ミズノの『ST-X ドライバー』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時: 2021年4月9日 08時00分
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「ズシンとした打感で飛ばすドライバー!」 by ヴィクトリアゴルフ世田谷店チーフ・佐藤一樹
ヴィクトリアゴルフ世田谷店・佐藤です。
ミズノ『ST-X ドライバー』の印象をお伝えします。
『ST-X ドライバー』は、ミズノが2021年3月12日に発売したクラブです。「βチタンとカーボンコンポジットの融合。つかまりのST-X」というコピーでした。
2020年に発売された『ST200 ドライバー』と『ST200X ドライバー』の追加機種として2本のドライバーが発売されました。『ST-X ドライバー』と『ST-Z ドライバー』の2本です。4本の中で、『ST-X ドライバー』は、やさしいほうに分類される1本です。
『ST-X ドライバー』のテクノロジーの第一は、「カーボンコンポジット」です。重量が軽いカーボン素材を使って余剰重量を生み出して、それをウェイトにして配分することで重心位置を適切な位置に動かし、性能を向上することを「カーボンコンポジット構造」の利点だとミズノは定義しています。
『ST-X ドライバー』の場合は、クラウンをほぼカーボン素材にして、低重心化、高弾道、低スピンの強弾道を生み出すことを可能にしたそうです。ソールはトゥ側のみをカーボン素材にすることで、ドローバイアスを強化しました。
「フォージドβチタンフェース」は、一般的なチタン合金より約17%強度が高く、約8%たわみやすい特性を持っている素材を採用して、高初速を生み出すことを狙っています。
「NEWコアテックフェースデザイン」は、フェースのポテンシャルを引き上げるために、フェースの裏側の中央を厚くして、フェース周辺を薄くしました。これにより、フェース内の高反発エリアを広げることが出来たそうです。
「WAVEテクノロジーソール」は、ソールを見るとフェース寄りにある溝です。蛇腹状の溝はインパクト時にフェース周辺をたわませることで、たわみ量をアップさせて、初速をアップさせます。また、アドレス時に、座りに影響しないような構造にもなっています。
『ST-X ドライバー』は、機能美を感じさせるカッコイイと感じさせるドライバーです。
世田谷店のお客様の『ST-X ドライバー』の反応は……
わかる人にディープに売れている、という感じです。世田谷店では、『ST-X ドライバー』はカスタム対応のみで、純正シャフトのクラブを陳列していないのです。試打ブースに試打用のヘッドはあるのですが、お客様が名指しで試打を希望しない限り、お店に置いていないと思われてしまうのです。
試打したお客様は、基本的には絶賛します。
『ST-X ドライバー』は、打感が重いのです。軽い打感のドライバーが主流の市場の中で、しっかりした打感のドライバーは、それだけで飛んでくれる感じがします。最後の一押しがある、と表現したお客様もいました。総合的には、つかまりが良く、右に行くのが嫌なお客様に受け入れられています。初速も出ますし、飛距離的にもかなり飛ぶドライバーです。
自分で打ってみると、ズシンと重い打感が強く、印象的です。高弾道で気持ちの良い高さのボールが出ます。もちろん、飛距離も出ます。一番好印象だったのは、アドレスでピタっとソール出来るのです。当たり前のことですが、近年のドライバーは、ソールデザインが複雑で、少し不安定なものが多いので、コレは良い、と強く感じました。
『ST-X ドライバー』は、元々が低スピン系のゴルファーにオススメします。また、軽量シャフトが装着されているのにしっかりしているドライバーが欲しいゴルファーにもオススメします。
軽量系シャフトを純正シャフトにしているドライバーは、海外ブランドのものは、しっかりして振れるものがありましたが、国産ブランドのドライバーは、軽量系のシャフトだとの頼りなくて、使いづらい傾向がありました。『ST-X ドライバー』は、国産ブランドなのに、かなりしっかりしていて、ガンガン振っていけます。
