フジクラ史上“最速”の加速感!? 『デイトナ スピーダー』が爆速すぎる件
ジャパンゴルフフェアにて、フジクラが盛んにPRしていた『デイトナスピーダー』。谷口拓也プロと一緒に、試打してみると、おったまげ!!!
配信日時: 2019年3月28日 22時26分
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目指したのは、最高素材の“全部乗せ”。フジクラだから出来る!?
筆者 「飯田さん、お早ようございます。今年から男子ツアー担当のレップ業務に加えて、PRや宣伝担当もするそうじゃないですか。今年のフェアの売りはこの白いシャフトですか?」
フジクラ飯田さん(以下、飯田) 「はい。『デイトナスピーダー』という力を入れた新作になります。フジクラだから出来ることを目指したシャフトで、簡単に言えば、複数社の素材メーカーをまたいで、最高素材の“全部乗せ”をしている贅沢なシャフトですね」
筆者 「なるほど。“全部乗せ”ですか……、なんか振り切ってて、ボクはそういうの大好物です!(ラーメンもカレーも全部乗せします…) でも、なぜ全部乗せする必要があるんですか? そうそう、『デイトナ』って名前の由来って、レーシングカーの『デイトナ』ですよね?」
フジクラ飯田さん(以下、飯田) 「はい。『デイトナスピーダー』という力を入れた新作になります。フジクラだから出来ることを目指したシャフトで、簡単に言えば、複数社の素材メーカーをまたいで、最高素材の“全部乗せ”をしている贅沢なシャフトですね」
筆者 「なるほど。“全部乗せ”ですか……、なんか振り切ってて、ボクはそういうの大好物です!(ラーメンもカレーも全部乗せします…) でも、なぜ全部乗せする必要があるんですか? そうそう、『デイトナ』って名前の由来って、レーシングカーの『デイトナ』ですよね?」
飯田 「そうです。今回はフジクラ史上最高に飛ぶシャフトを作るために、スピードや加速感を徹底的に追求しました。最近のクラブを取り巻く環境といえば、ドライバーヘッドの低スピン化や慣性モーメントや初速性能が上がり、ボールの低スピン化が進んでいますよね。シャフトに何が出来るか? というところで、徹底的にボールスピードを出してあげたい。そこにこだわって出来た『デイトナスピーダー』は、フジクラ史上【最高速度の加速感】だと自負しています」
筆者 「な、なるほど…。(最高速度の加速感!?)確かに、2019年モデルはテーラーメイド『M5』『M6』を代表に、キャロウェイ『EPIC FLASH』シリーズ、タイトリスト『TS3』『TS2』、ミズノ『Mizuno Pro』シリーズなどなど、フェースの反発性能が引き上がっていますしね。そのボールスピードを更に強化しに行くとは……。(貪欲だなぁ〜、高級素材全部乗せというか、ボールスピード全部乗せ!?)」
飯田 「あ、長岡さん、違います。今回の『デイトナスピーダー』は大手メーカーのカスタム対応商品ではなく、カスタムパーツ専門の工房で組み上げるお店用の“ジュエルライン”の商品です。ちょうど開発者の古川がいるので、よければ話を聞いてみてください」
筆者 「な、なるほど…。(最高速度の加速感!?)確かに、2019年モデルはテーラーメイド『M5』『M6』を代表に、キャロウェイ『EPIC FLASH』シリーズ、タイトリスト『TS3』『TS2』、ミズノ『Mizuno Pro』シリーズなどなど、フェースの反発性能が引き上がっていますしね。そのボールスピードを更に強化しに行くとは……。(貪欲だなぁ〜、高級素材全部乗せというか、ボールスピード全部乗せ!?)」
飯田 「あ、長岡さん、違います。今回の『デイトナスピーダー』は大手メーカーのカスタム対応商品ではなく、カスタムパーツ専門の工房で組み上げるお店用の“ジュエルライン”の商品です。ちょうど開発者の古川がいるので、よければ話を聞いてみてください」
古川 「地球上にある最高の素材で、コスト度外視の飛距離を」
筆者 「なんだ、工房限定の商品なのかァ〜。てっきり、大手メーカーのカスタムシャフトのラインナップにこれから入ると思っちゃったじゃないですか…」
フジクラ古川さん(以下、古川) 「開発の古川と申します。『デイトナスピーダー』に関して何か質問はありますか? 何なりと聞いてください」
