメリカからお届け!
配信日時: 2017年7月14日 08時24分
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アドレスで肩の向きとスタンス向きが交差していませんか?
前回、ケントさんへのレッスンを見られてどう感じられましたか? 多くの人の気づきになったのではないでしょうか。今日は正しいセットアップを構築するためにはどのようなルーティンを行えばいいか?を検証していきましょう!
ドライバーのエイミングにおいて、アマチュアの皆さんの最も犯しやすいミスとして【スタンスのラインとショルダーラインがクロスしてしまう】ことが挙げられます。こうなると、アドレス時に肩が開くだけではなく、体重も左足に寄りかかるようになります。もちろん頭の位置も左に動いてしまうわけですから腰も開きます。
このアドレスの体勢だと、スタートの時点で肩回転はマイナスから始まることになります。マイナスからのスタートでは肩が十分に回転(捻転)しませんし、ヘッド軌道はアウトサイドに上がって行きます。アマチュアの方のスライスの多くの原因が実はアドレスにあったのです。
どうしてこのような事が起こるのでしょうか? ドライバーの球の位置はカカト線上がプロも含めて一般的ですよね。それに対してクラブを持つ両手のグリップは右手が下に来ます。それだけでも肩が開く条件が作られているのです。ボールが左サイドにあることと、この右手グリップにより、自然に構えると必ず肩は開いてしまいます。
ドライバーのエイミングにおいて、アマチュアの皆さんの最も犯しやすいミスとして【スタンスのラインとショルダーラインがクロスしてしまう】ことが挙げられます。こうなると、アドレス時に肩が開くだけではなく、体重も左足に寄りかかるようになります。もちろん頭の位置も左に動いてしまうわけですから腰も開きます。
このアドレスの体勢だと、スタートの時点で肩回転はマイナスから始まることになります。マイナスからのスタートでは肩が十分に回転(捻転)しませんし、ヘッド軌道はアウトサイドに上がって行きます。アマチュアの方のスライスの多くの原因が実はアドレスにあったのです。
どうしてこのような事が起こるのでしょうか? ドライバーの球の位置はカカト線上がプロも含めて一般的ですよね。それに対してクラブを持つ両手のグリップは右手が下に来ます。それだけでも肩が開く条件が作られているのです。ボールが左サイドにあることと、この右手グリップにより、自然に構えると必ず肩は開いてしまいます。
マキロイのように球のつかまる『逆Kの字』アドレスを身につけよう!
それではどう構えればいいのでしょうか? いつものようにやってみましょう。
【1】クラブを持って鏡の前に行ってください。
【2】アドレスして体の正面(スタンスの中央)にヘッドを置いてください。当然右肩は若干下がります。
【3】そのまま頭の位置をキープして腕だけをずらして左カカト線上のボールの位置まで移動させましょう。この時右肩はさらに下がらなければなりません。
【4】これで「逆Kの字型」のアドレスの完成です
【1】クラブを持って鏡の前に行ってください。
【2】アドレスして体の正面(スタンスの中央)にヘッドを置いてください。当然右肩は若干下がります。
【3】そのまま頭の位置をキープして腕だけをずらして左カカト線上のボールの位置まで移動させましょう。この時右肩はさらに下がらなければなりません。
【4】これで「逆Kの字型」のアドレスの完成です
世界1位のダスティン・ジョンソンは『Yの字』で構えても、カーリングのために始動で『逆Kの字』に戻すタイプ
この『逆Kの字型』アドレスがどうしても気持ちが悪かったら 『Yの字型』アドレスでも構いません。腕をあまり動かさずにヘッドだけを移動すれば『Yの字型』アドレスになります。ただし、この『Yの字型』の構えは基本フェードボールやスライスを誘発する原因にもなります。なぜなら左手の甲があなたから見て「逆くの字」になるからです。
このままの状態でバックスイングすれば、左手甲はカッピング(左手首が甲側に折れる)の動きをしやすく、トップでフェース向きがオープンになります。もちろんテークバックの最中に多くのプロはアジャストしてきます。ダスティン・ジョンソンなどは初めに一旦『Yの字型』で構えますが、テークバックの瞬間に『逆Kの字型』に戻します。
このままの状態でバックスイングすれば、左手甲はカッピング(左手首が甲側に折れる)の動きをしやすく、トップでフェース向きがオープンになります。もちろんテークバックの最中に多くのプロはアジャストしてきます。ダスティン・ジョンソンなどは初めに一旦『Yの字型』で構えますが、テークバックの瞬間に『逆Kの字型』に戻します。
つまり、トップで【カーリング】(シャットフェース)を完成させる昨今のプレーヤーの多くはどこかでアジャストしているということですね。
松山英樹のような『Yの字型』は、フェードヒッター向き。J・トーマスのように『逆Kの字型』との中間型もいる
私に限って言えば、通常はその中間で構えます。そしてドローを打つ時は「逆Kの字型」、フェードを打つ時には「Yの字型」で構え、その構え方の特性を活かして球筋を打ち分けるようにしています。
何人かのツアープロは同じ方法を用いていると思いますが、確かなことは聞いてみないとわかりません。ただ、この方法は画期的な方法であることに間違いはありません! 後日、この方法を用いたインテンショナルボールの打ち方をレッスンいたします。
人数限定(250名)で運営しております私のFBの『フオーラム型レッスン』にお越しください! フォーラムでは参加者有志の無料レッスン動画や私のスイング動画も見ることもできます。またアメリカのゴルフの話題、WEBレッスンに対しての質問も受け付けています。(プライベートな個人の動画、また著名人の方も多く参加されておりますので、ご自身のプロファイルがない方は申し訳ありませんが基本お断りしております)
それではSEE YOU THERE!!
TOSHI HIRATA/26歳からゴルフを始め、29歳でプロ入会。日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロとして日本で活動していたが、ツアープロの道を模索、武者修行のため渡米したまま移住。現在はアメリカの日本食レストランチェーン『Seasons Of Japan』のCEOを務める。過去には米国ゴルフチャンネルの解説者の経験や、様々な発信をWEBで行っている。ジョージア州在住
何人かのツアープロは同じ方法を用いていると思いますが、確かなことは聞いてみないとわかりません。ただ、この方法は画期的な方法であることに間違いはありません! 後日、この方法を用いたインテンショナルボールの打ち方をレッスンいたします。
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