『MD4』の衝撃、再び。キャロウェイ新『MDフォージド』ウェッジはまさかの【ゼロオフセット】
キャロウェイ『MD4』ウェッジといえば、驚きの激スピン性能で、角溝が禁止になって以来の衝撃をマニアックチームに与えました。そして、今回登場の新『MDフォージド』の実力は? またもや驚きが襲います…
配信日時: 2018年9月17日 22時53分
目次 / index
売れに売れた『MD4』ウェッジとは別の“激スピン”
筆者 「筒さん、村田さん、去年の今ごろの『MD4ウェッジ』は覚えていますよね? あの、角溝禁止以来の激スピンウェッジ。何やらこの秋にそれとは別の激スピンウェッジが出るらしいですよ!
バックフェースのドットが青い『MDフォージド』がありましたが、めっちゃストレートでいい顔になって生まれ変わったそうです。編集部に届いたので、早速持ってきました。まず、顔を構えて見てください。【ゼロオフセット=オンセット】になったのがビックリですので」
バックフェースのドットが青い『MDフォージド』がありましたが、めっちゃストレートでいい顔になって生まれ変わったそうです。編集部に届いたので、早速持ってきました。まず、顔を構えて見てください。【ゼロオフセット=オンセット】になったのがビックリですので」
PCM編集長(以下、P編) 「おっ! 本当だ、凄まじいストレート顔だなぁ、確かに刃(リーディングエッジ)が出ていてオフセットがゼロだから、これ、完全にオフセットとは逆、つまり、オンセットなウェッジだよ!
FP(フェースプログレッション)がすごく出ている出っ刃なんだけど、よくある出っ刃ウェッジのようにリーディングエッジが丸くないね。構えると、リーディングエッジがすっごく真っすぐだもんこれは、ターゲットに対してラインが出しやすいね」
FP(フェースプログレッション)がすごく出ている出っ刃なんだけど、よくある出っ刃ウェッジのようにリーディングエッジが丸くないね。構えると、リーディングエッジがすっごく真っすぐだもんこれは、ターゲットに対してラインが出しやすいね」
PCM筒康博(以下、筒) 「えっ、ゼロオフセットのオンセット??? ちょっと見せて。それ、ボクの大好物かもしれません。ウワァァァ、これ、ありがてぇ〜〜。
やっと出てきた、オンセットウェッジ……。これ、ボク買います。というか、ボクの生徒さんも買いたいって人、すごく多いと思います。いやぁ〜〜、さすが、キャロウェイ、分かってるなぁ〜〜」
やっと出てきた、オンセットウェッジ……。これ、ボク買います。というか、ボクの生徒さんも買いたいって人、すごく多いと思います。いやぁ〜〜、さすが、キャロウェイ、分かってるなぁ〜〜」
筆者 「……。(何を興奮してるの、この人…)ちょっと待って、筒さん。打ってもいないのに、なんで【ゼロオフセット=オンセット】なだけで買うとか決めるんですか!しかも、オフセットが入っているものが世の大半ってことは、それだけオフセットが世のゴルファーに求められている証拠じゃないの?現に前作の『MDフォージド』の方がオフセットが多かったし、超ストレート顔が難しそう!って思う人が多いんじゃないのかなぁ…」
筒 「いや、それこそ決めつけです。長岡さん、オンセットの良さを体感したことないからそんなこと言うんですよ。このオンセットは、球の位置を左に置ける、技術のバリエーションを増やすウェッジです。球を右足の前に置いてピッチエンドランというのがアプローチの基本だと言われてますが、オフセットのついたものはそれが打ちやすい反面、球を左に置いてフワッとキャリー球で寄せるテクニックが身につきません。この『MDフォージド』は、ある意味、『ボーケイ』よりもオンセットで、お株を奪う存在ですよ」
P編 「同感だね、私もそう思った」
筒 「いや、それこそ決めつけです。長岡さん、オンセットの良さを体感したことないからそんなこと言うんですよ。このオンセットは、球の位置を左に置ける、技術のバリエーションを増やすウェッジです。球を右足の前に置いてピッチエンドランというのがアプローチの基本だと言われてますが、オフセットのついたものはそれが打ちやすい反面、球を左に置いてフワッとキャリー球で寄せるテクニックが身につきません。この『MDフォージド』は、ある意味、『ボーケイ』よりもオンセットで、お株を奪う存在ですよ」
P編 「同感だね、私もそう思った」
筆者 「ボーケイのお株を奪う???撤回して!」
筆者 「え〜〜〜。ボーケイのお株を奪う??? なんで、【ゼロオフセット=オンセット】だからってそんなこと言えるんですか?筒さん、撤回してください!」
筒 「撤回しません!長岡さん、これね、『ボーケイフォージド』と軟鉄鋳造の『ボーケイSMシリーズ』の位置づけと逆なんですよ。タイトリストは、日本人向けの『ボーケイフォージド』の方がオフセットで軟鉄鍛造になっています。で、キャロウェイは逆で、グローバルモデルの『MD4』の方がオフセットで軟鉄鋳造です。
そして、今回の『MDフォージド』は、いい顔のストレートなオンセットでありながらの軟鉄鍛造。『ボーケイSMシリーズ』がいい顔で軟鉄鋳造というところに、それを上回るオンセット度合いでいて、軟鉄鍛造にしているんですね。しかも、『MD4』と同じ激スピンの凸起溝「マイクロフィーチャー」まで追加してね。これを『ボーケイSMシリーズ』キラーと呼ばずして、何と呼ぶんですか!」
筒 「撤回しません!長岡さん、これね、『ボーケイフォージド』と軟鉄鋳造の『ボーケイSMシリーズ』の位置づけと逆なんですよ。タイトリストは、日本人向けの『ボーケイフォージド』の方がオフセットで軟鉄鍛造になっています。で、キャロウェイは逆で、グローバルモデルの『MD4』の方がオフセットで軟鉄鋳造です。
そして、今回の『MDフォージド』は、いい顔のストレートなオンセットでありながらの軟鉄鍛造。『ボーケイSMシリーズ』がいい顔で軟鉄鋳造というところに、それを上回るオンセット度合いでいて、軟鉄鍛造にしているんですね。しかも、『MD4』と同じ激スピンの凸起溝「マイクロフィーチャー」まで追加してね。これを『ボーケイSMシリーズ』キラーと呼ばずして、何と呼ぶんですか!」
次ページ
⇒打感や仕上げ、スピン性能は?