英国人でも、ジャスティン・ローズのマスターズ制覇に期待してしまう理由
いよいよゴルフの祭典・マスターズが今週開幕します。年に一度のお祭りとなれば、マニアックチームは、勝者予想を議論せざるを得ません。だって、ゴルファーなので!
配信日時: 2019年4月10日 04時18分
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筒の予想は、マキロイとトーマス。でも…
筆者 「さぁ、今週はマスターズです。我らが日本人は、松山英樹、小平智、今平周吾、金谷拓実と4人の日本の若武者たちに期待ですよね? う〜ん、なんとしても松山英樹がグリーンジャケットに袖を通す歴史的なシーンが見たい!!!」
PCM編集長(以下、P編) 「そうだね。もちろん、悲願の日本人のメジャー制覇を期待したい。でも、マスターズだからね……。世界中のプロたちがグリーンジャケットを手に入れたいわけだし、みんな目の色が違うから…(期待はしたいけど、現実はすごく厳しい)」
PCM筒康博(以下、筒) 「今まで日本人が120回くらい挑んできて、最高成績は伊澤利光プロ(01年)、片山晋呉プロ(09年)の4位です。その年に一番強い日本人プロが参加してきましたが、半数近くが予選落ちの憂き目にあっていますから…。今年は久々に去年の日本の賞金王が出場しますし、期待はしたいですけど…」
筆者 「なんですか、2人とも…。それでも日本人ですか! サッカーのW杯の日本代表なら、どんなに厳しい舞台でも応援するくせに! ゴルフも同じように熱狂して応援しましょうよ!」
P編&筒 「お、おぅ………。(サッカーと個人競技のゴルフを同じに語るなよ…)」
筆者 「う〜ん、反応薄いなぁ…。じゃ、みんなそれぞれに優勝予想を挙げましょうよ。その選手とギアを絡めて優勝ギア予想っていうのはどうですか? まず、筒さんの優勝予想は?」
PCM編集長(以下、P編) 「そうだね。もちろん、悲願の日本人のメジャー制覇を期待したい。でも、マスターズだからね……。世界中のプロたちがグリーンジャケットを手に入れたいわけだし、みんな目の色が違うから…(期待はしたいけど、現実はすごく厳しい)」
PCM筒康博(以下、筒) 「今まで日本人が120回くらい挑んできて、最高成績は伊澤利光プロ(01年)、片山晋呉プロ(09年)の4位です。その年に一番強い日本人プロが参加してきましたが、半数近くが予選落ちの憂き目にあっていますから…。今年は久々に去年の日本の賞金王が出場しますし、期待はしたいですけど…」
筆者 「なんですか、2人とも…。それでも日本人ですか! サッカーのW杯の日本代表なら、どんなに厳しい舞台でも応援するくせに! ゴルフも同じように熱狂して応援しましょうよ!」
P編&筒 「お、おぅ………。(サッカーと個人競技のゴルフを同じに語るなよ…)」
筆者 「う〜ん、反応薄いなぁ…。じゃ、みんなそれぞれに優勝予想を挙げましょうよ。その選手とギアを絡めて優勝ギア予想っていうのはどうですか? まず、筒さんの優勝予想は?」
筒 「ボク個人の予想で、一番気になっているのはスイングの状態がいい、フランチェスコ・モリナリですね。あと、ベタだと言われるかもしれませんが、ローリー・マキロイとジャスティン・トーマスも鉄板だと思いますね。マキロイは当然キャリアグランドスラムを狙ってるでしょうし、マスターズは攻撃力の高い【攻めダルマ】が勝つ舞台ですから!」
筆者 「モリナリにトーマスねぇ〜。う〜ん……、しかも、マキロイはベタ過ぎますよ。それに……」
P編 「ちょっと待て、長岡。聞かれる前に言わせてもらうけど、君は人の意見を聞いてから、立場を変えるつもりだろう! まず、君自身のスタンスを明らかにしろよ、推しは誰なんだ? 今の筒さんの意見も不満そうに聞いてたところからすると、どうせ我々が海外選手を優勝候補に挙げたら、日本人を応援しない非国民とか言うつもりだろッ!」
筆者 「モリナリにトーマスねぇ〜。う〜ん……、しかも、マキロイはベタ過ぎますよ。それに……」
P編 「ちょっと待て、長岡。聞かれる前に言わせてもらうけど、君は人の意見を聞いてから、立場を変えるつもりだろう! まず、君自身のスタンスを明らかにしろよ、推しは誰なんだ? 今の筒さんの意見も不満そうに聞いてたところからすると、どうせ我々が海外選手を優勝候補に挙げたら、日本人を応援しない非国民とか言うつもりだろッ!」
筆者 「ボクの推しはジャスティン・ローズです」
筆者 「………。(グッ、バレてたか…)え、ボクですか? ボクは……、ジャスティン・ローズですね…」
筒 「え? ローズは日本人じゃないですよ?」
P編 「おいおい、汚い奴だな〜、日本人を応援しろよ、非国民め!」
筆者 「………。(チキショー、こっちが言うつもりだったのに…)あのね、ボクの予想は、日本人だからこそですよ? だって、ローズが勝つってことは、日本のクラブメーカーが勝つってことじゃないですか。今年からホンマに契約が変わってるんですから。【世界一のローズが日本刀みたい】というアイアンですよ? このクラブで勝利することを日本人として期待するボクこそが一番の愛国者でしょ! 何か反論できますか?」
P編&筒 「ぐっ………。(そう来たか…)」
筒 「え? ローズは日本人じゃないですよ?」
P編 「おいおい、汚い奴だな〜、日本人を応援しろよ、非国民め!」
