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ヤマハ『RMX VD/VD59』のアマ試打レポ。高MOIを変えずに【重心角】で調整する利点って?

ヤマハ『RMX』がリニューアルし『VD』シリーズに! とにかく高MOIを追求した前作からどんな進化をしたのか? 前作を計測しまくったマニアックチームを招集します。

2021年10月11日

 

カーボンクラウン・スライド式ウェイト!

ヤマハのドライバー初のカーボンクラウン&スライド式ウェイト!
筆者  久々に招集した理由はコレ! ヤマハ『RMX』が新しくなって『RMX VD』シリーズになりました。前作『RMX120/220』ドライバーもマニアックにテストしましたが、新作がどう進化したか? 計測しつつ議論したいなと。

PCM編集長(以下、P編) おっ、『RMX』もついにカーボンクラウンになったか。前作との違いは見たまんまじゃない。小さい『RMX VD』も大きい『RMX VD 59』も、ソールにスライド式ウェイトが付いた。つまり低・深重心で重心を調整可能って話でしょ?

筒康博(以下、筒) 普通にそう見ます。前作『RMX220』もルール上限に近い左右MOIが5800g・cm2近くありましたけど、可変スリーブのみで可変ウェイトは無し。たしか、藤田寛之プロもソールに鉛を貼って使っていましたよね?
前作もマニアック計測しましたが…
筆者 はい、前作で左右MOIが極大になる威力は感じましたよね。【フェース向きに真っすぐ飛ぶ】って。でも、開いて当たれば右へ真っすぐ飛ぶのも事実。【スクエアに当たれば】武器になるという条件がつきました。ボクの唯一の弱点がそこです……。(泣)

▶▶▶ヤマハ『RMX220』『同120』を調べて分かった! 【極大MOI】なら今風スイングが身につく件

 ………。(唯一じゃないでしょ)

P編 そうなのよ!我々ヘタほど打点がバラつくから高MOIの恩恵が欲しいじゃない。でも【スクエアインパクト】が正直、一番難しい。なるほど、今回【本当に使える高MOI】の領域に踏み込んだってわけね! ちょっと、ポジションを変えてヘッド計測してみるから、待ってて!

可変しても、左右MOIは不変。何がいい?

左右MOIが5,003g・cm2の、ヤマハ『RMX VD』ドライバー(460cc、97,900円〜)
 お先に『RMX VD』を打ってますね。おぉ〜〜! 顔がめちゃくちゃ良くなった。これタイト『TSi3』的な顔の良さで、パッと見の装飾はテーラーっぽくもある。フェース向きがこれだけイイと、可変とか横に置いても純粋にコースで打ちたくなりますね!

筆者 そう。ソールは奇抜ですけど構えると本格派。ニュートラル・ドロー・フェードと順に3ポジションを可変してみましょう。ヤマハが言う最大の進化は、【MOIを変えずに重心角次第でスクエアヒットを探せる】ことらしいので!

 ニュートラルポジションから打ちましたが、純正シャフトに適度に張りもあるし、完成度高いですよ。ニュートラルでも少し大きめのドローでめちゃ弾く!(▶ウェイトをドロー可変)!!! 操作しやすいし、当たりが分厚く可変で操作性と出球が全然違う。(▶ウェイトをフェード可変)うわぁ〜〜右だ! 何これ、同じヘッドと思えないッ!
ニュートラルポジション、ドローポジションでも軽いドローを放つ筒。「ポジションで打感も軌道も変わるので、正解がすぐ分かる」
筆者 ボクも初めて打って驚きでした。フェード可変は『G425 LST』的に感じて、ニュートラルだと何となく『SIMグローレ』的。ドロー可変だと『EPIC SPEED』的というか【ヘッドを3つ買ったも同然】かも。一粒で三度美味しいグリコ的な……、ね?

 可変は12箇所だから一粒で12度でしょ。ボクには基本スリクソン『ZX』的です。
外ブラに感じないのはヘッドが軽いのに切り返しで重く感じて、インパクトは何もできずまた軽くなる不思議なフィールだから。20gと重いウェイトが効いてるとしか思えない……。【本格顔なのにオートマ】って、ほぼ無い選択肢だし、すごく面白いですよ。

可変で打感・球持ちが変わって正解がすぐ分かるし、教えてくれますね。重心角に反応してヘッド軌道が変化するので。ボクは元々インから来る度合いが強いので、フェード可変だとストレート軌道に近くなって弾く。ベスト可変はニュートラルの1個内側。スクエアな戻り具合と軌道が整って、分厚く押せて飛びます。

筆者 ………。(何ちゅう感知能力だよ、この人…)っていうか、ヘッド12個分も美味しく頂けるのか……。(ニヤリ)

P編 「こんなヘッドは他にない!」

左右MOIが5,820g・cm2のヤマハ『RMX VD59』ドライバー(460cc、86,900円〜)
P編 (計測室から興奮して出てきて) こんなヘッド他にないね!そっちも測るから貸して。『RMX VD 59』は計測終わったから、打っていいよ。

筆者 ………。(興奮の理由を説明して…)筒さん、『RMX VD』とどう違うか、『RMX VD 59』もニュートラル・ドロ―・フェードの順で可変しましょ。

 大きい方も構えやすくなりましたねェ〜。前作『RMX220』よりグースが減ってキレイな顔だしカッコいい。じゃあ、ニュートラルから行きますよ。!!! ハイドローで『RMX VD』
より直進性が断然強く、オートマ度も圧倒的。インパクトが強いし重い。芯も広いしコレ、飛びますよ!

