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Mr.オデッセイを直撃! なぜ『バード・オブ・プレイ』推しなのか?【後編】

“オデッセイのスパイダー”こと、『ストロークラボ ブラックシリーズ TEN』。なぜ、オデッセイがテーラーメイドの形状を真似しなきゃいけないのか。気になるこの直球質問を、来日していたMr.オデッセイこと、オースティ・ローリンソン氏に直撃!後篇は、オースティが本当に話したいことについて。

2019年11月22日

 

『バード・オブ・プレイ』の開発には2年半もかかった!

――オースティ、何やら非常に『バード・オブ・プレイ』について話したそうに見えますね?

オースティ: ええ、『バード・オブ・プレイ』には思い入れがあるんです。(笑)この形状が生まれた経緯がとてもユニークで、ある日、デザイン責任者のショーン・トゥーロンがデザイナーたち全員を集めた食事の席で、大号令をかけたんです。「諸君、今までに見たこともない、デザインを作れ!」ってね。そこからいくつも生まれたアイデアの中の一つが『バード・オブ・プレイ』の原型でした。でも、その一人のデザイナーから上がってきたあまりに奇抜なデザインは、ルール違反だったのです。(笑)

その違反になる部分を削ぎ落として適合にし、そして過去に成功した『マークスマン』の形状にもヒントを得て生まれた形状が『バード・オブ・プレイ』というわけです。形状を突き詰める作業では、『マークスマン』だけでなく、『2M』など、様々な別形状の良い部分もブレンドされています。そして、形を作り上げていくと、映画『スタートレック』に出てくる宇宙船にも見えるような形へ仕上がっていきました。その宇宙船の名が『バード・オブ・プレイ』だったんですね。(笑)

――直訳すると「猛禽類」ですが、そこから来ていたんですか!
なんとなく、宇宙船っぽい!?
オースティ: ええ。この『バード・オブ・プレイ』のような隙間のある形状だと何が起きがちかというと、金属の振動が発生して、「チーン」「キーン」との音になりがちなんです。ですから、『バード・オブ・プレイ』の開発では、後方の接合部分に樹脂製のネジを付けました。このネジも、形や樹脂の硬さ、ネジの締め方、どうトルクを付けるのか?など、様々な検討を重ねて、金属の振動を完全に抑える方法を見つけたんですね。そういった甲斐あって、この形状でありながら、音の問題をクリアしているんです。

――なるほど。すごく苦労された?

オースティ: ええ、とっても難産でした。(笑)素材を含めた開発もあったので、『バード・オブ・プレイ』の開発には足かけ2年半もかかりました…。こちらの『TEN』は1年くらいです。だからといって『TEN』の開発が苦労しなかったというわけではありません。『バード・オブ・プレイ』の方が、もっともっと苦労したということです。(笑)

ブレード系の愛用者が『TEN』に飛びつく衝撃!

今平周吾は元々マレットユーザーですが、石川遼とミケルソンはL字がエース(GettyImages)
――分かりました。『TEN』にばかり注目してもらっては困る、『バード・オブ・プレイ』も忘れるな!ってことですよね、了解です。ところで、『TEN』は日本のツアーでだいぶ使用者が増えてきました。PGAツアーの状況は分かりませんが、ツアーでの反応はどう見ていますか?

オースティ: そうそう、石川遼プロが使ってくれましたね! でも、彼は幾つかの選択肢を持っていて、その週ごとにグリーンのコンディションに合ったものを使い分ける可能性があるかもしれないです。一方フィル・ミケルソンなんかは、ショートメールで「新作が出来たよ」と連絡すると「すぐ、テストしよう!」となり、その週にフィルはプロ・アマでテストしてすぐにバッグに入ってしまうような感じです。選手によってタイプは色々ですね。

