「なぜクラブ契約フリーはミズノを選ぶ?」アイアン選びの重大な事実が判明!
クラブ契約フリーの選手を追いかけ続ける筆者。久々に男子ツアーに行った際に、今季からフリーになった平本穏を見つけて声をかけました。クラブにうるさい2人が本音で喋ると、そりゃ大激論に発展します…。
配信日時: 2018年8月3日 08時12分
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平本穏がクラブ契約フリーになった経緯は?
平本穏(やすき)、32歳。広島生まれのこの男、独特なこだわりを持っている。見た目はひょろっとして私服だとその辺の兄ちゃんにしか見えない。ところが、中身はプロゴルファーの誇り高く、とにかく真っすぐで暑苦しい性格。熱くなるとすぐ広島弁が出てくるのが分かりやすい。そんな平本と筆者のギアに関するトークバトルが勃発!
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筆者 「プロって、キャリアのほとんどがダンロップ契約でしたよね?なんでまた今季から契約フリーになったんですか?もしかしてダンロップと喧嘩したんですか?」
平本 「そんなわけないじゃろ! でも、そう思われてもしょうがないか…。契約更新しなかったのは、ボクからお願いさせてもらったんです。結果が出んのをクラブのせいにさしてください!って無茶なこと言って受け入れていただきました」
筆者 「結果をクラブのせいにする…、なかなかの発言ですね。ダンロップも心が広いなぁ…」
平本 「もちろん、自分の実力が足りんせいじゃけど、それはわかった上で、一旦退路を絶って、好きなクラブを使ってそれで結果が出んかったら自分のせい。自分が絶対に言い訳できんところまで追い込んじゃろうと思って…」
筆者 「そう聞くと、かっこよく聞こえます。(ドMだとも言う…)でも、そこで言えば、新しく契約フリーの立場でいま使うモデルに関してはどうなんです? 例えば今ミズノのアイアンを使われてますけど、それもクラブのせいにするなら、提供してくれたミズノを泣かすことになりませんか?」
平本 「……。(ぐっ…)いや、ミズノさんのせいになんてしません。ボクが色々試して見てきた中で、本当にいいと思って使ってますし、それで結果が出ないのはボクのせい。ボクの見る目がない部分も含めて結果の全責任を負うのがプロゴルファーじゃし。そこはわかってますし!」
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筆者 「プロって、キャリアのほとんどがダンロップ契約でしたよね?なんでまた今季から契約フリーになったんですか?もしかしてダンロップと喧嘩したんですか?」
平本 「そんなわけないじゃろ! でも、そう思われてもしょうがないか…。契約更新しなかったのは、ボクからお願いさせてもらったんです。結果が出んのをクラブのせいにさしてください!って無茶なこと言って受け入れていただきました」
筆者 「結果をクラブのせいにする…、なかなかの発言ですね。ダンロップも心が広いなぁ…」
平本 「もちろん、自分の実力が足りんせいじゃけど、それはわかった上で、一旦退路を絶って、好きなクラブを使ってそれで結果が出んかったら自分のせい。自分が絶対に言い訳できんところまで追い込んじゃろうと思って…」
筆者 「そう聞くと、かっこよく聞こえます。(ドMだとも言う…)でも、そこで言えば、新しく契約フリーの立場でいま使うモデルに関してはどうなんです? 例えば今ミズノのアイアンを使われてますけど、それもクラブのせいにするなら、提供してくれたミズノを泣かすことになりませんか?」
平本 「……。(ぐっ…)いや、ミズノさんのせいになんてしません。ボクが色々試して見てきた中で、本当にいいと思って使ってますし、それで結果が出ないのはボクのせい。ボクの見る目がない部分も含めて結果の全責任を負うのがプロゴルファーじゃし。そこはわかってますし!」
筆者 「でも、なんでミズノなんですか?」
筆者 「なるほど。でも、そもそもなんでミズノなんですか? ウッドはテーラーで、アイアンはミズノですよね? ブルックス・ケプカなどPGAツアーの契約フリーに多いパターンに見えますが、やっぱり打感が柔らかいんですか? ミズノは“芯がある”打感だと言っていて、芯を外したらわかることがメリットなのかなと。プロもそういう理由ですか?」
平本 「いや、打感に関しては正直言って、ダンロップさんのアイアンも柔らかかったので、そこに大差は感じませんよ。それに、ワシは真ん中でしか打たんので。芯を外すなんてあっちゃいかん」
筆者 「ちょっとミスしてヒール喰ったとか、トゥに外れたとか、無いんですか?」
平本 「ないない。アイアンは芯で打つもんじゃ!左右になんて外れん!(プロゴルファー舐めとるじゃろ!)」
筆者 「じゃあ、顔とか形状の違いですか?」
平本 「いや、打感に関しては正直言って、ダンロップさんのアイアンも柔らかかったので、そこに大差は感じませんよ。それに、ワシは真ん中でしか打たんので。芯を外すなんてあっちゃいかん」
