<バンテリン東海クラシック 最終日◇29日◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7300ヤード・パー71>
国内男子ツアーの愛知決戦の最終日は、幡地隆寛が7バーディ・1ボギーの「65」で回り優勝。ツアー通算2勝目を手にし、1打差の2位には金谷拓実、2打差の3位タイには、細野勇策、坂本雄介が続いた。
後続を振り払う「会心の1打」が、三好名物の16番パー3だった。7番アイアンの一打は持ち球のフェード、約184ヤードがカップから数十センチに。以前は苦手なホールで「勢いで乗り切るというプラン」だったが、今年は明確に狙える確信があった。
「今まであまり左(の崖下)に落としたことがなくて、意外と狙いが一点に絞られているので、逆に決め打ちができる。左からの風も多いので、僕はフェードヒッターなので、その風に乗せれば左に落とすことはない。そこでしっかり左に向かっていければ、風に乗せられる。意外とピンを狙えていた」(幡地)
5月に「関西オープン」を制した時から4I~PWの『620MB』アイアンは不変だが、ウッド類は最新モデル『GT』に移行済み。フジクラのツアー担当者によれば、「24ベンタスブラックをテストしてもらっているのですが、現状『ベンタスブラック7X』で調子が良いため、変更は見送りですね(笑)」とのこと。
本戦と同じ『GT4』ドライバー(10度)で参加した今大会のドラコンで5位(335.3yd)に終わり「引退ですかね、ドラコン(笑)」と頭をかいたが、「いま男子も飛ぶ選手が増えてきて全体的にレベルが上がっている。30(歳)を超えましたけど、もっと頑張らないと。まだまだ飛距離を伸ばすために頑張らないと」と発奮していた。
【幡地隆寛のクラブセッティング】
1W:タイトリストGT4(10°ベンタスブラック7X)
3W:タイトリストGT3(16.5°ベンタスブラック7X)
2U:タイトリストU505(ベンタス BK HB 10TX)
4I~PW:タイトリスト620MB(DG EXツアーイシュー)
A,SW:ボーケイSM10(52.12F,56.10S 〃 )
LW:ボーケイWedgeWorks(60.06K@61 〃 )
PT:スコッティ・キャメロン Phantom X T11ツアープロトタイプ
BALL:タイトリスト Pro V1xレフトダッシュ