2019年ドライバー『重心位置と慣性モーメント』
真実のクラブ選び・・・重心位置を知らずに正しい選択ができるのか?
配信日時: 2019年8月5日 09時00分
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低重心の浅重心、低重心の深重心、なにがなんでも深重心など、重心位置の違いがパフォーマンスに及ぼす影響を知ることはゴルファーにとっての武器になる。
基本はシンプルだ。重心深度が浅ければ、ボールのスピードが速くなり、、低打ち出し角、低スピンの傾向になる。逆に深いと、高弾道、スピン増、慣性モーメント増(=寛容性UP)が望める。
重心位置が、高重心クラブは、常にフェース上部にボールが当たってしまうゴルファーにとっては恩恵がある。
対して、低重心クラブはスピン量が多いプレーヤーやボールがフェースの下側に当たる人に向いている。
完璧なドライバーを見つけることは容易ではない。
何を選んでも必ず代償はある。浅重心は寛容性を犠牲にし、慣性モーメントが高すぎればヘッドスピードもボール初速も落ちる可能性が高くなる。
ちょうど真ん中あたりでバランスを取ることもできるが、それではそれなりのパフォーマンスしか望めない。
これらを踏まえて言えることは、あなたが求める機能を持つドライバーが必ずしもあなたのスイングに合うものではないということ。
つまり、欲しいものが、あなたが必要としているものとは限らないのだ。
この手のデータに疎いゴルファーにとって答えを探すのは容易ではないだろう。
しかし、クラブの特性や自分の傾向を知れば知るほど、自分に合うドライバーと合わないドライバーの違いについて理解できるようになり、次にどんなドライバーを選ぶべきか候補を絞ることができる。