ルーク: でも、オースティ、フィル・ミケルソンにしても、石川遼プロにしても、2人ともL字で小ぶりなパターのユーザーなのにとても意外だよね? 元々こういった小さなパターを好むプロというのは、『TEN』のような大型マレットに興味を示したりするのは、最後の順番になるはずなんです。でも、そんな2人、いや上田桃子プロも含めて、小ぶりなパター愛用者がいの一番で『TEN』に飛びつく結果になったのは衝撃です。元々マレット型ユーザーのプロが『TEN』に飛びつくのは分かるのですが……。そういう意味では、今回の『TEN』のパフォーマンスに関して、我々も自信を深められる結果になりました。

オースティ: 本当にそうだよね。
上田桃子も元々ブレードユーザーだったのに、アレ!?
――我々も意外でした。本当に超繊細なフィーリングを持っている選手たちだと思うので、ハイパフォーマンス、最新テクノロジー、スーパーハイMOIを標榜した最新パターと最も縁遠い選手たちなのだと勝手に思い込んでいました。なぜ、こういった超フィーリング派の選手が『TEN』へ移行できるのだと思いますか? 今回の来日では上田桃子プロとも会話していましたよね?

オースティ: 選手によっては、テクノロジー云々というよりも、「フィーリングが合いさえすればいい」という人もいる反面、「もの凄く細かい物理的な話しだけど、何それ?」と強い興味を持って飛びついてくれるタイプもいます。実は、フィル・ミケルソンは後者のタイプで、より詳細にテクノロジーを知りたがって「自分のプレーをテクノロジーが助けてくれるのであれば、絶対に使う!」というタイプなんですね。もちろん、フィーリングを重視しつつもです。

それに、数年前まではPGAツアープロではブレード型が定番でしたが、いま、マレット型ユーザーが当たり前になりました。また、上田桃子プロがデビューした当時クラブの開発もやっていて、「ドライバーは380ccが限界かな」なんて言われていましたが、すぐに最大サイズの460ccに彼女も移行しました。『2ボール』パターも、アマチュアのためのお助けパターのつもりだったのに、意外にもツアープロから飛びつきました。というわけで、フィーリングを重視するプロであっても、何かのきっかけでプレーを助けてくれるものを常に欲しているのです。

進撃の『スパイダーX』。だから『TEN』の“違い”がカギになる

『スパイダーX』の勢い、作ってきた世界観を認める2人。だからこそ、『TEN』を作ったと…
――昨日、国内女子ツアーの会場をご覧になられて、テーラーメイドスパイダーX』の使用率の高さに驚かれたと思います。女子ツアーといえば、オデッセイの独壇場だったと思いますし、今年に入ってからの『スパイダーX』の急激な成長についてはどう見ていますか?

ルーク: そうですね、やはり世界のトッププロ(ローリー・マキロイ、DJ、ジェイソン・デイら)がこぞって『スパイダーX』をいきなり使うというのは、非常に他のプロに影響を与えるものだと思います。そこをきっかけに興味を持って試してみて、合う人もいれば合わない人もいる。で、合う人は『スパイダーX』を使う結果になったのだと思います。そのようなスパイダー形状に慣れた人が増えるからこそ、我々も『TEN』を用意する必要があったのです。

単純な形状だけでなく、『スパイダーX』とは違った特長が『TEN』にはあるからです。ストロークラボシャフトで、ストロークが安定する!心地よい打感のインサートで転がる!と違いに気づいてくれるはずですから。それは、アマチュアもプロも同じだと思います。スパイダーが一つの世界観を作っているのは認めますが、『TEN』もブレード系がエースのはずの石川遼プロや、上田桃子プロなど、影響力のあるプロがいきなり飛びつた事実は重要です。海外でも、フィル・ミケルソン、JJ・スパン、レティーフ・グーセン他数名が使い始めました。

――う〜ん、たしかに……。日本で11月というと、シーズンも大詰めで賞金トップを狙う選手にとっては、高額賞金大会が続く大事な時季なんです。そんなタイミングで『TEN』に替えるというのは非常に驚きです。今日はありがとうございました!

Text/Mikiro Nagaoka
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