タイトリストの『TSi2・TSi3 フェアウェイ メタル』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時: 2021年2月19日 08時00分
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「『TSi2 FM』と『TSi3 FM』は悩ましいクラブである!」 by ヴィクトリアゴルフ世田谷店チーフ・佐藤一樹
ヴィクトリアゴルフ世田谷店・佐藤です。
タイトリスト『TSi2 FM(フェアウェイメタル) と TSi3 FM』の印象をお伝えします。
2020年11月13日に発売されたクラブで、『TSi2 フェアウェイメタル』のコピーは「Pure Performance ストレートに狙って、飛ばす」です。
『TSi3 フェアウェイメタル』のコピーは、「Dynamic Performance フェアウェイから思い通りの強弾道」でした。
『TSi』は、タイトリストの新しいブランドです。フェアウェイメタルは2種類を発売しました。
『TSi2 フェアウェイメタル』は、新しくなった「アクティブ リコイル チャンネル(ARC)4.0」を搭載しています。ソールの溝がフェースのたわみを最適化するテクノロジーですが、前モデルより、短く浅く改良されました。「高速VFTフェース」と連動して高い打ち出しと低スピン、最高レベルのボール初速を生み出すそうです。
最適化されたクラウンとフェースの肉厚コントロールで、低い重心設計が可能になり、他のテクノロジーの恩恵もあって発生した余剰重量を再配分して、慣性モーメントが拡大して、安定性能をアップさせることにも成功しました。
『TSi3 フェアウェイメタル』のみに搭載されたのが「SureFit CGトラック」です。可変ウェイトを3つのポジションに配置することで、打点を少しずらすことが出来ます。プレーヤーの個性に合わせて配置することで『TSi3 フェアウェイメタル』の性能をフルに発揮できるというわけです。
「アクティブ リコイル チャンネル(ARC)4.0」と「高速VFTフェース」とを連動させて機能性を高めているところや、最適化されたクラウンとフェースの肉厚コントロールで、低い重心設計が可能になり、他のテクノロジーの恩恵もあって発生した余剰重量を再配分して、慣性モーメントが拡大して、安定性能をアップさせることにも成功しテイルというテクノロジーは『TSi3 フェアウェイメタル』でも同じです。
『TSi2 フェアウェイメタル』と『TSi3 フェアウェイメタル』は、どんな弾道のゴルファーに合わせているというよりも、ヘッドのシェイプの違いなどの感性で選ぶクラブになっているように思います。
世田谷店のお客様の『TSi2 フェアウェイメタル』と『TSi3 フェアウェイメタル』の反応は…… ドライバーが試打良かったので、と試打をしてみるものの、かなりハードなので、購入するお客様は少なめです。
かなりのハードヒッターでなければ、ボールが上がらないと悩んでしまうかもしれません。逆に、吹き上がらないFWが欲しいというゴルファーにはオススメです。
自分でも打ってみました。
『TSi2 フェアウェイメタル』のドライバーは、やさしさと本格的なクラブが上手に融合していると思いました。しかし、『TSi2 フェアウェイメタル』は、同じブランドとは思えないほど難しかしい、と感じました。ただ、捨てがたいのはヘッドの形状が良いことです。オーソドックスな丸形ではなく、ちょっと尖った曲線を持っているのが懐かしく感じました。小型のヘッドも好感が持てます。何とも悩ましい悩ましいのが『TSi2 フェアウェイメタル』です。
ダウンブローに打てるゴルファーに『TSi2 フェアウェイメタル』をオススメします。
『TSi3 フェアウェイメタル』は、キャロウェイらしいシェイプです。上級者のゴルファーは、シビれる人も多いと思います。打ってみると、かなり敏感な挙動をすることに驚かされます。平たく言うと、曲げやすいのです。曲がりやすいのと同じ意味です。このクラブもなかなか悩ましく難しいです。
『TSi3 フェアウェイメタル』は、ボールをつかまえて打ちたいゴルファーにオススメします。
『TSi2 フェアウェイメタル』と『TSi3 フェアウェイメタル』は、どちらもカッコイイクラブです。使ってみたくなる要素満載ですが、悩ましいのは難しいことです。打点が限られる感じもします。
