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2019ディスタンスレポート考察。なぜ米・欧・日の【女子ツアーばかり】伸びた?

世界のツアーのドライビングディスタンスを監視しているR&AとUSGA。「飛距離が伸び続けることはゴルフにマイナスだ」と言いますが、去年は米国男子ツアーは下がっています。ところが、女子がえらいことに……。いったいなぜ!?

2020年02月20日

日+1.6y、欧+2.6y、米+5.9y。なぜ女子ばかり?

 
国内女子をR&Aに当てはめると、アレッ!? 女子ツアーばかりが伸びてる…
筆者 「筒さん、国内女子ツアーのディスタンスレポートを個人的に調査してみると、疑問が出てきまして……。去年、【なぜ女子ツアーばかり平均飛距離が伸びたのか?】の議論に付き合ってくださいよ。米国男子、米国男子下部、米国シニアが下がっているのに、米国女子、欧州女子、日本女子、国内男子の平均飛距離が伸びてるんです。不思議じゃないですか?」

PCM筒康博(以下、筒) 「どうでしょう。不思議っちゃ不思議ですが、国内男子も伸びたんでしょ? 女子ツアーだけじゃないじゃない」

筆者 「いや、国内男子が伸びた原因は今平周吾も言ってた通り、【飛ぶ外国人が増えた】ことで間違いなさそうなんです。でも、欧州女子や米国女子はよくわからないこともありまして…」

 「ボクだって欧州女子なんてまったくわかんないですよ。でも、米国女子ツアーが一番伸びてるなら、それは国内男子と同じように、【世界の有力な若手が参戦してきて、飛ぶ選手が増えたから】じゃないんですか? 世界的に男子ツアーもそうですけど、ドライバー・イズ・マネーになってるのは否めないと思いますよ」

筆者 「ん?? パット・イズ・マネーじゃないの?」

 「そうなんですけど、パットの次に打つのは次ホールのドライバーです。この2つの関連度が、どんどん増していると感じていて、パット&ドライバー・イズ・マネーに世界的になりつつあると思います」

筆者 「いや、いまいち納得できないなぁ〜。飛ぶ人の方が稼ぐって? それ、PGAツアーのスター選手たちがみんな飛ぶからそういう風に見えるんじゃないですか?」

 「疑うなら、議論をやめますか? それより長岡さん、もう一度R&Aのディスタンスレポートを見せてください。去年の米国男子が下がったとはいっても、ここ数年はずっと伸び続けてきたでしょ? どれどれ……、ほらぁ〜、2017年とか急激に伸びてるじゃないですかぁ!」

筆者 「2017年に伸びたのは、ナイキの撤退でしょ」

2016年途中でクラブとボールから撤退したナイキ。その後、テーラーメイド製ドライバーに移行した面々が伸ばしまくり…
筆者 「まぁ、棒グラフでそこが一番目につくのはしょうがないですが、【2017年に急激に伸びたのは間違いなくナイキ撤退の影響】でしょ。マキロイ、タイガー、ケプカなどなど、そうそうたるメンバーを抱えてたナイキが2016年夏に撤退して、その年の後半からマキロイもテーラーメイド『M2』を使いはじめましたよね?

2016年の平均飛距離が306.8ヤードだったのに、翌年の2017年は317.2ヤードですから。タイガーはケガであれでしたけど、ケプカだって2016年は302.6yで、2017年が311.1yですよ? やっぱり、ナイキのドライバーはバケモノ級の男子プロにはスピン量が多すぎたんだと思います。コバート』とか、後ろをくり抜いた構造だと、重心も上がりますしね。そこが2017年に急激に伸びた理由で間違いないと思いますけどね」

 「………。(たしかに一因だと思うけど、そこまで断定する!?)長岡さん、ナイキがクラブを撤退したからって、言いたい放題言い過ぎ! それに、2017年に伸びた理由は、ナイキの撤退だけじゃないと思いますよ。キャロウェイ『GBB EPIC』の影響もかなりあるでしょ。2本の柱が入った初代『GBB EPIC』で飛距離を伸ばした選手がかなりいるはずですよ」

筆者 「あぁ、それもたしかにあるかも…。って、筒さん、お題からそれるのやめてもらえません? いま、男子プロの話をしてるんじゃなくて、去年の女子ツアーのこと話してるんですから!」

