ダンロップの『スリクソン ZX7 ドライバー』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時: 2020年11月27日 08時00分
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「飛ばすことができるやさしいツアードライバーだ!」 by ヴィクトリアゴルフ世田谷店チーフ・佐藤一樹
ヴィクトリアゴルフ世田谷店・佐藤です。ダンロップ『スリクソン ZX7 ドライバー』の印象をお伝えします。
今年の10月17日に発売したクラブで、『スリクソン ZX』というスリクソンの新しいブランドで、ドライバーは2機種が市場投入されました。“驚異の飛びと操作性を実現した”というコピーでした。
最も注目されるテクノロジーは、「REBOUND FRAME」です。“たわみの4層構造”で、初速にこだわって、開発したそうです。『スリクソン ZX7 ドライバー』は、カップ状の枠に楕円のフェースを溶接する方法をとりました。その結果、フェースは軟らかく、枠は硬く、枠との接合部は軟らかく、ヘッドは硬いという4重構造になり、これが飛距離に直結したそうです。
フェース上部のエッジの処理が丁寧で、シャフトから繋がるようなラインになっています。これは本当にお見事です。構えやすいドライバーに仕上がっています。
クラウンはカーボンで、低重心化しています。ソールを見ると、中央部の左右にウェイトがあることから、前重心で低スピンになるようなドライバーなのだと推測ができます。ウェイトは出荷時は、トウ側に8g、ヒール側に4gのものが装着されています。自分で入れ替えることが可能です。
『スリクソン ZX7 ドライバー』は、ツアーに投入されて、すぐに、日本ツアーで優勝者の使用ドライバーになりました。ツアードライバーとして、順調すぎるスタートを切ったのです。
世田谷店のお客様の『スリクソン ZX7 ドライバー』の評価は、かなり良いです。
まず第一に、アドレスビューが高評価です。小ぶりに見えるドライバーが好きな上級者は、けっこう多いので、そういうお客様は、打つ前から「良いね」とおっしゃります。実際のヘッド体積は460ccですので、小さいわけではありません。それが、「小さいけれど、安心感があるヘッド」という評価になるのです。
試打してもらってわかるのは、初速の速さです。驚異的な数字になるお客様が多いです。姉妹ドライバーの『スリクソン ZX5 ドライバー』よりも、『スリクソン ZX7 ドライバー』のほうが初速が速く出ます。もちろん、トータルした飛距離にもそれは反映されます。飛ぶドライバーは、それだけで売れます。
スリクソンユーザーのお客様は、『スリクソン ZX7 ドライバー』を購入される傾向が強いです。少し面白いのが、今までは、シャフトをカスタムしていたお客様でも、純正シャフトの試打結果が良いので、そのままで購入されることが多いことです。
自分でも打ってみました。
「やさしいドライバーだなぁ」というのが第一印象でした。スリクソンのドライバーは、過去にたくさんの種類が出ていますが、最上位機種のドライバーは、かなりハードなものもありました。それらに比べると、格段にやさしく、使いやすいドライバーになっています。
そして、『スリクソン ZX7 ドライバー』は初速が凄い、と実感しました。ロースピンで高弾道と中弾道のボールが出ます。ボールの軌跡も飛びそうなアーチ型です。
多くのゴルファーにオススメできるドライバーです。また、低い打ち出しで、ランで稼ぐような弾道を打ちたいというオールドゴルファーにもオススメです。
飛距離が出て、やさしい『スリクソン ZX7 ドライバー』ですが、ツアードライバーですので、曲がりに敏感な特徴も感じました。一言で済ますなら「少し曲がるドライバー」です。
『スリクソン ZX7 ドライバー』のライバルは、姉妹ドライバーの『スリクソン ZX5 ドライバー』です。差はあるのですが、一長一短で、ゴルファーの好みになると思います。飛距離性能もさることながら、ツアードライバーとして総合力が高いクラブです。
今年の10月17日に発売したクラブで、『スリクソン ZX』というスリクソンの新しいブランドで、ドライバーは2機種が市場投入されました。“驚異の飛びと操作性を実現した”というコピーでした。
最も注目されるテクノロジーは、「REBOUND FRAME」です。“たわみの4層構造”で、初速にこだわって、開発したそうです。『スリクソン ZX7 ドライバー』は、カップ状の枠に楕円のフェースを溶接する方法をとりました。その結果、フェースは軟らかく、枠は硬く、枠との接合部は軟らかく、ヘッドは硬いという4重構造になり、これが飛距離に直結したそうです。
フェース上部のエッジの処理が丁寧で、シャフトから繋がるようなラインになっています。これは本当にお見事です。構えやすいドライバーに仕上がっています。
クラウンはカーボンで、低重心化しています。ソールを見ると、中央部の左右にウェイトがあることから、前重心で低スピンになるようなドライバーなのだと推測ができます。ウェイトは出荷時は、トウ側に8g、ヒール側に4gのものが装着されています。自分で入れ替えることが可能です。
『スリクソン ZX7 ドライバー』は、ツアーに投入されて、すぐに、日本ツアーで優勝者の使用ドライバーになりました。ツアードライバーとして、順調すぎるスタートを切ったのです。
世田谷店のお客様の『スリクソン ZX7 ドライバー』の評価は、かなり良いです。
まず第一に、アドレスビューが高評価です。小ぶりに見えるドライバーが好きな上級者は、けっこう多いので、そういうお客様は、打つ前から「良いね」とおっしゃります。実際のヘッド体積は460ccですので、小さいわけではありません。それが、「小さいけれど、安心感があるヘッド」という評価になるのです。
試打してもらってわかるのは、初速の速さです。驚異的な数字になるお客様が多いです。姉妹ドライバーの『スリクソン ZX5 ドライバー』よりも、『スリクソン ZX7 ドライバー』のほうが初速が速く出ます。もちろん、トータルした飛距離にもそれは反映されます。飛ぶドライバーは、それだけで売れます。
スリクソンユーザーのお客様は、『スリクソン ZX7 ドライバー』を購入される傾向が強いです。少し面白いのが、今までは、シャフトをカスタムしていたお客様でも、純正シャフトの試打結果が良いので、そのままで購入されることが多いことです。
自分でも打ってみました。
「やさしいドライバーだなぁ」というのが第一印象でした。スリクソンのドライバーは、過去にたくさんの種類が出ていますが、最上位機種のドライバーは、かなりハードなものもありました。それらに比べると、格段にやさしく、使いやすいドライバーになっています。
そして、『スリクソン ZX7 ドライバー』は初速が凄い、と実感しました。ロースピンで高弾道と中弾道のボールが出ます。ボールの軌跡も飛びそうなアーチ型です。
多くのゴルファーにオススメできるドライバーです。また、低い打ち出しで、ランで稼ぐような弾道を打ちたいというオールドゴルファーにもオススメです。
飛距離が出て、やさしい『スリクソン ZX7 ドライバー』ですが、ツアードライバーですので、曲がりに敏感な特徴も感じました。一言で済ますなら「少し曲がるドライバー」です。
『スリクソン ZX7 ドライバー』のライバルは、姉妹ドライバーの『スリクソン ZX5 ドライバー』です。差はあるのですが、一長一短で、ゴルファーの好みになると思います。飛距離性能もさることながら、ツアードライバーとして総合力が高いクラブです。
コメンテータープロフィール
佐藤一樹
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。