筆者 「………。(チキショー、こっちが言うつもりだったのに…)あのね、ボクの予想は、日本人だからこそですよ? だって、ローズが勝つってことは、日本のクラブメーカーが勝つってことじゃないですか。今年からホンマに契約が変わってるんですから。【世界一のローズが日本刀みたい】というアイアンですよ? このクラブで勝利することを日本人として期待するボクこそが一番の愛国者でしょ! 何か反論できますか?」
P編&筒 「ぐっ………。(そう来たか…)」
筆者 「なので、今回は英国人のジャスティン・ローズが日本のホンマ製クラブで勝ち切る可能性について議論したいなと。日本人4選手の他にも、期待すべき第5の日本人期待のギアがいるってことです!」
P編 「なんという、前置きの長さだよ…。我々の優勝予想を聞くつもりなんて、最初からなかったってことじゃないか!」
筆者 「いや、ボクより面白い予想をしてくれるなら、もちろん聞きますよ?」
P編 「………。(呆れて)いいや、もう、面倒くさいからそれでいいよ。で、私のジャスティン・ローズのマスターズ制覇に対する私の意見が聞きたいって? そんなの世界ランク1位の常連なんだから、可能性が高いのは当たり前だろ! それに、ちょっと前に【最強のハーフ】論で議論したとおり、ドライバーも『TW747 460』でボール初速が上がってたろう?」
⇒和ドラか、洋ドラか、それが問題か。いや、もう1つ【ハーフ】の選択肢が…
筒 「長岡さん、ちょっとスタッツを見てみましょうよ。テーラーメイドだった去年と、ホンマに変わった今年でどう変化したのか?」
P編 「なんという、前置きの長さだよ…。我々の優勝予想を聞くつもりなんて、最初からなかったってことじゃないか!」
筆者 「いや、ボクより面白い予想をしてくれるなら、もちろん聞きますよ?」
P編 「………。(呆れて)いいや、もう、面倒くさいからそれでいいよ。で、私のジャスティン・ローズのマスターズ制覇に対する私の意見が聞きたいって? そんなの世界ランク1位の常連なんだから、可能性が高いのは当たり前だろ! それに、ちょっと前に【最強のハーフ】論で議論したとおり、ドライバーも『TW747 460』でボール初速が上がってたろう?」
⇒和ドラか、洋ドラか、それが問題か。いや、もう1つ【ハーフ】の選択肢が…
筒 「長岡さん、ちょっとスタッツを見てみましょうよ。テーラーメイドだった去年と、ホンマに変わった今年でどう変化したのか?」
筆者 「試合数が少ないですが、パットは1位です!」
筆者 「はい。試合数が今年はなぜかすごく少ないですが、去年よりパッティングの数字がかなり良くなってますね。去年9位だった平均パットが、今年は現時点で1位ですから! 3パットが撲滅していて、」
P編 「おいおい、それ、ホンマのクラブと関係ないだろ! パッティングに関しては『アクシスワン』という開閉の少ないパターに換えたからだろ? でも、このパターに日本人が期待しなきゃいけない理由はないだろ!」
筆者 「………。(うるさいなぁ…、議論にならないじゃん!)」
筒 「そうですね…。試合数がまだ少ないこともあると思いますが、パッティングは去年と比較にならない程いいですね。特にショートパットが良くなってますが、これは開閉の少ないパターの効果が大きいかもしれません…」
筆者 「ローズ本人は【オーガスタの挑戦に備えて特に取り組む一つがパッティング】だと語っていて、オーガスタの傾斜のあるグリーンを想定して本番に向けた練習をしてきたそう。今年はメジャー開催の日程が変わったことで例年と違うスケジュールになっていて、試合数が少ないのは、この舞台に向けて調整していたってことですね。5月に全米プロがあるので、毎月1つのビッグイベントが続くスケジュールが好きなだけに、それに備えてパッティングのトレーニングを繰り返してきたと…」
P編 「でも、パターは日本人と関係ないんだから、ホンマのクラブと関係ある部分を比べなきゃ意味がないだろう?」
P編 「おいおい、それ、ホンマのクラブと関係ないだろ! パッティングに関しては『アクシスワン』という開閉の少ないパターに換えたからだろ? でも、このパターに日本人が期待しなきゃいけない理由はないだろ!」
筆者 「………。(うるさいなぁ…、議論にならないじゃん!)」
筒 「そうですね…。試合数がまだ少ないこともあると思いますが、パッティングは去年と比較にならない程いいですね。特にショートパットが良くなってますが、これは開閉の少ないパターの効果が大きいかもしれません…」
筆者 「ローズ本人は【オーガスタの挑戦に備えて特に取り組む一つがパッティング】だと語っていて、オーガスタの傾斜のあるグリーンを想定して本番に向けた練習をしてきたそう。今年はメジャー開催の日程が変わったことで例年と違うスケジュールになっていて、試合数が少ないのは、この舞台に向けて調整していたってことですね。5月に全米プロがあるので、毎月1つのビッグイベントが続くスケジュールが好きなだけに、それに備えてパッティングのトレーニングを繰り返してきたと…」
P編 「でも、パターは日本人と関係ないんだから、ホンマのクラブと関係ある部分を比べなきゃ意味がないだろう?」
筒 「まぁ、そうですが、オーガスタの高速グリーン対策がまずキモになります。クロウグリップは高速グリーンに強いですし、なにより去年よりパターが一番うまくいっている可能性があるというのは、優勝予想では何よりのプラス材料ですよ。このパターにしたのも、クロウグリップも、オーガスタ攻略を一番に見越していたとしか思えません……」
筆者 「………。(そうだそうだ!もっと言ってやって!)」
筆者 「………。(そうだそうだ!もっと言ってやって!)」