“履き口一体構造”の快適さは 一度履いたら、もうやめられない!
ゴルフコーチとしてはもちろん、シューズアドバイザーとしても活躍する神谷幸宏。シューズ選びに一家言を持つ神谷が、今注目のミズノの新作スパイクレス〈WAVE CADENCE SPIKELESS(ウエーブケイデンス・スパイクレス)〉を一刀両断します! 写真/晴山順平 文/高橋真之介 協力/ブリック&ウッドクラブ
配信日時: 2019年10月2日 05時30分
新型スパイクレス、“極上フィット”の秘密
神谷幸宏(以下、神谷)「シュッとした鼻先が長い感じのフォルムが美しいですよね。ミズノといえばフラッグシップモデル〈GENEM(ジェネム)〉が有名ですが、パッと見はそうですね、よりスニーカーっぽく細身になってる気がします。早速履いてみますね。あっ、これ履き口がタンと一体型ですよ!」
筆者「私、こういうタイプのスニーカーがデザイン的にも好きなんで普段から履いてますが、構造的にどういうメリットがあるんでしょうか?」
神谷「『履き口一体構造』の良さは、余計なスペースが足とシューズの間にほとんど入らずピタッとフィットするところです。ソックスのようにシューズを履けるという快適さもいいですよね。ちなみに今、足を入れたら空気がポッと抜けました。まるで真空状態のような一体感が得られると思います」
筆者「なるほど。シューズ内部で足がズレにくいということは、ショットのバランスも安定しそうですね」
神谷「まさにそうなんですよ。シューズ内部で足が動いてしまうと、微妙なブレが生じて、パフォーマンスを最大限に発揮できません。だから、シューズ選びの基本は実際に履いてみて自分の足にあったサイズを選ぶことが、当たり前のことですが本当に重要です。すでに使用しているモデルの買い替えとかならインターネットで購入してもいいと思いますが、そうでなければブランドごと、モデルごとにもサイズ感が異なるのでちゃんと実物を履いてから購入してほしい!」
筆者「なるほど。シューズ内部で足がズレにくいということは、ショットのバランスも安定しそうですね」
神谷「まさにそうなんですよ。シューズ内部で足が動いてしまうと、微妙なブレが生じて、パフォーマンスを最大限に発揮できません。だから、シューズ選びの基本は実際に履いてみて自分の足にあったサイズを選ぶことが、当たり前のことですが本当に重要です。すでに使用しているモデルの買い替えとかならインターネットで購入してもいいと思いますが、そうでなければブランドごと、モデルごとにもサイズ感が異なるのでちゃんと実物を履いてから購入してほしい!」
ランニングシューズから着想を得た、こだわりのソール
神谷「前足部の屈曲性はちょうどいい柔軟性ですね。でも中足部から踵部分にかけては、このシルバーの部分『MIZUNO WAVE』がクッション性も高めつつ、トルクを少なくしている。ちゃんとブレを抑制してくれて、非常に安定したバランスをキープしてくれるんです。ミズノのランニングシューズの優れた技術をゴルフ用に見事に昇華していると思います」
1 / 3
このシルバーの波形のプレート部分が「MIZUNO WAVE」
神谷「これがなかなかよく考えられてまして、負荷がかかるドライバーでのティショット時にも前後にブレません。また斜面でも滑りにくいようにとことん計算されてます。両サイドの横長の突起がかなりグリップ力を高めてますね。『X10』素材のアウトソールは耐摩耗性に優れているとのことですが、イメージより硬すぎずむしろ適度なクッションで歩きやすいです」