やさしいだけではなく、本格的で正統派のドライバーです。コースで打ってみると、その良さがわかります。
ミズノ『ST-X ドライバー』の印象をお伝えします。
『ST-X ドライバー』は、ミズノが2021年3月12日に発売したクラブです。「βチタンとカーボンコンポジットの融合。つかまりのST-X」というコピーでした。
2020年に発売された『ST200 ドライバー』と『ST200X ドライバー』の追加機種として2本のドライバーが発売されました。『ST-X ドライバー』と『ST-Z ドライバー』の2本です。4本の中で、『ST-X ドライバー』は、やさしいほうに分類される1本です。
『ST-X ドライバー』のテクノロジーの第一は、「カーボンコンポジット」です。重量が軽いカーボン素材を使って余剰重量を生み出して、それをウェイトにして配分することで重心位置を適切な位置に動かし、性能を向上することを「カーボンコンポジット構造」の利点だとミズノは定義しています。
『ST-X ドライバー』の場合は、クラウンをほぼカーボン素材にして、低重心化、高弾道、低スピンの強弾道を生み出すことを可能にしたそうです。ソールはトゥ側のみをカーボン素材にすることで、ドローバイアスを強化しました。
「フォージドβチタンフェース」は、一般的なチタン合金より約17%強度が高く、約8%たわみやすい特性を持っている素材を採用して、高初速を生み出すことを狙っています。
「NEWコアテックフェースデザイン」は、フェースのポテンシャルを引き上げるために、フェースの裏側の中央を厚くして、フェース周辺を薄くしました。これにより、フェース内の高反発エリアを広げることが出来たそうです。
「WAVEテクノロジーソール」は、ソールを見るとフェース寄りにある溝です。蛇腹状の溝はインパクト時にフェース周辺をたわませることで、たわみ量をアップさせて、初速をアップさせます。また、アドレス時に、座りに影響しないような構造にもなっています。
『ST-X ドライバー』は、機能美を感じさせるカッコイイと感じさせるドライバーです。
世田谷店のお客様の『ST-X ドライバー』の反応は……
わかる人にディープに売れている、という感じです。世田谷店では、『ST-X ドライバー』はカスタム対応のみで、純正シャフトのクラブを陳列していないのです。試打ブースに試打用のヘッドはあるのですが、お客様が名指しで試打を希望しない限り、お店に置いていないと思われてしまうのです。
試打したお客様は、基本的には絶賛します。
『ST-X ドライバー』は、打感が重いのです。軽い打感のドライバーが主流の市場の中で、しっかりした打感のドライバーは、それだけで飛んでくれる感じがします。最後の一押しがある、と表現したお客様もいました。総合的には、つかまりが良く、右に行くのが嫌なお客様に受け入れられています。初速も出ますし、飛距離的にもかなり飛ぶドライバーです。
自分で打ってみると、ズシンと重い打感が強く、印象的です。高弾道で気持ちの良い高さのボールが出ます。もちろん、飛距離も出ます。一番好印象だったのは、アドレスでピタっとソール出来るのです。当たり前のことですが、近年のドライバーは、ソールデザインが複雑で、少し不安定なものが多いので、コレは良い、と強く感じました。
『ST-X ドライバー』は、元々が低スピン系のゴルファーにオススメします。また、軽量シャフトが装着されているのにしっかりしているドライバーが欲しいゴルファーにもオススメします。
軽量系シャフトを純正シャフトにしているドライバーは、海外ブランドのものは、しっかりして振れるものがありましたが、国産ブランドのドライバーは、軽量系のシャフトだとの頼りなくて、使いづらい傾向がありました。『ST-X ドライバー』は、国産ブランドなのに、かなりしっかりしていて、ガンガン振っていけます。
やさしいだけではなく、本格的で正統派のドライバーです。コースで打ってみると、その良さがわかります。
コメンテータープロフィール
佐藤一樹
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。