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7Iロフト26°、『JPX 200X』のアマ試打レポ。「ミズノの飛び系は、クラブが短いのに球が大きい」

PGAショーで世界同時発表された『ST200』『ST200X』ドライバー。同時にミズノのぶっ飛び系『JPX 200X』アイアンの日本発売も発表されました。軟鉄鍛造のミズノなのに、アレッ!?

2020年01月28日

 

ミズノのぶっ飛び系アイアン、素材がクロモリに!

しばらく『JPX』は日本の展開はありませんでしたが、海外モデルから“凱旋”です!
   
筆者 「ミズノの世界戦略モデルは『ST200X』『ST200』ドライバーなんですが、同時にこのJPX 200X』アイアンが3月20日に日本で発売されるんですよ。今日は、ドライバーと同時にこのアイアンでラウンドしますから」

PCM編集長(以下、P編) 「おっ、これネックに《クロモリ》と書いてあるね。ミズノだけど今回は軟鉄鍛造フェースじゃないんだ。なんかちょっと風向きが変わったかな?」

PCM筒康博(以下、筒) 「最近、ヤマハ『RMX120』やホンマ『XP-1』もクロモリ鋼フェースのアイアンを出してますもんね。ツアープロでもクロモリフェースのアイアンを使う人もいますし、もっと言えばチタンフェースの『ゼクシオ』でこれまで女子プロが活躍している事実もありますから、軟鉄鍛造にこだわずに、やさしさを求めるならアリだと思うんですよ」

P編 「どれどれ、構えさせて。長岡、これぶっ飛び系なの? 普通にキレイな顔してるけど、PWの下にPG、G、Sと、4本ウェッジだね……」

筆者 「はい。7Iのロフトが26°のぶっ飛び系アイアンです。ミズノなのに珍しいというか、今までで一番ロフトが立ってます。でも、後ろが見えないからぶっ飛び系には見えないですよね」
アイアンシャフトはカーボンで2種類。『MFUSION』(上・青)とそれより10g軽い『PLATINUM MFUSION』(下・オレンジ)があります
 「え!? でも、これ飛び系アイアンなのに、長さが短いですよ? それに、めっちゃくちゃ軽いですよね? 特に『PLATINUM MFUSION』シャフトの方が…」

―― ここで妙齢のマダムが近づき、話しかけられる ――

マダム 「あら、これミズノの新しいアイアン? 私、アイアンも全部ミズノを使ってるの。ちょっと見せてくださる? あらっ、このオレンジ色のシャフトの方は軽いわねぇ〜〜、これなら私でも打てるかしら?」

筆者 「………。(ヤベッ、新作見つかっちゃった…)」

P編 「これから試打でテストラウンドなんですよ。この軽さなら、奥さんに合うと思いますよ」

マダム 「そうよね、じゃあ、良さそうなら考えるので、後でお会いしたら教えてね!」

筒とP編は「軽さ」に、筆者は「長さ」に不安を抱きつつ、スタート!

別売の6I、PG以下も並べると、こんな感じ。どの番手も構えてトップラインからの“はみ出し”が見られません
筆者 「………。(ふぅ、危ね〜。なんとか詳細聞かれずに済んだ…) 筒さん、村田さん、このアイアン別売の6Iでもキレイな顔してますね。全然、後ろがはみ出して見えない。それに、筒さんが言うように、めちゃくちゃ短い!!! これ、飛び系じゃない普通のアイアンの長さ(37.25インチ)に近いですよ!? ロフト26°なのに、上がるのかなぁ……

 「まぁ、たしかに飛び系の代名詞ヤマハインプレスUD+2』も26°でカーボンは38インチですし、キャロウェイ『エピックフォージドスター』も同じ38インチです。言ってることは分かりますけど、ボクはそれより『PLATINUM MFUSION』の軽さの方が心配です……」

P編 「私も長さよりも軽さかな。さっきのマダムからご指摘があって、ちょっと意識しちゃってる…」

筆者 「分かりました。じゃあ、試打するのは青い『MFUSION』シャフトの方にしましょう。これなら358gと、ライバル機種とほぼ同じ重さなので!」

―― スタートホールはSでちょん乗せ。2ホール目のセカンドで7Iを使う ――
筆者 「さっきのホールのSWでしたが、意外にみんな使いやすかったですね。これ、SWだけマッスルバックみたいな形だから使いやすいのかな…。重さも軽めだけど、普通に気持ちよく打てました。で、さっき7Iで打ったんですけど、めちゃくちゃ球が大きくて驚きました。長さがライバル機種より1インチ近く短いのに、あんなに上がるんですね……

 「ほらぁ〜、だから大丈夫って言ったでしょ! ボクもフックめに打つと転がって6Iで210ヤードは飛んでます…。これ、UTですね、性能的には。もしかすると、アイアン型UTよりも弾道が計算できるかもしれません…」

P編 「私も7Iでかなり薄めに当たったんだけど、球が浮いてくれるのはビックリだね。それに、あんなに下目に当たったのに、打感がピリッとこない。クロモリって打感がぼやけると思ってたけど、軟鉄鍛造と変わらないし、ミスした時は軟鉄鍛造よりマイルドな打感だね!」

筒 「クロモリだけどミズノっぽさがある」

クロムモリブデン鋼を略して“クロモリ”。リブや偏肉で打感をよくする技術が複数使われてるよう…
 「村田さんの意見に加えると、これ同じクロモリフェースでも、ちゃんと打点のフィードバックもあるアイアンですよ。どこに当たったのか分からないぼやけた感じじゃないですし、音も締まってます。やっぱり、打感にこだわるミズノが作ったクロモリフェースだけありますね…」

P編 「たしかに…。人によっては、言われるまで軟鉄鍛造だと思う人がいてもおかしくないよ。むしろ、球をつぶせない【シニア層からしたら、打感も音も軟鉄鍛造よりマイルドで気持ちいい】という人の方が多いかもしれない」

筆者 「ぐっ………。(たしかに…)」

 「そう、初速的にはしっかり弾くんですけど、クロモリフェースってなんとなく粘っこい打感を感じませんか? 多分フェースのたわみがそう感じさせるんだと思うんですけど、少しモチッとした粘りというか、ひっつき感があるというか…」
2人とも「軟鉄鍛造と遜色ない音と打感」と高評価
筆者 「あと、スピンもしっかり入ってる感じがしません? ヤマハ『RMX120』をしっかりテストした時もそうだったんですけど、クロモリフェースって、L字マレージングフェースより、しっかりスピンが入る気がしますね。『MFUSION』シャフトの影響かもしれませんけど…」

P編 「そうだね、『MFUSION』シャフトの影響はあるだろうね。このシャフト、手にとった時は軽さで頼りない印象だったんだけど、振ると全然印象が変わるね。手元側もややしっかりだし、真ん中も少し芯があるし、先端は走るけど暴れない。しっかりタメて打つ我々でも暴れず打てるし、タメがほどける人でも同じように動きが安定しているというか、合う人がかなり多いシャフトだと思ったね」

 「はい。もっと非力なスライサーのためにつかまえるように動くかと思ったら、幅広い人に合うし、球を安定させるタイプです。安定するのは、長さが他社より1インチ近く短いことも確実に影響してますね。打点が狂いづらいですし、クロモリフェースだからか、打ち出し角を足してくれます」
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