S・ガルシアやJ・ローズが使う、2017『M2』ドライバーの性能は? | 【本橋本信コラム】 人気ギアの重心データ分析

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S・ガルシアやJ・ローズが使う、2017『M2』ドライバーの性能は?

某メーカーのクラブ企画・開発として10年従事した経験を持つ本橋本信。微に入り細に入り重心データを分析し、数字に基づいた性能解析を得意とし、トッププロやプロを目指すジュニアにフィッティングを行っている。そんな本橋が人気ギアの本当の姿を解き明かしていく!

2017年04月09日

 
16年『M2』ドライバー(左)と17年の最新作(右)。こう見ると最新作の方がデザイン的には洗練されている

17年モデルにトップ選手が切り替えている!

上が2017年モデル、下が2016年モデル
皆さん、こんにちは。ギアマニアック・本橋本信です。データに基づく精密なクラブフィッティングを得意にしております。

今回はテーラーメイドの2016年モデル、初代『M2』と2017年モデルの『M2』のヘッド性能を比較・検証していきましょう。ちなみに、16年モデルは世界のツアーで数十勝を重ね、契約外のプロもこぞって飛びつき、タイガー・ウッズも契約に至るなど評価が定まりきっているともいえます。そして、2017年モデルは?というと、直近のマスターズでもジェイソン・デイ、ジャスティン・ローズ、セルジオ・ガルシアやジョン・ラームなどが使用してかなり飛距離性能で目立っているといっても過言ではありません。特に、セルジオ・ガルシアは曲がりを減らして飛距離アップが成績に直結していて、ジャスティン・ローズと共にマスターズ制覇をこの17年モデルで達成しようとしているところが興味深いですね。

では、本当のところはどのような人が使うべきなのか?この辺りを数値に基づいて解説してみましょう。


■打ち出し角とスピン性能

・打出角:2016はやや低めの打出角、2017はやや高めに改善
・スピン量:2016ははっきり少ない(約-180rpm)、2017はややスピンが入るように

→2016年モデルは球が強く、低スピン傾向で球が上がらない人には手ごわかったのに対し、2017年モデルはスピン量も打ち出しも球の上がりが改善されているが、市場平均から見れば少ない


■操作性能

・重心距離:2016はやや短い(約-2mm)のに対し、2017はかなり長め(+3mm)
・重心角:2016は標準やや大きめ、2017は標準レベル
    
→2016年モデルはつかまるヘッドを逃して使いやすいフェードヒッター向けの操作性だったのに対し、2017年モデルは大幅に重心距離が長くなり、操作性が真逆に。フェードヒッター向きからドローヒッター向きへ。

【分析結果】2017年モデルは叩きにいっても左へのミスが出ない。キャリーも2017の方が出しやすい

16年『M2』ドライバー(左)と、17年の最新作(右)。白い部分が少なくなって、フェース向きが分かりやすい!?
【性能分析】

2017年モデルでは重心距離を長くし、重心角を小さくする操作性能変更によりフェードヒッター向けから、ドローヒッター向けに変更。この変化に合わせて打ち出しも高くし、スピンも多め(市場平均から言えば少ない)に変更したことでドローヒッターには、非常に扱いやすいヘッド性能になりました。

この背景には米国には『M2 D-Type』の存在があることが大きいでしょうね。日本には導入されていませんが、『D-Type』があるがゆえに、重心距離をこれだけ大胆に長くしているのでしょう。ラクにつかまりを求める人には、今回のモデルはシャフトや可変機能など、しっかりと自分に合わせる必要性を感じますね。


【真のターゲットは?】

ズバリ、2017年モデルはドローやフックが持ち球の上級者には非常に評価される性能設計だといえるでしょうね。重心距離の長さ的にも左への巻き球のミスを救ってくれ、ターンが緩やかでしっかり叩いていけるヘッド設計だと言えます。それでいて、スピンは前作よりも入るため、キャリーを伸ばせるようになっています。PGAツアーの選手がこぞって2017年モデルに替えている理由もこの辺りにあるものと思われますね。

メーカーの狙いとしては打球音の改善や、スピードポケットを改善することでの反発的にもやさしさをプラスしたとしています。また、アドレスした時のフェースの構えやすさの部分も微妙に変更していますね。2016年モデルも名器認定できるものだと思いますし、これを越えるのは大変だったと思います。今回はマイナーチェンジのイメージがありますが、性能ははっきり左へ行きづらくなっているため、購入する際は試打は必須です。
【本橋本信プロフィール】
某大手メーカーでクラブの企画・開発に10年従事。使用クラブ履歴の性能設計・弾道分析から、近未来目指す弾道を実現するクラブフィッティングを中心に、トップジュニア、ツアープロのギアコーチのノウハウも加味したフィッティングとレッスンを展開中。もっと本橋を知りたい方は下記もっちゃんのゴルフ(ギア)の真髄 http://ameblo.jp/motuchian-proまで 13本のマッチング診断&フィッティング(有料)はdftmh823@ybb.ne.jpまで
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