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【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】層の厚さ実現のためにも興行としてのツアーの成功が必須
【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】層の厚さ実現のためにも興行としてのツアーの成功が必須
所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net
配信日時: 2018年6月6日 06時00分
ゴルフの奥深さ。先週末の日本の男女両ツアーは、それをしみじみ感じさせる結果となった。
女子の「ヨネックスレディス」は、満身創痍ながら大山志保が41歳で2年ぶりの復活優勝を飾った。男子の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」は、アジアンツアーでじっくりと経験を積んだ36歳の市原弘大の初優勝だった。大山の涙からは、何度も何度も選手生命すら危ぶまれるような故障を乗り越え、日米で戦い続けた日々が垣間見られた。ビッグタイトルにも最後までいつものスマイルのままの市原は、優勝インタビューで涙がこぼれそうになっても笑顔でいたのが印象的だった。
【関連写真】明日開幕のサントリーレディスから前日フォトが生配信中!
その後のSNSは本当にすごかった。ファンはもちろん、関係者の書き込みも、心のこもったものばかり。「もらい泣きした」、「本当にいい人」、「努力は報われる」…。上っ面の祝福ではなく、2人の優勝を心から喜ぶ人々の声があふれていた。もちろん、2人の人柄もあるだろう。だが、大山や市原と関係の深い人だけでなく、そうでないファンまでそれぞれが、自分の距離感で彼らを感じ、応援してきたことがよくわかる。彼らが、ゴルフを本当に愛し、自分と向き合ってきたことがそれだけ伝わっている、と言い換えてもいいだろう。
選手の層の厚さが、試合を面白くし、感動を呼ぶ。これこそゴルフの面白さだ。生涯スポーツとして老若男女が一緒に楽しめるだけでなく、トッププロの世界でも、戦い方次第では長い期間、活躍を続けることができる。瞬発力や筋力だけでなく、経験によって磨かれた小技や戦略、そして精神力が結果に反映されるのがゴルフだからだ。
ジュニアを含めた若年層にゴルフを広めることは、ゴルフというスポーツを将来につなげることを考えると非常に大切だ。男女両ツアーを含めた日本のゴルフ界は、ここ20年余りその方向に力を注いできた。アマチュアがプロの試合に出場し、プロツアーはジュニア出身プロだらけになり、競技ゴルフをするジュニアは確実に増加した(競技ではなくゴルフを楽しむジュニア層ついてはまた、別の話なので今回はおいておく)。しかし、その一方で、特に女子ツアーでは、ベテランプロの存在感はグンと薄れたといっていいだろう。
女子の「ヨネックスレディス」は、満身創痍ながら大山志保が41歳で2年ぶりの復活優勝を飾った。男子の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」は、アジアンツアーでじっくりと経験を積んだ36歳の市原弘大の初優勝だった。大山の涙からは、何度も何度も選手生命すら危ぶまれるような故障を乗り越え、日米で戦い続けた日々が垣間見られた。ビッグタイトルにも最後までいつものスマイルのままの市原は、優勝インタビューで涙がこぼれそうになっても笑顔でいたのが印象的だった。
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その後のSNSは本当にすごかった。ファンはもちろん、関係者の書き込みも、心のこもったものばかり。「もらい泣きした」、「本当にいい人」、「努力は報われる」…。上っ面の祝福ではなく、2人の優勝を心から喜ぶ人々の声があふれていた。もちろん、2人の人柄もあるだろう。だが、大山や市原と関係の深い人だけでなく、そうでないファンまでそれぞれが、自分の距離感で彼らを感じ、応援してきたことがよくわかる。彼らが、ゴルフを本当に愛し、自分と向き合ってきたことがそれだけ伝わっている、と言い換えてもいいだろう。
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ジュニアを含めた若年層にゴルフを広めることは、ゴルフというスポーツを将来につなげることを考えると非常に大切だ。男女両ツアーを含めた日本のゴルフ界は、ここ20年余りその方向に力を注いできた。アマチュアがプロの試合に出場し、プロツアーはジュニア出身プロだらけになり、競技ゴルフをするジュニアは確実に増加した(競技ではなくゴルフを楽しむジュニア層ついてはまた、別の話なので今回はおいておく)。しかし、その一方で、特に女子ツアーでは、ベテランプロの存在感はグンと薄れたといっていいだろう。