「クラブに関しては口数が増える」今平周吾が胸に秘める“ヤマハ契約プロのDNA”
「クラブに関しては口数が増える」今平周吾が胸に秘める“ヤマハ契約プロのDNA”
配信日時: 2018年11月20日 08時57分
<カシオワールドオープン 事前情報◇20日◇Kochi黒潮カントリークラブ・高知県(7335ヤード・パー72)>
「カシオワールドオープン」で初の賞金王戴冠の可能性を秘めている今平周吾。ショットからパターまでスキが無く、今シーズンも安定感が抜群だ。一方で口数が少なく、記者泣かせとも言えなくもない男。だが、クラブ契約を結ぶヤマハのツアー担当者・大西裕士氏は「クラブに関しては口数が増えるんですよ」と教えてくれた。
そんな今平のアイアンへのこだわりは“安心感”。「クラブは納得いくものを使いたい。気持ちよく、不安無く打てるものがいいです。安心感は大事。構えたときにスクエアに構えられるものがいい」。パーオン率2位を誇るショットは、不安無く打ててこそである。
先述の大西氏がさらに引き継ぐ。「今平プロはアドレス時の見た目もそうですが、打感へのこだわりも非常に強いです。契約していただいての第一声で“ヤマハさんのアイアンは柔らかくてひっつく感じがある。はじく感じじゃないのがいいですね”と言っていただけました。すごく感覚が鋭い。これは弊社契約の谷口徹プロ、藤田寛之プロと通じる部分だと思います」と歴代の賞金王2人の名前を出して評した。
そのやりとりの中で出てきたのが冒頭の言葉。大西氏「他の選手と比較したわけではないですが、今平プロは若い選手なのにクラブへの関心が非常に高いんです。そして自分が考えているものをしっかりと口で伝えてくれます。先ほども言いましたが、谷口さんや藤田さんのような昔の職人っぽい選手ですね」と形容。
また、クラブを計れる確かな実力も持っていることも強調する。この日は様々なドライバーのヘッドをトラックマン(弾道測定器)を使用してテストしたが、あまり男子の会場に来ないツアー担当者が「こちらが重心位置などちょっと変えた部分がそのまま数字に表れている。さすがです」と舌を巻く場面もあった。
ヤマハ契約プロといえば谷口&藤田の賞金王コンビ。職人気質で、こだわりをもってヤマハのクラブの歴史を共に作ってきた2人だ。一方で次に賞金王になろうとしている男はトークショーなどで小気味よいトークを見せる大先輩たちとは少し毛色が違う。それでも、しっかりと“ヤマハ契約プロのDNA”を持ち合わせている。(文・秋田義和)
【今平周吾の使用ギア】
1W:ヤマハ RMX116(10.5°ツアーAD TP-6/S/44.75インチ)
5W:キャロウェイ EPIC(18° ツアーAD TP-8/X)
3U:タイトリスト 910H( 21°)
4I〜PW:ヤマハ RMX116 TOUR BLADE(DG S300)
AW:タイトリスト ボーケイSM7(52°)
LW:タイトリスト ボーケイプロト(60°)※使い込み溝が少ない
LW:タイトリスト ボーケイプロト(60°)※新しく溝があるもの
PT:オデッセイ オーワークス BLACK MARXMAN
BALL:タイトリスト PRO V1x
「カシオワールドオープン」で初の賞金王戴冠の可能性を秘めている今平周吾。ショットからパターまでスキが無く、今シーズンも安定感が抜群だ。一方で口数が少なく、記者泣かせとも言えなくもない男。だが、クラブ契約を結ぶヤマハのツアー担当者・大西裕士氏は「クラブに関しては口数が増えるんですよ」と教えてくれた。
そんな今平のアイアンへのこだわりは“安心感”。「クラブは納得いくものを使いたい。気持ちよく、不安無く打てるものがいいです。安心感は大事。構えたときにスクエアに構えられるものがいい」。パーオン率2位を誇るショットは、不安無く打ててこそである。
先述の大西氏がさらに引き継ぐ。「今平プロはアドレス時の見た目もそうですが、打感へのこだわりも非常に強いです。契約していただいての第一声で“ヤマハさんのアイアンは柔らかくてひっつく感じがある。はじく感じじゃないのがいいですね”と言っていただけました。すごく感覚が鋭い。これは弊社契約の谷口徹プロ、藤田寛之プロと通じる部分だと思います」と歴代の賞金王2人の名前を出して評した。
そのやりとりの中で出てきたのが冒頭の言葉。大西氏「他の選手と比較したわけではないですが、今平プロは若い選手なのにクラブへの関心が非常に高いんです。そして自分が考えているものをしっかりと口で伝えてくれます。先ほども言いましたが、谷口さんや藤田さんのような昔の職人っぽい選手ですね」と形容。
また、クラブを計れる確かな実力も持っていることも強調する。この日は様々なドライバーのヘッドをトラックマン(弾道測定器)を使用してテストしたが、あまり男子の会場に来ないツアー担当者が「こちらが重心位置などちょっと変えた部分がそのまま数字に表れている。さすがです」と舌を巻く場面もあった。
ヤマハ契約プロといえば谷口&藤田の賞金王コンビ。職人気質で、こだわりをもってヤマハのクラブの歴史を共に作ってきた2人だ。一方で次に賞金王になろうとしている男はトークショーなどで小気味よいトークを見せる大先輩たちとは少し毛色が違う。それでも、しっかりと“ヤマハ契約プロのDNA”を持ち合わせている。(文・秋田義和)
【今平周吾の使用ギア】
1W:ヤマハ RMX116(10.5°ツアーAD TP-6/S/44.75インチ)
5W:キャロウェイ EPIC(18° ツアーAD TP-8/X)
3U:タイトリスト 910H( 21°)
4I〜PW:ヤマハ RMX116 TOUR BLADE(DG S300)
AW:タイトリスト ボーケイSM7(52°)
LW:タイトリスト ボーケイプロト(60°)※使い込み溝が少ない
LW:タイトリスト ボーケイプロト(60°)※新しく溝があるもの
PT:オデッセイ オーワークス BLACK MARXMAN
BALL:タイトリスト PRO V1x