ミズノの『JPX200X アイアン』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時: 2020年5月1日 08時00分
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「文句なく最高のぶっ飛び系アイアン!」 by ヴィクトリアゴルフ世田谷店チーフ・佐藤一樹
ヴィクトリアゴルフ世田谷店・佐藤です。ミズノ『JPX200X アイアン』の印象をお伝えします。
『JPX200X アイアン』は、ミズノが2020年3月20日に発売したクラブです。元々『JPX』は、日本国内で展開していたブランドでしたが、グローバルモデルになり、その後、国内では廃され、欧米ミズノのブランドとなっていました。『JPX200X アイアン』のコピーが、「凱旋、JPX。」なのは、そのような歴史があるからです。
“ミズノのクラブはプロ用で難しい”と感じるゴルファーが多いのは、昔からかもしれませんが、時代の流れで、スタンダードなクラブだけではなく、ミズノにも挑戦的なクラブがあるということを明確にするために、『JPX』ブランドの復活が日本国内で有効だという判断なのかもしれません。
『JPX200X アイアン』は、本格的なゴルフをするゴルファーから初心者ゴルファーまで、誰でも使えるぶっ飛び系アイアンです。
『JPX200X アイアン』の特徴は、「クロムモリブデン鋼」を使ったヘッドと製法です。「クロムモリブデン鋼」をフェースで使うことで反発力を高めるハウツーは、ぶっ飛び系のアイアンでは今や当たり前のようになっていますが、『JPX200X アイアン』はフェースだけでなく、ヘッドが全て「クロムモリブデン鋼」なのです。
ミズノらしいというか、なんというか。打感を追求すれば、複合素材や圧着する部分はマイナスになることは間違いありませんが、合わせ目をなくすことへのこだわりは強烈です。
通常なら複合素材を合わせることで作る、深いポケットキャビティ構造を単一素材でも可能にしている技術力は、オンリーワンで、他のメーカーの追随を許しません。『JPX200X アイアン』は、打感の追求だけではなく、機能でも、一切の手抜きがないようです。
『JPX200X アイアン』は、「シームレスカップフェース」です。一般的なカップフェースは、フェースをカップ状に作って、本体の骨組みに圧着します。『JPX200X アイアン』は、それを単一素材で可能にしています。ヘッドそのものが、カップフェースになっているアイアンなんて、初めてです。
反発しすぎて違反になるのを防ぎながら、フェースが広範囲で最適な反発をするように設計し、製造したのが「コアテックフェース」です(6番〜8番)。フェースの裏側の構造で反発力と反発範囲を調整するハウツーも、2020年の春の最先端です。
さて、世田谷店のお客様にはミズノファンがたくさんいますが、新型コロナウィルスの影響があって、傾向が出るほどには試打をされたお客様がいません。ただ、上級者のお客様を中心に、『JPX200X アイアン』への関心は高いことだけは間違いありません。
自分で打ってみました。「ミズノなのだよ」と声が出てしまいました。ぶっ飛び系アイアンでは、信じられないほどの気持ち良い打感です。まるで、軟鉄鍛造のマッスルバックみたいだと感じるゴルファーも多いと思います。打感にこだわるゴルファーであれば、ぶっ飛び系アイアンで『JPX200X アイアン』が最も優れていますので、強くオススメします。
『JPX200X アイアン』は、ロフトが立っているので飛ぶのは当たり前です。凄いところは、ボールの高さです。全てのアイアンが、今までの同じロフトのアイアンよりも高いボールになります。高弾道で、飛ぶのです。
もう一つ、個人的に気に入った点は、番手ごとのアドレスビューのバランスです。ミドルアイアンからショートアイアンまで、実に流れが自然で、一切の違和感なく、狙い通りに自然に構えられます。
バッグフェースのデザインもシンプルで良いです。遠くからでも、○○だ、とわかるヘッドが悪いわけではありませんが、ぶっ飛び系アイアンに見えないところが良いのです。ぶっ飛び系アイアンが増えていますが、購入したゴルファーはひっそりと使いたいものだからです。
『JPX200X アイアン』は、ミズノの技術が詰まっているアイアンです。文句のつけようがない最先端のぶっ飛びアイアンです。
