松山英樹とビック3の差はギア? 最新ドライバーの飛距離は伸びているか!?
text by kazuhiro koyama
配信日時: 2016年6月3日 10時20分
最新ドライバーの飛距離は伸びているのか?
NEWモデルの飛び、その実力とは?
2016年のNEWモデルも大方出揃ってきた感がある。新しく買ったクラブを手にラウンドを楽しみにしているゴルファーも多いだろう。
ゴルフクラブは毎年発売され、ドライバーなどはこれでもかと飛距離アップの効果をうたう。中には、少しアピール過剰じゃないかと思うものもなくはない。「新製品が出るたびに10ヤード伸びてたら、今ごろ400ヤード飛んでるよ」などと揶揄するゴルファーも少なくないが、その心情はよく分かる。
しかし、ギアライターとして様々なクラブを試した感想をいえば、ここ数年に限っても、ゴルフクラブは明らかに進化し、飛距離はアップしていると思う。私は、試打テストする時、ボールや計測器、もちろん温度なども含め、同一条件で行なうようにしている。それは、クラブ以外の要素で弾道の違いが出るのを防ぐためだが、同じヘッドスピードで同じように打っていても、以前のものに比べて、ドライバーは、明らかに高弾道、低スピン化がすすみ、飛距離の伸びを実感している。
とはいえ、それだけ厳密にテストすると、前モデルと比べて10ヤード伸びるケースは、まず起きない。巷のゴルファーで、クラブを変えたら、10ヤード伸びた、20ヤード伸びたという話はよくあるが、それはクラブの性能だけでなく、スイングとクラブの機能がハマって、より効率のよい弾道になったためだろう。
それまで使っていたクラブが、非効率で飛距離をロスしていたとして、それをクラブを変えることによって、より効率的な弾道になれば、大きな飛距離アップにつながる。
プロのレベルでも、それが起きることはあって、例えば、2012年に発売されたテーラーメイドのフェアウェイウッド「ロケットボールズ」は、プロが打って前作から約17ヤード伸びたということで大ヒットとなった。低スピン性能の高い「ロケットボールズ」がバックスピン量を減らして、プロのポテンシャルをより引き出したのだ。古くは、1999年に発売されたミズノ「300S」ドライバーなど、同様のケースで多くのプロの飛距離が伸びたことがある。
PGAツアープロの平均飛距離はこの30年で40ヤード近く伸びている。もちろん道具の力だけではないけれども、長いスパンで見れば、飛距離は確実に伸びているし、飛ばしたいなら、道具の恩恵を受けた方が良いだろう。
ゴルフクラブは毎年発売され、ドライバーなどはこれでもかと飛距離アップの効果をうたう。中には、少しアピール過剰じゃないかと思うものもなくはない。「新製品が出るたびに10ヤード伸びてたら、今ごろ400ヤード飛んでるよ」などと揶揄するゴルファーも少なくないが、その心情はよく分かる。
しかし、ギアライターとして様々なクラブを試した感想をいえば、ここ数年に限っても、ゴルフクラブは明らかに進化し、飛距離はアップしていると思う。私は、試打テストする時、ボールや計測器、もちろん温度なども含め、同一条件で行なうようにしている。それは、クラブ以外の要素で弾道の違いが出るのを防ぐためだが、同じヘッドスピードで同じように打っていても、以前のものに比べて、ドライバーは、明らかに高弾道、低スピン化がすすみ、飛距離の伸びを実感している。
とはいえ、それだけ厳密にテストすると、前モデルと比べて10ヤード伸びるケースは、まず起きない。巷のゴルファーで、クラブを変えたら、10ヤード伸びた、20ヤード伸びたという話はよくあるが、それはクラブの性能だけでなく、スイングとクラブの機能がハマって、より効率のよい弾道になったためだろう。
それまで使っていたクラブが、非効率で飛距離をロスしていたとして、それをクラブを変えることによって、より効率的な弾道になれば、大きな飛距離アップにつながる。
プロのレベルでも、それが起きることはあって、例えば、2012年に発売されたテーラーメイドのフェアウェイウッド「ロケットボールズ」は、プロが打って前作から約17ヤード伸びたということで大ヒットとなった。低スピン性能の高い「ロケットボールズ」がバックスピン量を減らして、プロのポテンシャルをより引き出したのだ。古くは、1999年に発売されたミズノ「300S」ドライバーなど、同様のケースで多くのプロの飛距離が伸びたことがある。
PGAツアープロの平均飛距離はこの30年で40ヤード近く伸びている。もちろん道具の力だけではないけれども、長いスパンで見れば、飛距離は確実に伸びているし、飛ばしたいなら、道具の恩恵を受けた方が良いだろう。
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