筒「ギアの可能性なら黄金スペックかな」

去年の国内女子では、契約フリー選手がトレンドを作りました
 「長岡さんは、どうしても特定のギアの影響を疑いたいということですよね? それなら、強いて言えば、黄金スペック的なものの共有はあるかもしれない。特に女子ツアーの場合、元々クラブ契約に縛られない人が多いと思いますし、そういう選手たちが、自分と近い選手の飛ぶスペックを参考にしている可能性があります。去年の国内女子ツアーって、開幕戦から最終戦までドライバー使用率トップはキャロウェイになりましたしね」

筆者 「ん? それって去年の国内女子ツアーの『エピックフラッシュSZ』のウェイト外し&テンセイ、の流行を例にしたい感じですか? 国内女子だけじゃなくて、海外もそうだったんですか?」

 「欧米の女子ツアーを見てないので分かりませんが、去年の国内女子ツアーのように、契約フリー選手が増えるほど似たようなドライバースペックを使う選手たちが増えるのが自然な気がします。あと、日本と違って、欧米ツアーの方がサポートするメーカーが少ないはずなので、尚更だと思うんですけど?」

筆者 「たしかに日本のメーカーは数が多いし、ドライバーヘッドの豊富な選択肢という意味では、国内女子ツアーの方が海外より遥かに恵まれてるかもしれません。日本には、メーカーが多いだけじゃなく、それぞれアベレージモデルも選べる状況ですし。でも…」

筆者「プロV1/V1xのカバーが薄くなったからでは?」

タイトリスト『プロV1』『プロV1x』はカバーが17%薄くなり、ボールスピード増の傾向に
 「でもって、また天の邪鬼なこと言うの?」

筆者 「もちろん。だって、欧米ツアーのサポート体制は男子も似たような状況ですよね? それに、海外の男子ツアーの場合、PGAツアーは別にして、日本のメーカーよりドライバーヘッドの選択肢が少ないなら、なおさら黄金スペックが絞りやすくなるはずですよね。だったら、女子より男子の方が伸びる方が自然でしょ?」

 「ボクの考察の否定ばかりせずに、長岡さん自身の代案を出してよ!(怒)」

筆者 「ボクはボールの影響を疑ってますね。特に、海外の場合、タイトリストの使用率が日本よりもはるかにヤバいじゃないですか。それに、去年2月から切り替わった現行の『プロV1』シリーズは、ウレタンカバーが17%薄くなってちょっと飛ぶ感じになりましたよね? 女子のヘッドスピード領域でもよりコアまで潰せるボールで初速が増した影響もかなり大きいんじゃないかと」

 「それだったら、男子プロも飛距離が伸びなきゃおかしくない?」
テーラーメイド勢が去年から『TP5』に全員移行…
筆者 「そう言われると思いましたよ。平均飛距離の落ちた米国男子ツアーのタイトリストのボール使用率が74%、米国男子下部が66%なのに対して、米国女子ツアーに至っては83%もあるのを知ってました??? それだけじゃなく、昨季の途中から、テーラーメイド勢がほぼ全員柔らかい方の『TP5』ボールに変わってるんですよ。

まぁ、PGAツアーの場合、ドライバー使用率のモデル別1位もスピンが入りやすいタイトリストの『TS3』ですから、その影響も何とも言えないところですが、テーラーメイド勢中心にトップどころが、飛距離よりもスピンやショートゲームに優れたトータルパフォーマンスを求める方向に明らかにシフトしている気がしてならないんです。だから、ドライバー・イズ・マネーと言われてもピンと来ないというか……」

 「………。(ぐっ、たしかに……)でも、長岡さん、ディスタンスレポートの推移で過去にボールが影響したと思う年とかあるの? 」

筆者「2001年の急激な伸びもプロV1では?」

筒は「糸巻きからソリッドに変わったインパクトは、BSの90年代の方が先ですから!」と否定…
筆者 「はい。ボクの推測ですけど、2001年と2003年に主に男子ツアーで急激な伸びがありましたけど、2001年に関しては2000年10月に登場した初代『プロV1』の影響だと勝手に思ってます。まぁ、そこは古すぎる話しなので、いま検証する術もないですけど……」

 「………。(たしかに、当時は糸巻きの『ロイヤルマックスフライ』を使ったりしてたな…)え〜〜でも、2001年って女子ツアーは伸びてるんですか?」

筆者 「はい、当時は米国女子ツアーの記録しかないようですが、2001年、2002年と爆発的に伸びてますね。そんな昔の話しより、2019年の女子ツアーの話しがお題なんですけど? 筒さん持論の【ドライバー・イズ・マネー説】についてもっと深堀りし(ましょうよ)」

 「(食い気味に)長くなるから、一旦もういいです!(大声)」

Text/Mikiro Nagaoka
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