ただ、このようなクラブが市場にあるのは珍しいので、パワーヒッターは、絶対に試すべきです。自分だけの特別な1本になるかもしれません。
タイトリスト『TSi2 FM(フェアウェイメタル) と TSi3 FM』の印象をお伝えします。
2020年11月13日に発売されたクラブで、『TSi2 フェアウェイメタル』のコピーは「Pure Performance ストレートに狙って、飛ばす」です。
『TSi3 フェアウェイメタル』のコピーは、「Dynamic Performance フェアウェイから思い通りの強弾道」でした。
『TSi』は、タイトリストの新しいブランドです。フェアウェイメタルは2種類を発売しました。
『TSi2 フェアウェイメタル』は、新しくなった「アクティブ リコイル チャンネル(ARC)4.0」を搭載しています。ソールの溝がフェースのたわみを最適化するテクノロジーですが、前モデルより、短く浅く改良されました。「高速VFTフェース」と連動して高い打ち出しと低スピン、最高レベルのボール初速を生み出すそうです。
最適化されたクラウンとフェースの肉厚コントロールで、低い重心設計が可能になり、他のテクノロジーの恩恵もあって発生した余剰重量を再配分して、慣性モーメントが拡大して、安定性能をアップさせることにも成功しました。
『TSi3 フェアウェイメタル』のみに搭載されたのが「SureFit CGトラック」です。可変ウェイトを3つのポジションに配置することで、打点を少しずらすことが出来ます。プレーヤーの個性に合わせて配置することで『TSi3 フェアウェイメタル』の性能をフルに発揮できるというわけです。
「アクティブ リコイル チャンネル(ARC)4.0」と「高速VFTフェース」とを連動させて機能性を高めているところや、最適化されたクラウンとフェースの肉厚コントロールで、低い重心設計が可能になり、他のテクノロジーの恩恵もあって発生した余剰重量を再配分して、慣性モーメントが拡大して、安定性能をアップさせることにも成功しテイルというテクノロジーは『TSi3 フェアウェイメタル』でも同じです。
『TSi2 フェアウェイメタル』と『TSi3 フェアウェイメタル』は、どんな弾道のゴルファーに合わせているというよりも、ヘッドのシェイプの違いなどの感性で選ぶクラブになっているように思います。
世田谷店のお客様の『TSi2 フェアウェイメタル』と『TSi3 フェアウェイメタル』の反応は…… ドライバーが試打良かったので、と試打をしてみるものの、かなりハードなので、購入するお客様は少なめです。
かなりのハードヒッターでなければ、ボールが上がらないと悩んでしまうかもしれません。逆に、吹き上がらないFWが欲しいというゴルファーにはオススメです。
自分でも打ってみました。
『TSi2 フェアウェイメタル』のドライバーは、やさしさと本格的なクラブが上手に融合していると思いました。しかし、『TSi2 フェアウェイメタル』は、同じブランドとは思えないほど難しかしい、と感じました。ただ、捨てがたいのはヘッドの形状が良いことです。オーソドックスな丸形ではなく、ちょっと尖った曲線を持っているのが懐かしく感じました。小型のヘッドも好感が持てます。何とも悩ましい悩ましいのが『TSi2 フェアウェイメタル』です。
ダウンブローに打てるゴルファーに『TSi2 フェアウェイメタル』をオススメします。
『TSi3 フェアウェイメタル』は、キャロウェイらしいシェイプです。上級者のゴルファーは、シビれる人も多いと思います。打ってみると、かなり敏感な挙動をすることに驚かされます。平たく言うと、曲げやすいのです。曲がりやすいのと同じ意味です。このクラブもなかなか悩ましく難しいです。
『TSi3 フェアウェイメタル』は、ボールをつかまえて打ちたいゴルファーにオススメします。
『TSi2 フェアウェイメタル』と『TSi3 フェアウェイメタル』は、どちらもカッコイイクラブです。使ってみたくなる要素満載ですが、悩ましいのは難しいことです。打点が限られる感じもします。
ただ、このようなクラブが市場にあるのは珍しいので、パワーヒッターは、絶対に試すべきです。自分だけの特別な1本になるかもしれません。
コメンテータープロフィール
佐藤一樹
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。