「6、7Iは2本入れた方がラク」クラブ契約フリー・甲斐慎太郎の【飛び系アイアン】活用術。今後も増える!?
「6、7Iは2本入れた方がラク」クラブ契約フリー・甲斐慎太郎の【飛び系アイアン】活用術。今後も増える!?
配信日時: 2018年9月19日 08時15分
<アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ 事前情報◇19日◇武蔵カントリークラブ 笹井コース(7060ヤード・パー71)>
日亜共催大会「アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ」。明日からの開幕に備え、最終調整を行う選手の中に、かなり変わったセッティングの選手を発見。今季からクラブ契約フリーの甲斐慎太郎だ。
バッグを覗くと、刻印の小さな6、7Iに加えて、刻印の大きな6、7Iが。聞くと「先週から飛び系アイアンを入れました。前までは普通にキャビティ(ヨネックス『EZONE CB501』)の4、5Iを入れてましたが、ちょっとテストしてみようと飛び系(同『EZONE CB701』)の6、7Iを入れたらこれが良かったんです」とのこと。
「ボクのキャビティの7Iは165ヤードなんですけど、新しい飛び系の7Iは195ヤード。5番と同じかそれ以上の距離がラクに出ます。なんというか、普通の7Iの弾道のままラクに距離が出ます。とにかく打ち出しが高くて、7Iの感覚のまま距離が伸びるという感じ。適度にスピンが入って弾道も高いですし、グリーンへのランディングも緩やかなのでしっかり止まる。
それにミスに強いし、サイドスピンも少ないし。サイズもそこまで違わないから違和感もないですよ。あと、『EZONE CB701』がいいところは、フェース素材はマレージングなんですけど、ボディは軟鉄鍛造なので、ライ角など細かい調整もできるので、何の問題もないです」(甲斐慎太郎)
この日は練習日とあって、飛び系の5Iもバッグに入っていたが「それは210、いや、225ヤードは飛ぶなぁ…。4Iの代わりどころか、完全に3Iですね」と、少々トータル距離が混乱気味でもあった。「先週は飛ぶ5Iは入れてませんから。今日はUTも一応入れていますが、試合で抜くとしたらUTと5Iでしょうね」と、新たなる武器を手に所属コースで行われる大会での活躍を狙っている。
甲斐のクラブを手がけた、ツアー担当の長瀬貞之氏はこう語る。
「最近は、男子プロでも複合構造のアイアンを選ぶ選手が増えてきました。深堀圭一郎プロも『EPIC PRO』のような複合構造のものの方が軟鉄鍛造アイアンよりタテ距離のブレが遥かに少ないと言いますし、池田勇太プロも最近、長い番手(5I)に『EPIC PRO』を投入しています。
弾道計測器を使って練習するのも当たり前の光景になり、男子プロたちもタテ距離やサイドスピン、打ち出しの高さなどを合理的に数字で判断するようになりました。複合構造の飛び系アイアンを合理的に選ぶ選手が今後はもっと増えてくると思いますね」(長瀬氏)
世の売れ筋は“プラス2番手の飛び”をうたう飛び系アイアンが大人気。これはてっきり「飛ばない我々アマチュアゴルファーだけのもの」かと思いきや、男子ツアープロにもその波が密かに押し寄せていた。過去の常識に縛られず、【いいものを合理的に採り入れるクラブ契約フリー】選手を中心に…。
日亜共催大会「アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ」。明日からの開幕に備え、最終調整を行う選手の中に、かなり変わったセッティングの選手を発見。今季からクラブ契約フリーの甲斐慎太郎だ。
バッグを覗くと、刻印の小さな6、7Iに加えて、刻印の大きな6、7Iが。聞くと「先週から飛び系アイアンを入れました。前までは普通にキャビティ(ヨネックス『EZONE CB501』)の4、5Iを入れてましたが、ちょっとテストしてみようと飛び系(同『EZONE CB701』)の6、7Iを入れたらこれが良かったんです」とのこと。
「ボクのキャビティの7Iは165ヤードなんですけど、新しい飛び系の7Iは195ヤード。5番と同じかそれ以上の距離がラクに出ます。なんというか、普通の7Iの弾道のままラクに距離が出ます。とにかく打ち出しが高くて、7Iの感覚のまま距離が伸びるという感じ。適度にスピンが入って弾道も高いですし、グリーンへのランディングも緩やかなのでしっかり止まる。
それにミスに強いし、サイドスピンも少ないし。サイズもそこまで違わないから違和感もないですよ。あと、『EZONE CB701』がいいところは、フェース素材はマレージングなんですけど、ボディは軟鉄鍛造なので、ライ角など細かい調整もできるので、何の問題もないです」(甲斐慎太郎)
この日は練習日とあって、飛び系の5Iもバッグに入っていたが「それは210、いや、225ヤードは飛ぶなぁ…。4Iの代わりどころか、完全に3Iですね」と、少々トータル距離が混乱気味でもあった。「先週は飛ぶ5Iは入れてませんから。今日はUTも一応入れていますが、試合で抜くとしたらUTと5Iでしょうね」と、新たなる武器を手に所属コースで行われる大会での活躍を狙っている。
甲斐のクラブを手がけた、ツアー担当の長瀬貞之氏はこう語る。
「最近は、男子プロでも複合構造のアイアンを選ぶ選手が増えてきました。深堀圭一郎プロも『EPIC PRO』のような複合構造のものの方が軟鉄鍛造アイアンよりタテ距離のブレが遥かに少ないと言いますし、池田勇太プロも最近、長い番手(5I)に『EPIC PRO』を投入しています。
弾道計測器を使って練習するのも当たり前の光景になり、男子プロたちもタテ距離やサイドスピン、打ち出しの高さなどを合理的に数字で判断するようになりました。複合構造の飛び系アイアンを合理的に選ぶ選手が今後はもっと増えてくると思いますね」(長瀬氏)
世の売れ筋は“プラス2番手の飛び”をうたう飛び系アイアンが大人気。これはてっきり「飛ばない我々アマチュアゴルファーだけのもの」かと思いきや、男子ツアープロにもその波が密かに押し寄せていた。過去の常識に縛られず、【いいものを合理的に採り入れるクラブ契約フリー】選手を中心に…。