ミズノの『ST200X ドライバー』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時: 2020年4月17日 08時00分
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「誰でも使える上級なドライバーだ!」 by ヴィクトリアゴルフ世田谷店チーフ・佐藤一樹
ヴィクトリアゴルフ世田谷店・佐藤です。ミズノ『ST200X ドライバー』の印象をお伝えします。
『ST200X ドライバー』は、ミズノが2020年3月20日に発売したクラブです。元々欧米で展開していた『ST』ブランドを逆輸入デビューさせたというわけです。『ST200』と『ST200X』の2本が日本市場では発売されます。今回取り上げる『ST200X』は、やさしいほうのドライバーになります。
「やさしく打てる、高初速×低スピン」というコピーの『ST200X ドライバー』に期待は高まります。
注目されるのは、フェースです。高反発ルールができる前に、使用されていた「βチタン」を使用しているのです。飛びすぎて違反になってしまうからと使用されたなくなった素材を復活させたのは、フェースの裏側の構造で中央部分の反発を抑えて、ルール違反にならないようにしつつ、結果として、フェース全体の高初速エリアを増大させるというミスショットに強いフェースを作ることができるようになった技術力の向上があったようです。
また、クラウンをカーボンしたコンポジットヘッドで低重心化したり、現在のトレンドである技術は全て詰まっているといえます。
『ST200X ドライバー』は、構えると何の違和感もなくスッと構えることができます。狙いやすく、安心感があります。
新宿店のお客様の反応は、ミズノファンはいち早く試打をしていますが、一般的には『ST』というブランドが浸透していないようで、試打を希望するお客様はまだ少ないです。
ただ、試打したお客様の反応は、とても良いのです。純正シャフトは軽いのですけど、しっかりとしているということもあって、初速などのデータで良い数字が出るからです。これは飛ぶね、ということで、購入するというパターンもあります。
自分で打ってみても、純正シャフトの良さが飛び抜けて良いです。打感は独特です。弾いているのですが、フェースに乗っている感触もあるのです。一言で柔らかいでは済まない不思議な感触です。
『ST200X ドライバー』は、飛距離が出るドライバーです。幅広く上級者から初級者まで使えるドライバーとして『ST200X ドライバー』はオススメです。初級者が、このドライバーで上級者へとステップアップしていくストーリーが想像できます。
また、「外国のメーカーが良いのか? 国産のメーカーが良いのか?」迷っているゴルファーが多く、よく質問をされますが、『ST200X ドライバー』はそういうゴルファーにもオススメします。国産メーカーであるミズノのドライバーですが、雰囲気などのディテールは外国ブランドのような感じだからです。
最後に、昔からゴルフが大好きで、通なゴルフをするようなベテランにも、『ST200X ドライバー』はオススメです。微妙な違和感を我慢してドライバーを使用しているベテランゴルファーは少なくありません。国産のクラブが全盛だった頃の雰囲気が『ST200X ドライバー』にはあるのです。
試打していただければ、その優秀さがわかるドライバーです。ブランドがもっと浸透して、たくさんのゴルファーを救って欲しいと思います。
『ST200X ドライバー』は、ミズノが2020年3月20日に発売したクラブです。元々欧米で展開していた『ST』ブランドを逆輸入デビューさせたというわけです。『ST200』と『ST200X』の2本が日本市場では発売されます。今回取り上げる『ST200X』は、やさしいほうのドライバーになります。
「やさしく打てる、高初速×低スピン」というコピーの『ST200X ドライバー』に期待は高まります。
注目されるのは、フェースです。高反発ルールができる前に、使用されていた「βチタン」を使用しているのです。飛びすぎて違反になってしまうからと使用されたなくなった素材を復活させたのは、フェースの裏側の構造で中央部分の反発を抑えて、ルール違反にならないようにしつつ、結果として、フェース全体の高初速エリアを増大させるというミスショットに強いフェースを作ることができるようになった技術力の向上があったようです。
また、クラウンをカーボンしたコンポジットヘッドで低重心化したり、現在のトレンドである技術は全て詰まっているといえます。
『ST200X ドライバー』は、構えると何の違和感もなくスッと構えることができます。狙いやすく、安心感があります。
新宿店のお客様の反応は、ミズノファンはいち早く試打をしていますが、一般的には『ST』というブランドが浸透していないようで、試打を希望するお客様はまだ少ないです。
ただ、試打したお客様の反応は、とても良いのです。純正シャフトは軽いのですけど、しっかりとしているということもあって、初速などのデータで良い数字が出るからです。これは飛ぶね、ということで、購入するというパターンもあります。
自分で打ってみても、純正シャフトの良さが飛び抜けて良いです。打感は独特です。弾いているのですが、フェースに乗っている感触もあるのです。一言で柔らかいでは済まない不思議な感触です。
『ST200X ドライバー』は、飛距離が出るドライバーです。幅広く上級者から初級者まで使えるドライバーとして『ST200X ドライバー』はオススメです。初級者が、このドライバーで上級者へとステップアップしていくストーリーが想像できます。
また、「外国のメーカーが良いのか? 国産のメーカーが良いのか?」迷っているゴルファーが多く、よく質問をされますが、『ST200X ドライバー』はそういうゴルファーにもオススメします。国産メーカーであるミズノのドライバーですが、雰囲気などのディテールは外国ブランドのような感じだからです。
最後に、昔からゴルフが大好きで、通なゴルフをするようなベテランにも、『ST200X ドライバー』はオススメです。微妙な違和感を我慢してドライバーを使用しているベテランゴルファーは少なくありません。国産のクラブが全盛だった頃の雰囲気が『ST200X ドライバー』にはあるのです。
試打していただければ、その優秀さがわかるドライバーです。ブランドがもっと浸透して、たくさんのゴルファーを救って欲しいと思います。
コメンテータープロフィール
佐藤一樹
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。