レッスン開始前は、左右どちらもミスが出ていた宮川さん。ショットが安定しないのは「アドレス時のポジションとスイング中に上体が不安定であることが原因」（専属トレーナー・星野彰彦氏）と指摘。そこで、アドレスで正しい前傾ポジションを意識するとともに、スイング中は頭から背中を中心とした回転軸としたローテーションを覚えることで、クラブの軌道が安定し、ミスが大幅に激減した。

これに対し宮川さんは「クラブがスムーズに振れるようになったので、ダウンスイングでリキまなくなり、結果いい球が出る確率が高まったと思います」と語った。

2か月コースのレッスン終了時には、ティショットの方向が安定しただけでなく、飛距離が約18ヤード※も伸びる結果となった。

宮川さんは我流で30年近くゴルフを続けてきたこともあって、カラダとクラブの正しい動きを覚えてもらうのに最初は戸惑いがあったようです。しかし、カラダが正しく動けば腕の力を抜いてもしっかり飛ばせるということを理解してもらえると、スイングの再現性が高まり、ショットが安定しました。かなり理想的なフォームになったと思います。

スイング中のカラダの動きをゴルファーは見ることができません。そこで動画チェックを繰り返すことで、宮川さんが現在どのように動いているのかを常に把握してもらい、スイング中のムダな動きを徹底的に改善しました。こうすることで、多くの練習量を積むのではなく、短期間で効率良く理想的なスイングに近づけることができたと思います。

専任トレーナー・星野彰彦氏
ライザップ教育開発部 ゴルフアカデミーユニット

ゴルフクラブとフィジカルの両方の動きを総合的に
検証するライザップゴルフ独自のレッスンを提案。

宮川さんを2か月間指導した専属トレーナーの星野氏。宮川さんは「信頼できるレッスンで、終始安心できた」と語った

テークバック時に右腰が引けてしまう右スウェーのままクラブを上げていたが(BEFORE)、スイング改善後は下半身が正しいポジションのまま肩を大きく回転できるようになり、より深いバックスイングが可能になった(AFTER)。宮川さんは「現在(AFTER)の方がカラダがスムーズに回転できるのに、バックスイングが大きくなったのは驚き。カラダにタメができたこともあって、インパクトゾーンでヘッドが加速する感覚が分かりました」とレッスン前後の違いを述べた。

ダウンスイングで右腕に力を入れ、腕を使ってクラブを意識的に振り下ろしていたが(BEFORE)、レッスン修了時には腕に力がほとんど入っておらず、上体がクラブの動きと反対方向に引っ張られる形のままクラブをリリースできるようになった。これによって、フェースの向きが安定し、より分厚いあたりになった。