クリーブランドの『RTX ZIPCORE ウエッジ』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時: 2020年10月30日 08時00分
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「ツアーで使えるのにやさしい!」 by ヴィクトリアゴルフ世田谷店チーフ・佐藤一樹
ヴィクトリアゴルフ世田谷店・佐藤です。ダンロップ『クリーブランド RTX ZIPCORE(ローテックスジップコア)ウエッジ』の印象をお伝えします。
『クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』は、ダンロップスポーツマーケティングが2020年9月12日に発売したクラブです。「プロ仕様ウエッジで憧れのプロのようなアプローチショットをサポート」というコピーです。
『クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』に搭載されたテクノロジーの第一は、名称にも含まれている「ZIPCORE テクノロジー」です。ネックのソール近くに軽比重のセラミックピンを入れることで、余剰重量を作り、それをトゥ側に配置して、重心位置を多くのゴルファーの打点であるセンターにできたそうです。これにより、打ちやすいウェッジになり、飛距離性能とスピン性能が向上するということです。
面白いのは、密かに話題になっている上下方向の慣性モーメントが、9%向上するというオマケもあったようなのです。最先端の開発を考えると、実は、こちらが本命なのかもしれません。
第二のテクノロジーは、「ULTIZIP GROOVES」です。RTX史上、最も深い溝にすることによって、ラフや濡れたライなどの悪条件下でのスピン性能が向上したそうです。更に、溝の数も増やしています。
第三のテクノロジーは、「フェース熱処理加工」です。フェースの熱処理の時間と温度を調整して、溝の耐久性を向上させて、スピン性能を長く保持することが可能になったそうです。
世田谷店のお客様の『クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』への反応は、問い合わせは多いのですが、試打クラブがないので困っているという感じです。試打をしてもらえないので、残念ながら、売れていません。(2020年9月末取材時点)
しかし、店舗にある『クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』を直接見て、触れたお客様には非常に好評です。クリーブランドのウェッジらしい王道のシェイプや、ソールがV字ソールのようになっていて、前モデルよりも丁寧に、職人が仕事をした感じにトウ側もヒール側も削られています。それに好感を持ち、打ってみたいというお客様がけっこういます。
『クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』を打ってみました。
まずは、デザインがカッコイイです。クリーブランドのウェッジは、あまり装飾がないイメージでしたが、『クリーブランド RTX ZIPCORE ウエッジ』は、本当に良い感じです。バッグに入っていても、良い意味で目立って、主張してくると思いました。
構えてみると、小さくてシャープなヘッドです。ボールを上から潰せそうに見えます。フェースの溝が少し細かくなったところも面白いです。
『クリーブランド RTX ZIPCORE ウエッジ』は、見た目は変わりましたが、中身はあまり変わっていません。そういう意味では、王道なウェッジなのです。バカみたいにスピンがかかるわけではなく、ツアーウェッジらしい大人しい感じです。
カッコいいけど、ツアーウェッジとしてちゃんと機能するウェッジが欲しいゴルファーにオススメします。ウェッジが芯に当たらなくて飛ばない、というゴルファーにもオススメです。
『クリーブランド RTX ZIPCORE ウエッジ』は、売れるウェッジになると思います。新しいテクノロジーも、次々に当たり前になっていくような予感があります。難しすぎないところが特徴でもあります。打ってみて欲しいです。
『クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』は、ダンロップスポーツマーケティングが2020年9月12日に発売したクラブです。「プロ仕様ウエッジで憧れのプロのようなアプローチショットをサポート」というコピーです。
『クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』に搭載されたテクノロジーの第一は、名称にも含まれている「ZIPCORE テクノロジー」です。ネックのソール近くに軽比重のセラミックピンを入れることで、余剰重量を作り、それをトゥ側に配置して、重心位置を多くのゴルファーの打点であるセンターにできたそうです。これにより、打ちやすいウェッジになり、飛距離性能とスピン性能が向上するということです。
面白いのは、密かに話題になっている上下方向の慣性モーメントが、9%向上するというオマケもあったようなのです。最先端の開発を考えると、実は、こちらが本命なのかもしれません。
第二のテクノロジーは、「ULTIZIP GROOVES」です。RTX史上、最も深い溝にすることによって、ラフや濡れたライなどの悪条件下でのスピン性能が向上したそうです。更に、溝の数も増やしています。
第三のテクノロジーは、「フェース熱処理加工」です。フェースの熱処理の時間と温度を調整して、溝の耐久性を向上させて、スピン性能を長く保持することが可能になったそうです。
世田谷店のお客様の『クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』への反応は、問い合わせは多いのですが、試打クラブがないので困っているという感じです。試打をしてもらえないので、残念ながら、売れていません。(2020年9月末取材時点)
しかし、店舗にある『クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』を直接見て、触れたお客様には非常に好評です。クリーブランドのウェッジらしい王道のシェイプや、ソールがV字ソールのようになっていて、前モデルよりも丁寧に、職人が仕事をした感じにトウ側もヒール側も削られています。それに好感を持ち、打ってみたいというお客様がけっこういます。
『クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』を打ってみました。
まずは、デザインがカッコイイです。クリーブランドのウェッジは、あまり装飾がないイメージでしたが、『クリーブランド RTX ZIPCORE ウエッジ』は、本当に良い感じです。バッグに入っていても、良い意味で目立って、主張してくると思いました。
構えてみると、小さくてシャープなヘッドです。ボールを上から潰せそうに見えます。フェースの溝が少し細かくなったところも面白いです。
『クリーブランド RTX ZIPCORE ウエッジ』は、見た目は変わりましたが、中身はあまり変わっていません。そういう意味では、王道なウェッジなのです。バカみたいにスピンがかかるわけではなく、ツアーウェッジらしい大人しい感じです。
カッコいいけど、ツアーウェッジとしてちゃんと機能するウェッジが欲しいゴルファーにオススメします。ウェッジが芯に当たらなくて飛ばない、というゴルファーにもオススメです。
『クリーブランド RTX ZIPCORE ウエッジ』は、売れるウェッジになると思います。新しいテクノロジーも、次々に当たり前になっていくような予感があります。難しすぎないところが特徴でもあります。打ってみて欲しいです。
コメンテータープロフィール
佐藤一樹
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。