ミズノの『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時: 2021年1月22日 08時00分
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「『JPX921 HOT METAL PRO』の追加発売を望む!」 by ヴィクトリアゴルフ世田谷店チーフ・佐藤一樹
ヴィクトリアゴルフ世田谷店・佐藤です。
ミズノ『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』の印象をお伝えします。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、ミズノが2020年12月に数量限定で発売したクラブです。「JPXシリーズ史上、最高の反発性能と打感の良さを両立」というコピーになっています。
『JPX921』のアイアンは秋に3機種が発売されて、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』のみが、12月に数量限定発売になっていました。『TOUR アイアン』『フォージド アイアン』と上位機種がある中で、ポジションがわかりづらいクラブだという戸惑いはありました。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、「クロムモリブデン鋼」を使ったカップフェース製法です。他のメーカーが、パーツごとに作ったヘッド素材を貼り合わせるようにアイアンを製造するのに、ミズノは、一体構造にこだわってアイアンを作っているというイメージがありますが、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、ミズノでは珍しく、素材を貼り合わせて製造しているのです。ミズノが同じことをすれば、ここまで高レベルなアイアンを作れるという挑発的なメッセージを感じます。この特徴は、姉妹モデルの『JPX921 HOT METAL アイアン』と共有しています。
更に、『JPX921 HOT METAL アイアン』と同様に、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』でも、バックフェースを観察するとわかるサウンドリブの多さです。打音をきれいに響かせるためのものだと推測できますが、打感が楽しみです。
7番アイアンのロフトが29度です。これは『JPX921 HOT METAL アイアン』と同じです。飛び系のアイアンです。
世田谷店のお客様にはミズノファンがたくさんいます。遅れて発売になった『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』の試打は多かったです。過去形なのは、ほぼ全てを発売日前に予約販売で売り切ってしまったからです。
『JPX921 アイアン』で『TOUR』を除く、3種類を打ち比べてみたい、という希望が一番多かったです。やはり、ミズノといえば、プロという称号がお客様に響くようで、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は後発なのにフラッグシップ的にとらえるお客様が多くて、本当に売れました。お客様の反応やボールスペックを比較しても、7番アイアンのロフトが29度のアイアンの中で、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』が一番完成度が高いという評価になると思います。
自分でも打ってみました。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、ソールがかなり厚いのですが、構えたときに、それがヘッド後方から見えてしまうことは一切なく、ソールをしても邪魔に感じる部分も一切ないのです。アドレス時の安心感が素晴らしい、と思いました。
振ってみると、「N.S.PRO 950GH neo」シャフトとの相性が抜群です。専用の特別なシャフトが装着されているような感覚があります。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』で打ったボールは高弾道です。これがちょっと半端ない高さなのです。高弾道のアイアンだと、スピン性能がイマイチということがありますが、スピン性能も強烈なレベルです。
『JPX921 HOT METAL アイアン』は少しとらえる挙動がありましたが、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は同じライ角なのに、ちょうど良いのは不思議でした。
総合力が高いアイアンで安心してゴルフをプレーしたいゴルファーにオススメです。
個人的に一番良かったのは、打感です。ツアーキャビティらしいのです。弾き系ではなく、ボールが潰れる感じが、とても良かったです。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、特別なところがないので、商品説明がしづらいクラブですが、お客様が勝手に納得して、購入を決めるパターンで、売り切りました。個人的にも、なんだかわからないが、凄く良いじゃん、と納得してしまうアイアンでした。追加発売して欲しい、と強く願っております。
ミズノ『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』の印象をお伝えします。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、ミズノが2020年12月に数量限定で発売したクラブです。「JPXシリーズ史上、最高の反発性能と打感の良さを両立」というコピーになっています。
『JPX921』のアイアンは秋に3機種が発売されて、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』のみが、12月に数量限定発売になっていました。『TOUR アイアン』『フォージド アイアン』と上位機種がある中で、ポジションがわかりづらいクラブだという戸惑いはありました。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、「クロムモリブデン鋼」を使ったカップフェース製法です。他のメーカーが、パーツごとに作ったヘッド素材を貼り合わせるようにアイアンを製造するのに、ミズノは、一体構造にこだわってアイアンを作っているというイメージがありますが、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、ミズノでは珍しく、素材を貼り合わせて製造しているのです。ミズノが同じことをすれば、ここまで高レベルなアイアンを作れるという挑発的なメッセージを感じます。この特徴は、姉妹モデルの『JPX921 HOT METAL アイアン』と共有しています。
更に、『JPX921 HOT METAL アイアン』と同様に、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』でも、バックフェースを観察するとわかるサウンドリブの多さです。打音をきれいに響かせるためのものだと推測できますが、打感が楽しみです。
7番アイアンのロフトが29度です。これは『JPX921 HOT METAL アイアン』と同じです。飛び系のアイアンです。
世田谷店のお客様にはミズノファンがたくさんいます。遅れて発売になった『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』の試打は多かったです。過去形なのは、ほぼ全てを発売日前に予約販売で売り切ってしまったからです。
『JPX921 アイアン』で『TOUR』を除く、3種類を打ち比べてみたい、という希望が一番多かったです。やはり、ミズノといえば、プロという称号がお客様に響くようで、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は後発なのにフラッグシップ的にとらえるお客様が多くて、本当に売れました。お客様の反応やボールスペックを比較しても、7番アイアンのロフトが29度のアイアンの中で、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』が一番完成度が高いという評価になると思います。
自分でも打ってみました。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、ソールがかなり厚いのですが、構えたときに、それがヘッド後方から見えてしまうことは一切なく、ソールをしても邪魔に感じる部分も一切ないのです。アドレス時の安心感が素晴らしい、と思いました。
振ってみると、「N.S.PRO 950GH neo」シャフトとの相性が抜群です。専用の特別なシャフトが装着されているような感覚があります。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』で打ったボールは高弾道です。これがちょっと半端ない高さなのです。高弾道のアイアンだと、スピン性能がイマイチということがありますが、スピン性能も強烈なレベルです。
『JPX921 HOT METAL アイアン』は少しとらえる挙動がありましたが、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は同じライ角なのに、ちょうど良いのは不思議でした。
総合力が高いアイアンで安心してゴルフをプレーしたいゴルファーにオススメです。
個人的に一番良かったのは、打感です。ツアーキャビティらしいのです。弾き系ではなく、ボールが潰れる感じが、とても良かったです。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、特別なところがないので、商品説明がしづらいクラブですが、お客様が勝手に納得して、購入を決めるパターンで、売り切りました。個人的にも、なんだかわからないが、凄く良いじゃん、と納得してしまうアイアンでした。追加発売して欲しい、と強く願っております。
コメンテータープロフィール
佐藤一樹
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。