筆者 「ちょっとミスしてヒール喰ったとか、トゥに外れたとか、無いんですか?」
平本 「ないない。アイアンは芯で打つもんじゃ!左右になんて外れん!(プロゴルファー舐めとるじゃろ!)」
筆者 「じゃあ、顔とか形状の違いですか?」
平本 「ミズノさんは顔が“ボックス”に見えよるんですよ」
平本 「説明しても分かるかなぁ…、ボクは顔のこだわりが強くて、ボックスに見えるというか、長方形に見えるものがスクエアに構えやすくて結果が出ると思ってミズノなんですよ」
筆者 「ボックス? う〜ん…、いま使ってるのは新作の『ミズノプロ319』じゃなくて、『ミズノプロ518』なんですよね? アン・ソンジュとかと同じやつ。どう見てもボクには三角形に見えますけど…。プロには長方形に見えるんですか? ボクの目が悪いのかなぁ…」
平本 「……。(ワシの目が悪いと言いたいようじゃ、だから、言うても分からんと思っとったんじゃ!)長岡さん、アイアンの顔って全体のシルエットの話ししとりません?」
筆者 「えっ? オフセットの少なさとか、トップラインとか、全体のシルエットは見ないんですか?」
平本 「……。(やっぱり…)いや、一応目には入りますけど、一番大事なのはボールの当たる部分じゃし、そこが長方形でネックからのつながりでスクエアに見えるかどうか? が一番大事じゃし。長岡さんはそこ見んのですか?」
筆者 「ボックス? う〜ん…、いま使ってるのは新作の『ミズノプロ319』じゃなくて、『ミズノプロ518』なんですよね? アン・ソンジュとかと同じやつ。どう見てもボクには三角形に見えますけど…。プロには長方形に見えるんですか? ボクの目が悪いのかなぁ…」
平本 「……。(ワシの目が悪いと言いたいようじゃ、だから、言うても分からんと思っとったんじゃ!)長岡さん、アイアンの顔って全体のシルエットの話ししとりません?」
筆者 「えっ? オフセットの少なさとか、トップラインとか、全体のシルエットは見ないんですか?」
平本 「……。(やっぱり…)いや、一応目には入りますけど、一番大事なのはボールの当たる部分じゃし、そこが長方形でネックからのつながりでスクエアに見えるかどうか? が一番大事じゃし。長岡さんはそこ見んのですか?」
平本 「プロは“当たる部分のスクエア”を見とる」
筆者 「いや、見ます。正確に言うと、ごく最近でそこを見るようになりました。でも、今までは顔のシルエットやオフセット度合いなど形状で好みのアイアンを一度選んだら、スコアラインの1本目をスクエアに構える感じでしたね。今まではそこの長方形なんて意識したことなかったです…。普通に考えたら、どう見てもシルエット的な三角形に見えますし…」
平本 「三角形は三角形じゃけど、その中に長方形があるんですよ。ネックの左右の幅があるじゃないですか、この幅から真っすぐ上に延長した“つながりとして”スクエアにフェース面の中に長方形のゾーンを見とるんです。当たる部分の向きが一番大事じゃし。ちょうど当たる部分の高さまでのところに長方形のゾーンが見えるものと、見えないものがある。ネックと向きがズレとるというか…。
ここのボックス部分がしっかり真っすぐスクエアに見えるものじゃないと気持ち悪い。ミズノさんのアイアンはそこがボックスに見えてスクエアに構えられる。今までクラブ契約フリーのプロがミズノを選ぶ人が多かった理由って、ボクと同じだと思うんですけどね。【ここがスクエアだと真っすぐ打てる】ってアドレスで安心感が段違いじゃから」
平本 「三角形は三角形じゃけど、その中に長方形があるんですよ。ネックの左右の幅があるじゃないですか、この幅から真っすぐ上に延長した“つながりとして”スクエアにフェース面の中に長方形のゾーンを見とるんです。当たる部分の向きが一番大事じゃし。ちょうど当たる部分の高さまでのところに長方形のゾーンが見えるものと、見えないものがある。ネックと向きがズレとるというか…。
ここのボックス部分がしっかり真っすぐスクエアに見えるものじゃないと気持ち悪い。ミズノさんのアイアンはそこがボックスに見えてスクエアに構えられる。今までクラブ契約フリーのプロがミズノを選ぶ人が多かった理由って、ボクと同じだと思うんですけどね。【ここがスクエアだと真っすぐ打てる】ってアドレスで安心感が段違いじゃから」
筆者 「………。(うわぁ〜、マジか…)プロ、一応確認しますが、この話は誰かの受け売りとかじゃなく、あくまでもプロ個人の意見なんですよね?」
平本 「当然じゃろ。(何を疑うとんの?この人…)」
筆者 「ありがとうございます! いやぁ〜、さすがプロゴルファーですね、目のつけどころが違います。ありがとうございました!」
平本 「???(何を関心しとんじゃろ、この人…)」
平本 「当然じゃろ。(何を疑うとんの?この人…)」
筆者 「ありがとうございます! いやぁ〜、さすがプロゴルファーですね、目のつけどころが違います。ありがとうございました!」
平本 「???(何を関心しとんじゃろ、この人…)」