昨年10月のエース破損が尾を引く小平智。「ボクは全クラブ同じイメージで打つので…」
昨年10月のエース破損が尾を引く小平智。「ボクは全クラブ同じイメージで打つので…」
配信日時: 2018年8月18日 10時28分
<ウィンダム選手権 2日目◇17日◇セッジフィールドCC(7127ヤード・パー70)>
米国男子ツアーの優勝者となった小平智が苦戦を強いられている。レギュラーシーズン最終戦の「ウィンダム選手権」2日目は、2バーディ・3ボギー・2ダブルボギーの「75」と大きくスコアを崩し、トータル6オーバーの147位タイ。2日間でコースを去ることとなった。
⇒小平智は荒療治もカムバックならず 連続ダボで予選落ち
■昨年10月のエース破損がまだ尾を引いている■
この試合の初日を終え、ティショットの課題を口にするとともに、「ドライバーからの流れの大切さ」を口にしていた小平。
「前から言うようにドライバーからの流れがよくない。ドライバーでいいショットを打つと次のショットが良くない。11番のセカンドみたいに左に引っかけたりする。ドライバーが去年の10月に割れてから、それから今まで気持ちよくドライバーが打てていない。クラブの流れがよくない。自分のゴルフはドライバーから組み立てていくので、そこら辺がビッグスコアを出せない原因でもあるし、苦しい部分だと思います。
自分自体は悪くないので。ドライバー自体に気持ち悪さを感じてる。合わないですね。いいドライバーに巡り会えてないので。割れてから、気持ちがいいゴルフが一回もできてないし、1日いいゴルフができても4日間絶対に続かないし。こういう舞台で戦っちゃうと、なおさらその厳しさを感じますね。(上がり2ホールの連続バーディは)あれもセカンドが良かっただけでティショットは17番は3Wだったし、最終ホールはドライバーがすごい変な当たり。厳しいですね。ぜんぜん気持ちよくないです」(小平)
⇒小平智のエースドライバーヒビ割れ事件を考える。耐用年数は今後短くなっていく!?
■2日目は1Wを打たず、気持ち良さを再確認■
迎えた2日目は、【ドライバーを打たないで回る】という荒療治に出た。自らのゴルフの核となるドライバーを封印するとどうなるのか? 次打との流れの悪さの原因が本当にドライバーにあるのか? これを再確認するためのラウンドとしたようだ。
「(ドライバーは)今日は一回も使ってないです。回っている感じでは今日ずっと3Wでいい感じでラウンドしていたので、そのあとのアイアンショットもイメージ通りに打てたので、気持ち悪さは今日のほうがないです。イメージ通りにドライバーが打てても、そのあとも続くんですけど、僕はクラブ全般、同じイメージで打っているので。そこがつながらないと、なかなかセカンドショットも続かないし、集中力も持たないので。まあ苦しいですね。
今のドライバーを使わないとどうなるのかを試したかった。アイアンの気持ち悪さとか。ドライバーが良くないからアイアンも気持ち悪くなってくるのもあったので。それを、ドライバーを使わなかったらどうなるのか試したんです。
結果的には、自分が思った通り、ティショットからの流れでずっとイメージ通りの球が打てているので。やっぱり、ドライバーが良くないというのが、このラウンドで分かった。そこを調整すれば良くなってくるんじゃないかというのが感じ取れたので、良かったラウンドだったと思います」(小平)
と、収穫を口にした。が、ドライバーの調整をすべきと分かっていても、中々有効な対策が打てないといったジレンマも抱えている。
「(こうしたら、というのはある?)ないです。けっこう1年たって、ツアーのクラフトマンの人がやってくれてこの結果なので。やっぱり厳しいと思います。どうすればいいのか、いまは限界を感じてます。今のクラブでは…。(来週からも大舞台が続くが?)そうですね、今のところ不安しかないですが、そこ(ドライバー)を調整できれば頑張りたいと思いますけど、今は何も考えていないです…」(小平)
なお、小平の今季のスタッツは平均飛距離が294.9ヤード(112位)、FWキープ率は63.65%(65位)と、極端に悪いデータが残されているわけではない。そして、発売されたばかりの新『RS-F』はまだ試合投入しておらず、現状のプロトタイプでPGAツアー初勝利を挙げている。残された時間は短いが、プレーオフシリーズで違和感を払拭できるか。