スピンが掛かりすぎたりして、飛距離のロスがあるゴルファーには特に『JPX200X アイアン』をオススメします。上級者が満足できる隠し技も入っているのに、初級者でも使いやすいアイアンが『JPX200X アイアン』です。つまり、誰でも使えるクラブなのです。
『JPX200X アイアン』は、ミズノが2020年3月20日に発売したクラブです。元々『JPX』は、日本国内で展開していたブランドでしたが、グローバルモデルになり、その後、国内では廃され、欧米ミズノのブランドとなっていました。『JPX200X アイアン』のコピーが、「凱旋、JPX。」なのは、そのような歴史があるからです。
“ミズノのクラブはプロ用で難しい”と感じるゴルファーが多いのは、昔からかもしれませんが、時代の流れで、スタンダードなクラブだけではなく、ミズノにも挑戦的なクラブがあるということを明確にするために、『JPX』ブランドの復活が日本国内で有効だという判断なのかもしれません。
『JPX200X アイアン』は、本格的なゴルフをするゴルファーから初心者ゴルファーまで、誰でも使えるぶっ飛び系アイアンです。
『JPX200X アイアン』の特徴は、「クロムモリブデン鋼」を使ったヘッドと製法です。「クロムモリブデン鋼」をフェースで使うことで反発力を高めるハウツーは、ぶっ飛び系のアイアンでは今や当たり前のようになっていますが、『JPX200X アイアン』はフェースだけでなく、ヘッドが全て「クロムモリブデン鋼」なのです。
ミズノらしいというか、なんというか。打感を追求すれば、複合素材や圧着する部分はマイナスになることは間違いありませんが、合わせ目をなくすことへのこだわりは強烈です。
通常なら複合素材を合わせることで作る、深いポケットキャビティ構造を単一素材でも可能にしている技術力は、オンリーワンで、他のメーカーの追随を許しません。『JPX200X アイアン』は、打感の追求だけではなく、機能でも、一切の手抜きがないようです。
『JPX200X アイアン』は、「シームレスカップフェース」です。一般的なカップフェースは、フェースをカップ状に作って、本体の骨組みに圧着します。『JPX200X アイアン』は、それを単一素材で可能にしています。ヘッドそのものが、カップフェースになっているアイアンなんて、初めてです。
反発しすぎて違反になるのを防ぎながら、フェースが広範囲で最適な反発をするように設計し、製造したのが「コアテックフェース」です(6番〜8番)。フェースの裏側の構造で反発力と反発範囲を調整するハウツーも、2020年の春の最先端です。
さて、世田谷店のお客様にはミズノファンがたくさんいますが、新型コロナウィルスの影響があって、傾向が出るほどには試打をされたお客様がいません。ただ、上級者のお客様を中心に、『JPX200X アイアン』への関心は高いことだけは間違いありません。
自分で打ってみました。「ミズノなのだよ」と声が出てしまいました。ぶっ飛び系アイアンでは、信じられないほどの気持ち良い打感です。まるで、軟鉄鍛造のマッスルバックみたいだと感じるゴルファーも多いと思います。打感にこだわるゴルファーであれば、ぶっ飛び系アイアンで『JPX200X アイアン』が最も優れていますので、強くオススメします。
『JPX200X アイアン』は、ロフトが立っているので飛ぶのは当たり前です。凄いところは、ボールの高さです。全てのアイアンが、今までの同じロフトのアイアンよりも高いボールになります。高弾道で、飛ぶのです。
もう一つ、個人的に気に入った点は、番手ごとのアドレスビューのバランスです。ミドルアイアンからショートアイアンまで、実に流れが自然で、一切の違和感なく、狙い通りに自然に構えられます。
バッグフェースのデザインもシンプルで良いです。遠くからでも、○○だ、とわかるヘッドが悪いわけではありませんが、ぶっ飛び系アイアンに見えないところが良いのです。ぶっ飛び系アイアンが増えていますが、購入したゴルファーはひっそりと使いたいものだからです。
『JPX200X アイアン』は、ミズノの技術が詰まっているアイアンです。文句のつけようがない最先端のぶっ飛びアイアンです。
スピンが掛かりすぎたりして、飛距離のロスがあるゴルファーには特に『JPX200X アイアン』をオススメします。上級者が満足できる隠し技も入っているのに、初級者でも使いやすいアイアンが『JPX200X アイアン』です。つまり、誰でも使えるクラブなのです。
コメンテータープロフィール
佐藤一樹
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。