筆者 「はい、あります! まず、さきほど飯田さんが【最高速度の加速感】と仰ってた部分なんですが。これ、スピーダーといえば、歴代モデルが色々とありますが、ほとんど全てがスピーダーの名の通りで、加速感が売りなわけですよね? 【最高速度の加速感】って、過去モデルで何か近いものはありますか?」
古川 「そうですね、『モトーレスピーダーVT』などが挙げられるでしょうか」
フジクラ古川さん(以下、古川) 「開発の古川と申します。『デイトナスピーダー』に関して何か質問はありますか? 何なりと聞いてください」
筆者 「はい、あります! まず、さきほど飯田さんが【最高速度の加速感】と仰ってた部分なんですが。これ、スピーダーといえば、歴代モデルが色々とありますが、ほとんど全てがスピーダーの名の通りで、加速感が売りなわけですよね? 【最高速度の加速感】って、過去モデルで何か近いものはありますか?」
古川 「そうですね、『モトーレスピーダーVT』などが挙げられるでしょうか」
筆者 「あぁ〜〜『VT』ねぇ〜、懐かしい〜。ボク、めっちゃ好きでした。すごい飛びでしたもん。全長に高弾性の80tを使用してて、ジャンボさんが当時すごく気に入っててぶっ飛ばしていたことを昨日のように覚えてます。なるほど、じゃあ中身も『VT』に近いんですか?」
古川 「開発思想が【コスト度外視で地球上にある最高の材料を使って飛距離を追求する】ですからね。『VT』よりも更に上の、この世で最も硬い『90tカーボン』を使っているだけではなく、『DIAMOND SPEEDER』で採用した『MR70』や、『PLATINUM SPEEDER』で使用した『トレカT1100G』も積層しています。
古川 「開発思想が【コスト度外視で地球上にある最高の材料を使って飛距離を追求する】ですからね。『VT』よりも更に上の、この世で最も硬い『90tカーボン』を使っているだけではなく、『DIAMOND SPEEDER』で採用した『MR70』や、『PLATINUM SPEEDER』で使用した『トレカT1100G』も積層しています。
この3つの高級素材をまとめて全長に採用したのは今回が初めてです。加えて、東レさんの『トレカM40X』という、従来と同等の弾性率を持ちながら、強度が約30%増した新素材で先端補強したことで、最高の飛距離性能、弾き感、打感が手に入りました。
本来クセの強い素材ばかりでケンカしがちなのですが、金属繊維のボロンを使って個性の強い素材をまとめました。最高の飛距離性能がありながら、振り心地、安定感があるのはボロンの影響が大きいです。高品質素材同士をコンポジットする技術と、メーカーの縛りなく最高の素材を使えるのは当社だけの強みだと思っています」
本来クセの強い素材ばかりでケンカしがちなのですが、金属繊維のボロンを使って個性の強い素材をまとめました。最高の飛距離性能がありながら、振り心地、安定感があるのはボロンの影響が大きいです。高品質素材同士をコンポジットする技術と、メーカーの縛りなく最高の素材を使えるのは当社だけの強みだと思っています」
筆者 「最速の加速感だと、つかまるイメージですけど?」
筆者 「なるほど。でも、最高の素材で最速の加速感を実現したのは良いことだと思うのですが、ボクは天の邪鬼なので【加速感が高いということは、つかまりまくる】って、過去の苦い経験がアラートを発してます……」
古川 「………。(めんどくさいし、無理やりなツッコミだなぁ……)確かに、つかまりはいいと思います。ただし、今回の『デイトナスピーダー』はトルクを絞っていますし、シャフト剛性も高いので、単に走ってつかまるものじゃないです。鋭く切り返しても振り遅れることなく、インパクトゾーンで鋭く加速してボールスピードを上げると表現すればいいでしょうか…。とにかく、打ってみると分かると思います」
筆者 「わかりました。では、このあと谷口拓也プロと試してみますね!」
古川 「………。(めんどくさいし、無理やりなツッコミだなぁ……)確かに、つかまりはいいと思います。ただし、今回の『デイトナスピーダー』はトルクを絞っていますし、シャフト剛性も高いので、単に走ってつかまるものじゃないです。鋭く切り返しても振り遅れることなく、インパクトゾーンで鋭く加速してボールスピードを上げると表現すればいいでしょうか…。とにかく、打ってみると分かると思います」
筆者 「わかりました。では、このあと谷口拓也プロと試してみますね!」