米国男子ツアーの優勝者となった小平智が苦戦を強いられている。レギュラーシーズン最終戦の「ウィンダム選手権」2日目は、2バーディ・3ボギー・2ダブルボギーの「75」と大きくスコアを崩し、トータル6オーバーの147位タイ。2日間でコースを去ることとなった。
⇒小平智は荒療治もカムバックならず 連続ダボで予選落ち
■昨年10月のエース破損がまだ尾を引いている■
この試合の初日を終え、ティショットの課題を口にするとともに、「ドライバーからの流れの大切さ」を口にしていた小平。
「前から言うようにドライバーからの流れがよくない。ドライバーでいいショットを打つと次のショットが良くない。11番のセカンドみたいに左に引っかけたりする。ドライバーが去年の10月に割れてから、それから今まで気持ちよくドライバーが打てていない。クラブの流れがよくない。自分のゴルフはドライバーから組み立てていくので、そこら辺がビッグスコアを出せない原因でもあるし、苦しい部分だと思います。
自分自体は悪くないので。ドライバー自体に気持ち悪さを感じてる。合わないですね。いいドライバーに巡り会えてないので。割れてから、気持ちがいいゴルフが一回もできてないし、1日いいゴルフができても4日間絶対に続かないし。こういう舞台で戦っちゃうと、なおさらその厳しさを感じますね。(上がり2ホールの連続バーディは)あれもセカンドが良かっただけでティショットは17番は3Wだったし、最終ホールはドライバーがすごい変な当たり。厳しいですね。ぜんぜん気持ちよくないです」(小平)
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■2日目は1Wを打たず、気持ち良さを再確認■
迎えた2日目は、【ドライバーを打たないで回る】という荒療治に出た。自らのゴルフの核となるドライバーを封印するとどうなるのか? 次打との流れの悪さの原因が本当にドライバーにあるのか? これを再確認するためのラウンドとしたようだ。
「(ドライバーは)今日は一回も使ってないです。回っている感じでは今日ずっと3Wでいい感じでラウンドしていたので、そのあとのアイアンショットもイメージ通りに打てたので、気持ち悪さは今日のほうがないです。イメージ通りにドライバーが打てても、そのあとも続くんですけど、僕はクラブ全般、同じイメージで打っているので。そこがつながらないと、なかなかセカンドショットも続かないし、集中力も持たないので。まあ苦しいですね。
今のドライバーを使わないとどうなるのかを試したかった。アイアンの気持ち悪さとか。ドライバーが良くないからアイアンも気持ち悪くなってくるのもあったので。それを、ドライバーを使わなかったらどうなるのか試したんです。
結果的には、自分が思った通り、ティショットからの流れでずっとイメージ通りの球が打てているので。やっぱり、ドライバーが良くないというのが、このラウンドで分かった。そこを調整すれば良くなってくるんじゃないかというのが感じ取れたので、良かったラウンドだったと思います」(小平)
と、収穫を口にした。が、ドライバーの調整をすべきと分かっていても、中々有効な対策が打てないといったジレンマも抱えている。
「(こうしたら、というのはある?)ないです。けっこう1年たって、ツアーのクラフトマンの人がやってくれてこの結果なので。やっぱり厳しいと思います。どうすればいいのか、いまは限界を感じてます。今のクラブでは…。(来週からも大舞台が続くが?)そうですね、今のところ不安しかないですが、そこ(ドライバー)を調整できれば頑張りたいと思いますけど、今は何も考えていないです…」(小平)
なお、小平の今季のスタッツは平均飛距離が294.9ヤード(112位)、FWキープ率は63.65%(65位)と、極端に悪いデータが残されているわけではない。そして、発売されたばかりの新『RS-F』はまだ試合投入しておらず、現状のプロトタイプでPGAツアー初勝利を挙げている。残された時間は短いが、プレーオフシリーズで違和感を払拭できるか。