筆者 最高到達点も、打ち出し角もめちゃ高いなぁ〜。可変もお願いします!
MOIの大きな『RMX VD59』は、ドローポジションで強ドロー。フェードポジションでややプッシュストレート。ほとんど同じ球しか出ません!
 了解、ドロー可変でいきますね。オッホーーー、こう来ましたか……。これは『インプレスUD+2』的なネバースライス系。切り返しでグッとヘッドの深い重心に引っ張られてフェースが閉じる方向なので、そのまま打てばフック系で、頑固なスライサーでも絶対フェースが開かない感じ。(▶フェード可変して)!!!!! ウワッ………(筒、固まる)

筆者 どうしました?

 ………。(危ッねェ〜)一瞬、ヘッドが230gになったかと思った。もう全くの別モノ。切り返し直後のヘッドの感じ方の違いに驚きましたが、一度体感すればもう大丈夫。自動的にやや右に飛ぶプッシュストレート系にしかならない。MOIが上限に近いだけに、『VD』より遥かに切り返しの影響が大きいし、この手のクラブはここで反応しちゃいけない。切り返しに敏感な人は、ボク含め、小ぶりな『VD』の方がオススメです。

P編 「重心距離も綺麗にフロー」

各種MOIやヘッド内部重心を計測するPCM編集長。「内部重心からちょうど等距離に20gが動く形だね」
P編 (計測を終え、ひと通り試打して) コレさ、ヤマハは【高MOIを変えずに重心角で調整】と言うけど、それだけじゃないね。大きい『RMX VD 59』で説明すると、たしかにMOI5,820g・cm2がほぼ変わらず重心角30.5°〜36°の範囲で可変できて、ニュートラルだと重心角33°/重心距離37.8mmで、ドロー可変だと36°/35.8mm。フェード可変は30.5°/41mmと、重心距離も綺麗にフローしてる。

【重心角で調整】と言うけど、同時に【重心距離でも調整】しているわけだね。重心距離の調整幅は最大で5mmと狭く見えるけれど、ウェイトが20gと超効くからつかまり具合を調整できる。これなら日によってフェース角のブレ方が【被ったり/開いたり】と違っちゃう我々アマチュアが、その日の傾向に合わせて可変でスクエアインパクトが手に入る。高MOIが完全に活かせるね!
スライド式ウェイトの開祖はミズノ。その後、キャロウェイに引き継がれて来ましたが…
筆者 ………。でも村田さん、2007年のミズノ『MP-600ファーストトラック』に始まり、2015年のキャロウェイ『GBB』とか、ヘッド外周をスライドする、よく似たウェイト可変が過去に沢山ありましたよ?

 過去のスライド式ウェイトは大体8〜12gですし、『RMX VD』は両方とも20gですよ?

P編 そう、違いを感じ取れなきゃゴルファーは可変しなくなるし、価値に気づけない人も多いの。今回のヤマハは20gという誰もが変化を実感できるウェイトを載せつつ、圧倒的な高MOIを持つわけで昔とは全然違う。【高MOIを活かすため、スクエアインパクトが必要。だからこの設計になった】。成り立ちが違うよ。

筆者 な、なるほど………。

筒 「なぜか、高打ち出し・適正スピン」

『RMX VD』ドライバーのクラウンの頂点とフェースにはこんなに差が!
 あと『RMX VD』ドライバーの設計が面白いなと。フェースの高さとクラウンの頂点にすごく差があるんですが、こういうクラウンを盛り上げたデザインって少ない。この見た目が影響するのか、なぜか高打ち出し・適正スピンのいい弾道になりやすい気が……。

筆者 それ、人間の感性工学的なデザインで、クラウンを盛り上げるため【わざわざカーボン素材にした】って言ってましたよ。ゴルファーは無意識にフェースの真ん中で当てようとしますけど、この形状だとそうなりやすいとか。ボクも、グラマラスなクラウンは大好物です! 昔のミズノ『MP-CRAFT H4』とか。
今作のプロトタイプは、今年の開幕直後から多くの契約プロが使用!
 ………。(ぐ、グラマラスって…)その辺りも、ただ単にMOI数値を突き詰めただけじゃなく、『TSi3』的というか、中・上級者の使いやすさにも配慮されてますね。だからか、前作と比較にならないくらい、女子プロの黒塗りプロトの投入が早かったですよね。

P編 それ、前作をチェックしていただけに気になってた。高MOIをいかようにでもコントロールできて、いい顔になったら、そりゃ使うよね。
筒「ここまで特性の違うヘッドなのに、この赤いディアマナが最高の仕事をします!」
 まぁ。あとはシャフトの優秀さですね。限界まで高MOIな『RMX VD 59』でももたつきなく、ヘッドをコントロールしやすい。打ち手を選ばずマイルドで扱いやすい仕上がりでシャフトも再現性を上げてくれます。本格顔の『RMX VD』はカスタムシャフトの『ディアマナPD』『スピーダーNX』『ツアーAD UB』で緻密にベストを追求できますね。

筆者 では、最後に今回の2機種でベスト可変を言って締めましょう。ボクは『RMX VD』の1つフェード側可変! 筒さんは、1つドロー側可変でしたよね?

 はい。どっちのポジションでも問題ないですよ。結局、行った先で曲がらないので。村田さんは?

P編 還暦近い私は『RMX VD 59』
の1つドロー可変だね。同じ球しか出ないし、めちゃくちゃラクだもん。可変できて曲げずにぶっ飛ばせる国産のPINGって感じ!

Text/Mikiro Nagaoka

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