上達志向のゴルファーにもマッチする、新『JGR』ボールのスコアメイク性能
“飛びマッスル”という印象的なコピーで登場した、ブリヂストンの新しい『TOUR B JGR』ボール。飛距離を追求したボールでありながら、意外にもスコアメイクに貢献しそうな機能がつまっているという。その3つの特徴に着目してみた。(text by Kazuhiro Koyama)
配信日時: 2021年3月31日 09時30分
“ボールはB党”の筆者が『JGR』ボールを使ってみた!
“ボールはB党”をあちこちで公言している筆者だが、ラウンドで使っているのはツアー系ボールの『TOUR B X』だ。中上級者であれば、ウレタンカバーのツアー系ボールを使うというのが、多くのゴルファーの常識だろうと思う。上達志向のゴルファーであれば、ややしっかりめの『X』かやや軟らかめの『XS』のどちらかを使っているだろう。
筆者もそうしたタイプのゴルファーだったのだが、試しに『JGR』ボールを使ってみたところ、非常に好感触だった。特に良かった点を3つ紹介してみよう。
ディスタンス系でありながら、無視できないスピン性能
これは『JGR』で採用されているアイオノマーカバーが、かつてツアーを席巻したスピンタイプのツーピースボール『レイグランデ WF432』のような軟らかいカバーであることが理由らしい。もちろん、ウレタンカバーほどではないのだが、90年代に多くのツアープロが愛用した、元祖“飛んで止まる”ボールのエッセンスを受け継いでいるのだ。
グリーン周りのスピン性能は、ほぼ表面のカバーで決まってしまうものだ。軟らかく厚みのあるカバーほど、スピンはかかりやすいのだが、それではフルショット時の反発性能が犠牲になるおそれがある。実際のところ、新しい『JGR』は前作よりも少しカバーの反発を高めて、初速を向上させているのだという。にもかかわらず、適度に止まってくれるスピン性能に感心した。
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風に負けずに推進力が落ちにくい