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【コカ・コーラ東海クラシック】
- 期間:2009年10月01日-10月04日
- 場所:三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)
ゴルフ史に残る名勝負!遼、神がかりショット連発で劇的V
<コカ・コーラ東海クラシック 最終日>◇4日◇三好カントリー倶楽部 西コース(7,310ヤード・パー72)
ゴルフ史に刻まれる名勝負が生まれた。愛知県にある三好カントリー倶楽部で開催された、国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」。首位からスタートした石川遼が息が詰まるような白熱の展開を制し自身がホストを務める大会で圧巻の今季4勝目を挙げた。
【関連リンク】「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る
このドラマの出演者は最終組の3人、石川遼、池田勇太、梶川剛奨。首位スタートの石川は出だしからエンジン全開。1番でいきなりチップインバーディを奪う離れ業をみせ最高のスタートを切ると、続く2番パー5もバーディ。同組の2人が足踏みをする間にどんどん差を広げていく。しかし池田、梶川も食い下がり前半を終えた時点で差は2ストローク。そして、最高のエンディングへ向けバックナインでドラマが一気に加速する。
ハーフターン直後の10番。「9番で曲げていたし予感はあった」石川はティショットを右に曲げOB。このホールダブルボギーを叩き、たった1ホールで前半の貯金を吐き出し2人に並ばれてしまう。直後の11番でバーディを奪い首位の座を取り戻したが、14番で入れにいったパーパットを外すと、返しのパットも外してしまいまさかの2つ目のダブルボギー。しかし、応援に訪れた大ギャラリーに落胆の雰囲気が流れる中、「優勝がなくなったとは全く思わなかった」石川だけが自分の勝利を誰よりも信じていた。
続く15番ロングではダブルボギーのショックを引きずるどころか、約340ヤードをかっ飛ばす会心のドライバーショット。フェアウェイベストポジションからのセカンドはピンに向かって一直線に放物線を描くと手前1メートルにピタリ。ダボを帳消しにする圧巻のイーグルで13アンダーに復帰してみせる。難関の16番でボギーを叩き再び一歩後退するも、本当の見せ場は上がり2ホール。17番でセカンドをピン奥50センチにつけるスーパーショットでバーディ。同じくチャンスにつけた梶川は短いバーディパットを外し、なんと13アンダーで最終組3人が並んで最終ホールに突入した。
石川の最終ホールティショットは右のラフ。池田は大きく左に曲げ林の中に打ち込み事実上優勝争いからここで脱落。勝負は梶川との一騎打ちとなった。フェアウェイからセカンドを打った梶川はグリーンを先にとらえる。そして、石川の残り約188ヤードのセカンドショット。フライヤーとアゲインストを計算して7番アイアンで放たれたボールはグリーン中央方向へ真っ直ぐ打ち出されると「ギャラリーの気持ちがあそこに運んでくれた」右サイドに切ってあったカップへ向かいフェードしてピン30センチに着地。18番グリーンに轟音のような歓声がこだました。梶川の最後のバーディパットは強気で打つも入らずパー。この出来すぎたドラマに幕を下ろすバーディパットを決めた瞬間、主役の18歳は力強く何度もガッツポーズを作った。
「紙一重の戦いだった」まるでシナリオがあったかのような最終日をそう表現した石川。「15番のイーグル、17番、18番のバーディが目立つかもしれないけど、71ホールで積み上げてきた1打が最後につながった」今シーズンの戦いの中で18歳が痛感した“1打の重み”それだけを胸に無我夢中で戦い続けた結果がこの劇的な4勝目となって結実した。今季の獲得賞金は早くも1億円を突破。9試合を残した時点で昨年1年の自身獲得賞金をも超えてしまった。
最後に、“4勝目と1億円突破で自分にご褒美は?” と聞かれると「17番と18番のバーディでもういっぱいです」と笑顔でコメント。このどこまでもゴルフだけを愛する真っ直ぐな姿勢がゴルフの神様を振り向かせる。
【最終結果】
優勝:石川遼(-14)
2位:梶川剛奨(-13)
3位T:片山晋呉(-11)
3位T:池田勇太(-11)
5位:今野康晴(-10)
6位T:松村道央(-9)
6位T:宮本勝昌(-9)
8位:小田孔明(-8)
9位T:丸山大輔(-7)
9位T:デービッド・スメイル(-7)
9位T:上平栄道(-7)
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